2024年12月26日 (木)

【第867回】「フランス 姉妹校ホームステイを終えて」谷内田 京子 (国語)

 遊学館高校はフランスナンシーにあるノートルダム・サン・シジスベール高校と姉妹校です。
 11月中旬に本校の2年生4人、1年生4人が姉妹校の学生宅に7泊ホームステイしました。
 初日はパリのホテルに1泊し、市内観光とセーヌ川クルーズ。2日目はヴェルサイユ宮殿を訪れ、その美しさに感動しました。その後、パリ東駅からTGVに乗りナンシーへ。3日目からは、姉妹校の学生と交流、ナンシー市内観光、伝統工芸体験、ストラスブール観光など充実した日々を過ごしました。最終日は再会を約束し、涙交じりの笑顔でお別れをしました。

  

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参加生徒の感想

・私はフランスに行って姉妹校の学生との交流を楽しみました。一緒にバスケをしたり、教室で交流をしたりしました。英語や、少しだけ話すことができるフランス語に加え、ジェスチャーやノリで楽しむことができました。機会があればまたフランスを訪れたいです。
・フランスホームステイを通して、多くの経験をすることができました。帰国後もSNSで交流できていることがうれしいです。来年は姉妹校の学生がこちらでホームステイすることになっています。とても楽しみです。
・帰りの飛行機が雪で大幅に遅れ予定通り帰国できないなど、ハプニングもありましたが、初めての海外でたくさんの方々と交流ができて良い経験になりました。
・今回のホームステイで私が印象に残っているのは、学生との交流です。お互いの言語を理解することは難しかったけれど、分からないなりに単語を並べてみると、フランスの学生は理解しようとしてくれました。フランス人の人柄の良さが伝わり楽しむことができました。
・初めてのフランスで、色々なことが分からなくて不安でいっぱいでした。しかし、ホームステイ先の家族がみんな温かくて優しくて、とても親切に接してくれて嬉しかったです。日本とは文化が全く違っていて、新しい発見もできたので、本当に行ってよかったです。

2024年12月19日 (木)

【第866回】「FUTURE VOTER」M. M. (英語)

今年の秋、国内外で話題になったのは「選挙」でした。
10月末には衆議院議員総選挙、11月にはアメリカ大統領選挙など、ニュースで取り上げられているのを目にした人も多いでしょう。
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたこともあり、今回初めて投票に行ったという3年生が何人もいました。

また、こんなニュースも。
アメリカでは、親に連れられて選挙会場に行った子どもはステッカーがもらえます。
シールが好きな子どもたちは喜んでそのステッカーを胸に貼って公園を走り回っています。
ステッカーには “FUTRE VOTER(未来の有権者)”と書かれています。
幼いころから、子どもたちに選挙への関心を育てようとする考えです。
(ちなみに、有権者には投票後に “I VOTED(投票しました)”のステッカーがもらえる地域もあります)

本校では、12月に2,3年生を対象に「模擬選挙」を実施します。体育館を投票所として実際に投票し、開票まで行います。選挙管理委員も生徒が担当します。
高校生たちには、この模擬選挙を体験して、FUTURE VOTERとしての意識と社会や政治への関心をぜひ高めてもらいたいです。



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2024年12月12日 (木)

【第865回】「生徒の皆さんへ」M. Y. (保健体育)

 早いもので今年も師走を向かえました。
 私が指導する部活動の、目標とする駅伝大会まであと僅かとなりました。今年は17回目の挑戦になりますが、主役である生徒たちにとって少しでも納得のいくたすきリレーができればと、最後の調整に励んでいます。
 また、卒業生たちからも、お正月に関東地方で行われる駅伝大会に出場できそうだ、という連絡をもらいました。大変うれしく思い、今年は沿道まででかけて、応援しようかと思いを巡らせています。そして、全国大会にむけて、日々遅くまで取り組んでいる本校のバトントワーリング部や吹奏楽部の皆さんも含め、青春をかけて一生懸命取り組めるものがあることは素晴らしいな、頑張ってほしいなと感じる毎日です。

 さて、先日生徒指導の会議に参加してきました。その中では、スマートフォンを操作しながら自転車を運転した高校生が大きな交通事故を起こしてしまったといった報告や、逆にわき見運転をしていた自動車にぶつかられて大きな怪我を負ったといったニュース、さらに高額報酬につられて未確定な情報に踊らされた結果人生設計がくるってしまうといった事例が紹介されました。
 生徒の皆さん、年末年始で外出する機会も増え、さらに沢山の交流が予想される季節です。自分の取ろうとしている行動には、どのような影響があり、その結果どうなるのかをよく考えて行動するよう、心掛けてほしいと強く思いました。

 元旦に発生した自然災害の迅速な復旧復興が望まれる中、後僅かで向かえる新年が生徒の皆さんはもちろん世界中の人々にとってよい年となることを祈りつつ、ブログをまとめたいと思います。

2024年12月 5日 (木)

【第864回】「あっという間に12月」本 茂通 (地歴・公民、福祉)

気温も低くなり始めたこの時期、
夕方、久しぶりに校舎の屋上に出てみました。
夏の時期とは違う心地よさと、
ちょっと寂しくも感じるこの季節もいいですね。

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2024年11月28日 (木)

【第863回】「11回目の挑戦、失敗してきたから超えた壁」向江 大輔 (地歴・公民)

 2024年11月25日、第55回明治神宮野球大会(大学生の部)において、創価大学硬式野球部が全国大会初の準優勝を果たした。
 現在、遊学館高校野球部を卒業した選手も在籍する、私の出身大学である。

 過去、私も創価大学硬式野球部に所属し中身の濃い大学4年間を過ごさせていただいた。私が在籍していた頃も含めチームの最高成績は全国ベスト4。そして、昨年まで全国大会ベスト4の壁は破れず、過去10度その壁を超えることができなかった。

 しかし、今回後輩たちが、そして恩師がその『壁』を打ち破ってくれた。

 自然に同期の仲間とのやり取りも弾み、決勝戦には応援に行く同期の仲間もいた。
決勝戦では、強豪青山学院大学に3-7と敗れはしたが、全国大会で初の準優勝を成し遂げてくれた。

 大学生選手たちは悔しい気持ちもあると思うが、OBとしてはかなり【勇気】をもらった。
春のリーグ戦ではリーグ4位という屈辱も味わい、今まで多くの失敗や悔しさを経験し、その失敗を課題に変換し【本気】で日々、向き合い続けた成果だと想像する。

 若いうちの失敗は財産だと思う。また、ダメだった時の厳しい現実を突きつけられる前に、自分自身と向き合わず、本気の努力をせず、もっとやっていれば自分はきっとできたんだ、という位置にずっと居座り続けるのではなく一歩前に進む【勇気】が必要ではないか。

【本気で取り組む勇気】【失敗を恐れず挑戦する勇気】を後輩たちが教えてくれた。

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