« 2026年4月 | メイン

2026年5月 7日 (木)

【第938回】「「制服」は、自分と周りをつなぐ“メッセージ”」向江 大輔 (地歴・公民)

4月23日の6限目、本校では「服育 制服着こなしセミナー」を実施しました。普段何気なく着ている制服ですが、その着こなし一つで、自分の印象や周囲との関係が大きく変わることを学ぶ時間となりました。

人の第一印象は、わずか「約6秒」で決まると言われています。印象を形づくる要素は、表情や姿勢、話し方などさまざまですが、中でも「服装」は今すぐ誰でも整えることができる大切なポイントです。だからこそ、日々の積み重ねがそのまま自分の印象につながっていきます。

セミナーでは「TPO(時・場所・場合)」の考え方についても確認しました。制服を着ている時間は【On Time(オンタイム)】、つまり「学校で活動するためのみんなの時間」です。一方で、家庭やプライベートの時間は【Off Time(オフタイム)】であり、「自分の時間」です。この切り替えを意識することが、社会性を身につける第一歩となります。

また、オンタイムの着こなしには三つの基本があります。「とめる」「しめる」「むすぶ」。ボタンやネクタイ、スカーフなどを正しく整えることは、単なるルールではなく、自分自身を丁寧に扱う姿勢の表れです。例えば、スカート丈は膝にかかる長さが最も美しく見えるとされており、無理に着崩すことでかえってバランスを崩してしまうこともあります。

制服は「ファッション」ではなく、「身だしなみ」です。着こなしが整っていれば、それだけで「きちんとした人」という信頼につながります。そしてそれは、自分のためだけでなく、周囲の人への思いやりでもあります。

毎日の制服には、自分の印象をつくる力と、周りとの関係をよりよくする力があることを改めて感じたセミナーでした。この機会に、あらためて「制服を着る意味」を考え、日々の学校生活につなげていってほしいと思います。