2024年10月17日 (木)

【第857回】「We are Yugakkan English Club」マーク ヒーギス (英語)

In Japan, club activities are an important part of many students’ daily lives. Club activities are a great way to practice something you enjoy doing, fostering friendships with other classmates and making many memories of your life in high school. When I came to Yugakkan, I was so happy to hear there was an English club. Together with Mr. Watanabe, I have been very lucky and privileged to spend many years participating with students who enjoy English. At Yugakkan, we do many activities in English club: We play many games where we can use English. We have exciting English conversations. We have study sessions before the tests. We watch English movies. We study for all levels of Eiken and we sometimes have a Christmas or Halloween party. Some club members have even passed eiken level two.
At this time, many third-year students are preparing for life after high school; whether it be university, junior college, trade school or searching for employment, everyone is busy. It is a bittersweet moment when our members retire from the club to move on to their next stage in life. However, we are always happy to know that they will do their best for their future.
At Yugakkan, there are many clubs to join. If you haven’t joined a club yet and want to practice English, regardless of your ability, if you want to make friends with other classmates, if you want to learn from friendly seniors, if you want to try Eiken, or if you want to make happy memories of your school life, you will always be welcome to come by. Let’s enjoy Yugakkan English club together!!

日本では、部活動は多くの学生の日常生活において重要な部分です。
部活動は、自分の好きなことを練習する素晴らしい方法であり、クラスメートとの友情を育み、高校生活の多くの思い出を作ることができます。
遊学館に来たとき、英語クラブがあると聞いてとても嬉しかったです。渡辺先生と一緒に、英語を楽しむ学生たちと参加できたことは、とても幸運で特権だと思っています。
遊学館では、英語クラブで多くの活動を行っています。
英語を使えるゲームをたくさんプレイし、楽しく英会話を学び、テスト前には勉強会を開いています。
また、英語の映画を観たり、すべてのレベルの英検の勉強をしたり、時にはクリスマスやハロウィンのパーティーも開催します。
中には英検2級に合格した部員もいます。

この時期、多くの3年生が高校卒業後の生活に向けて準備をしています。
大学、短大、専門学校、または就職活動など、それぞれ忙しい日々を送っています。
部員が次のステージへ進むために退部するのは、少し切ない瞬間ですが、彼らが未来のために頑張っていることを知ると、いつも嬉しく思います。

遊学館には参加できるクラブがたくさんあります。
まだクラブに入っていなくて、英語を練習したい方、クラスメートと友達になりたい方、優しい先輩から学びたい方、英検に挑戦したい方、学校生活の楽しい思い出を作りたい方は、いつでもお越しを歓迎します。
Let’s enjoy Yugakkan English club together!!

2024年10月10日 (木)

【第856回】「進路について考える」干場 光将 (保健体育)

今年度、初めて3年生の担任となり、生徒の進路について考えることが多くなりました。私自身の進路を振り返ってみると、

・小学生-陸上競技を始める
・中学生-競技力が上がり、遊学館高校に推薦で入学
・高校生-駅伝の石川県高校記録を更新し、推薦で関東の大学へ入学
・大学生-競技を引退し、石川県の企業に就職
・就職後-小学校の教員を経験し、遊学館高校で教員をする、という経歴です。

12年間、陸上競技に関わってきたので、どの時期を振り返ってみても、この陸上競技という得意分野を活かし、進学や就職を決めていました。そこから改めて継続することの大切さに気づくことができました。
3年生の担任になり、志望理由や高校3年間で頑張ったことを書かせてみると、なかなかイメージが浮かばず、書けない生徒が多いように感じます。「なんとなく進学を決めた」「継続することが苦手」「自分の長所が分からない」など、自分は何がしたいのか、自分はどんな人なのか説明できない生徒がほとんどです。
しかし、私自身も陸上競技という「人より少し得意なもの」があり、周りの人たちと競い合えたおかげで進学できたので、私自身に陸上競技がなくなると生徒と同じような考えになっていたと思います。今、目標や夢がない生徒は、この3年間という期間を使い、自分の歩んできた18年間を振り返えることで、自分の良さや頑張ってきたことに気づくかもしれません。これから進路を控えている1、2年生は「人より少し得意なこと」を見つけることで、進路の幅が広がるかもしれません。高校生活を楽しみながら、自分の良さを見つける期間にしてみてはどうでしょうか。

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 高校時代の写真

2024年10月 3日 (木)

【第855回】「秋の食養生」藤川 洋子 (英語)

10月に入り、ようやく秋の風を感じるようになりましたね。
秋の養生は、冬に向けて体調を整え、免疫力を高めるために大切です。

・旬の食材と大豆製品を積極的に取り入れる
10月は空気が乾燥しやすく、咳などの呼吸器系のトラブルや肌の乾燥が起こりやすくなります。
例えば、豆腐や里芋、柿、しめじなどの潤い効果を持つ食材は、呼吸器系の不調を和らげます。
豆腐は気持ちを安定させるトリプトファンが豊富です。
また、しめじもイライラを抑えるGABAを多く含むので、季節の変わり目で自律神経が不安定になるこの時期にぜひ食べてほしい食材です。

・まめに水分補給をする
空気が乾燥しているこの時期は、積極的に水分を摂ることも重要です。
さらに、緑黄色野菜やきのこを意識的に取り入れることで、より体の潤いを保ち、肌の乾燥を防げます。


・甘いものを摂りすぎないようにする
最後に、高校生の皆さんの中でおそらく好きな人も多い菓子パンなどの甘い食べ物は、砂糖が多く含まれていて胃腸を弱めたり、頭痛を起こしたりする原因になることがあります。
腸の不調はメンタルにとても大きく影響するので、ご飯代わりに甘いものだけで済ますことは控えましょう。

季節に合わせた食材を心がけ、体調を整えることが穏やかに秋を過ごすための鍵です。
これらのポイントを意識しながら、心身ともに健康的に秋を楽しんでください!

2024年9月26日 (木)

【第854回】「ing 伝統継承」福田 圭一 (保健体育)

 暑さが和らいで来ましたが、寒暖差が激しいので体調には十分に注意して過ごしていきましょう。

 少し前になりますが、学園長加藤晃先生がお亡くなりになり、お別れの会が7月29日に行われました。午後からだったのですが、私は係りがあり午前中から会場であるホテルへ行き準備をしました。会には多くの方々の参列があり、今は遊学館を離れてお仕事をされている方や同僚だった先輩の先生方、卒業生、そして晃先生と係わった多くの方がこられました。先生の経歴や功績を振り返りながら、私も金城学園の職員として約半分の時間を過ごさせていただいた者として、『学園の為に何が出来るのか、微力ながらにも先生方、生徒たちと協力し研鑽をつみ成長したい』と考える一日となりました。

『教育とはしている事である』晃先生ありがとうございました。

2024年9月19日 (木)

【第853回】「私立中学校の入試問題を解いてみた」深代 真一 (数学)

 今年の8月、特別進学コースの成績上位者と京都特別合宿を実施した。宿舎の近くに中学受験塾がたくさんあることに気づいた。そして、書店の入試対策コーナーに行くと、壁一面私立中学校の過去問題集が置いてあった。石川県では見られない光景だった。
 首都圏の小学校6年生のうち約5人に1人が中学受験をするというデータがあるように、小学生から塾に通い受験に備えることが珍しいことではない。昨今の大学入試改革、私立大学の定員厳格化によって難関大学への進学が年々難しくなっており、エスカレーター式に大学進学できそうな大学付属中学校の倍率が上がっているという話も納得できる。
 私は、私立中学校の本当の魅力は探究学習や高大接続にあると考えている。中高6年間の先取り学習により生まれた時間的余裕を活用して、大学レベルの探究活動を行っている学校がたくさんある。先日金沢大学を会場に実施された探究活動の発表会では、国際交流事業や化学実験など大学生がしているような活動がたくさんあり、とても衝撃を受けたことを今でも覚えている。特に、数学分野の発表は大学レベルといってもいいくらいレベルの高いものであり、大学の授業を聞いているような感覚になった。
 さて、石川県の状況はどうだろうか。なかなか中学受験が盛んとは言い難い。そして一部を除き、探究活動が進んでいないように感じる。しかし、石川県ほど探究活動に適した環境はなかなか無いと考えている。金沢には兼六園をはじめとした観光資源が豊富にあり、それをテーマに歴史を学ぶだけでなく、インバウンドを対象に国際交流なども研究することができる。また、海、川、山がコンパクトな距離にまとまっているため、自然環境についての探究活動もできる。そして、石川県には大学がたくさんあり、各分野の専門家がたくさんいるため、専門家へのアプローチが比較的しやすいはずです。つまり、探究活動の環境では都市部に負けていない。あとは、それをどう生かしていくかである。今後、石川県の探究活動をいかに発展させていくのかを考えていきたい。