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2026年9月 3日 (木)

【第955回】「初めてと最後」江向 陸 (数学)

 今年度、初めて3年生の担任を持つことになりました。これまで1・2年生の担任を経験してきましたが、進路や卒業後を見据えながら生徒たちと過ごす毎日は、これまでとはまた違った緊張感があります。そして、この夏、もう一つ大きな初めてを経験しました。甲子園での応援です。テレビでは何度も見てきた甲子園ですが、実際にアルプススタンドに立ってみると、その雰囲気はまったく違いました。グラウンドで懸命にプレーする選手たち、それを必死に応援する生徒たち、多くの生徒や保護者の方々が一緒になって声援を送っている光景を見たときは、本当に鳥肌が立ちました。
 私自身、高校時代は勉強中心の生活で、部活動に打ち込んだ経験はありません。そのため、学校全体が一つになって誰かを応援するという経験はとても新鮮でした。生徒たちとその場にいられたことも、私にとって忘れられない思い出になりました。
 そんな中、今年は私にとって初めてが多い一年である一方、生徒たちにとっては最後が増えていく一年なのだとふと気付きました。最後の部活動、最後の体育祭、最後の学園祭、そして、この先には最後の授業や卒業式もあります。3年生の担任をしていると、どうしても目の前の仕事に追われます。正直、一日一日をゆっくり振り返る余裕がないこともあります。
 これから卒業まで、まだいくつもの最後があります。私自身、初めてに戸惑いながらも、一日一日を大切にし、最後まで過ごしていきたいと思います。

2025年4月10日 (木)

【第882回】「挑戦」江向 陸 (数学)

 昨年、私は数学検定1級に合格しました。
 数学検定1級は、大学レベルの数学の知識が求められる試験で、合格率は10%程度と言われる、とても難易度の高いものです。もともと私は数学が好きで、「もっと力をつけたい」と、ちょっとした挑戦の気持ちで受験を決意しました。
 久しぶりに「受験生」として机に向かう時間は、新鮮で楽しいものでした。まずは書店に足を運び、自分に合いそうなテキストを何冊か選びました。その後、自分なりにスケジュールを立て、放課後や週末の時間を活用して、コツコツと問題演習に取り組みました。
 しかし、出題される問題はどれも難しく、最初はまったく歯が立ちませんでした。「何をどう考えればいいのかすら分からない」と感じる問題もあれば、「何分かければ解けきれるかな」と思うほどのボリュームに圧倒されることもありました。改めて大学数学のレベルの高さを実感したとともに、「高校3年生のときの受験も大変だったな」と、懐かしい気持ちにもなりました。
 実を言うと、最初の受験では不合格という結果に終わりました。「高校数学はきちんとできているし、大丈夫だろう」と、どこかで気を抜いていた自分がいたのかもしれません。不合格の文字を見たときは、やはり悔しさがこみ上げてきました。しかし、その悔しさが逆に原動力となり、「次こそは合格してやる」と気持ちを切り替え、再挑戦を決意しました。
 2回目の受験では、1回目以上にしっかりと勉強に取り組みました。理解が曖昧だった分野は基礎から見直し、過去問も繰り返し解いていく中で、少しずつ自信がついていきました。その結果、2回目の試験ではほぼ満点という、自分でも驚くような成果を収めることができました。
 皆さんもなにか自分で課題を作って挑戦してみましょう!

2023年11月16日 (木)

【第809回】「元気」江向 陸 (数学)

 こんにちは。江向 陸(えむかいりく)です。珍しい名前なので,読めなかったり読み間違えたりしている人もいるかもしれませんが,ぜひ覚えてください。
 さて,遊学館高校に来て,はや半年が経ちました。この学校の第一印象は,「元気」です。この学校に来てまだ何回目かのとき,「先生!先生!!」と元気よく駆け寄って話しかけてくれる生徒がいました。初めての場所,初めての人たち,初めての空間に,不安で胸がいっぱいのぼくでしたが,「あぁ,これから楽しい毎日が始まるのかな」と,そんな予感がした瞬間です。
 半年がたった今でもその印象は変わっていません。とにかく元気で明るくて力強い遊学館高校。日々の授業や休み時間,体育祭・学園祭のようなイベント,どれをとっても元気いっぱいの遊学館高校。普通の学校の日でも,すれ違えば挨拶をしてくれる生徒は多いし,休み時間に話しかけてくれる生徒もいます。
 正直,自分はそんな先生に話しかけるような高校生ではありませんでした。遊学館高校のみんなは,そんな,自分にはないものを持っています。いま,ぼくが楽しく毎日を過ごせているのは,元気いっぱいのみんなから元気を分けてもらえているからかなと思います。ぼくもそんなみんなに報いられるように頑張るので,一緒に毎日の学校を楽しみましょう!!!