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2026年5月21日 (木)

【第940回】「変わらぬ友と」谷内田 京子 (国語)

 4月の上旬に大学時代の友人と京都旅をしました。私たちが出会ったのは1991年春、大学の入学式数日前、寮に入寮した日でした。大学生になったらマンションでの一人暮らしを夢見ていましたが、「心配だから1年間は寮に入りなさい。友達もできるから。」と親に言われ、しぶしぶ始めた寮生活でした。しかし、1年だけ過ごした寮で、一生の友達を作ることができました。どんなきっかけで仲良くなったのか、はっきり覚えていないけれど、出身県も、学部も、サークルも違う5人で行動を共にし、たくさんの思い出を作りました。
 卒業後も、電話や年賀状などで近況を報告し合い、旅行に行ったり、お互いの実家に遊びに行ったりしていました。今のようにSNSやメッセージアプリが当たり前ではない時代、すぐに気軽に連絡が取れるわけではありませんでしたが、その分、一つひとつのやり取りを大切にしながら関係を続けてきたのだと思います。結婚、子育て、転勤、そしてコロナ禍。全く会えない時期もありましたが、縁が切れることはなく、数年前からみんなで旅行ができるようになりました。
 今回は大学近くの嵐山や仁和寺をまわり、京福電車の車窓から見える懐かしい街並みを眺めては「区役所が建て替わっている!」「地下鉄の駅ができている!」「この郵便局をよく利用していた!」と懐かしんでいました。

 大学を卒業してちょうど30年。変わらぬ友と楽しい時間を過ごし、リフレッシュすることができました。

202605211

嵐山の竹林にて

 

202605212

仁和寺にて

2026年5月14日 (木)

【第939回】「進路について考える」M. Y. (保健体育)

3年生の担任として日々生徒たちと接していると、「進路」という言葉の重みを改めて感じます。進学、就職、専門学校、公務員受験など、それぞれが自分の将来を真剣に考え始める時期になりました。高校3年生にとって、この一年は人生の大きな分岐点になる大切な時間です。

しかし、進路を考えることは決して簡単なことではありません。「自分には何が向いているのだろう」「本当にやりたいことは何だろう」と悩む生徒も多くいます。周囲の友人たちが進路を決めていく中で、不安を感じることもあるでしょう。それでも私は、悩みながら考える時間そのものに大きな意味があると思っています。

進路選択で大切なのは、偏差値や周囲の評価だけで決めるのではなく、「自分がどのような人生を送りたいのか」を考えることです。好きなこと、得意なこと、人の役に立てることなど、自分自身と向き合う中で少しずつ将来の方向性が見えてきます。また、挑戦したいという気持ちを持つことも大切です。結果を恐れて行動しなければ、可能性は広がりません。失敗や遠回りも、将来必ず自分の力になります。

最近のホームルームでは、進路について話し合う機会を多く設けています。生徒たちの話を聞いていると、一人ひとりが真剣に未来を見つめていることがよく伝わってきます。友人の考えに刺激を受けたり、自分にはなかった視点に気づいたりする場面も多く、クラス全体が少しずつ成長していることを感じます。

進路は「ゴール」ではなく、その先の人生につながる「スタート」です。だからこそ、自分で考え、自分で選択することが大切です。これから先、迷ったり悩んだりすることもあると思いますが、自分を信じて前に進んでほしいと思います。

私たち教員も、生徒一人ひとりが自分らしい進路を実現できるよう、最後まで全力で支えていきます。

2026年5月 7日 (木)

【第938回】「「制服」は、自分と周りをつなぐ“メッセージ”」向江 大輔 (地歴・公民)

4月23日の6限目、本校では「服育 制服着こなしセミナー」を実施しました。普段何気なく着ている制服ですが、その着こなし一つで、自分の印象や周囲との関係が大きく変わることを学ぶ時間となりました。

人の第一印象は、わずか「約6秒」で決まると言われています。印象を形づくる要素は、表情や姿勢、話し方などさまざまですが、中でも「服装」は今すぐ誰でも整えることができる大切なポイントです。だからこそ、日々の積み重ねがそのまま自分の印象につながっていきます。

セミナーでは「TPO(時・場所・場合)」の考え方についても確認しました。制服を着ている時間は【On Time(オンタイム)】、つまり「学校で活動するためのみんなの時間」です。一方で、家庭やプライベートの時間は【Off Time(オフタイム)】であり、「自分の時間」です。この切り替えを意識することが、社会性を身につける第一歩となります。

また、オンタイムの着こなしには三つの基本があります。「とめる」「しめる」「むすぶ」。ボタンやネクタイ、スカーフなどを正しく整えることは、単なるルールではなく、自分自身を丁寧に扱う姿勢の表れです。例えば、スカート丈は膝にかかる長さが最も美しく見えるとされており、無理に着崩すことでかえってバランスを崩してしまうこともあります。

制服は「ファッション」ではなく、「身だしなみ」です。着こなしが整っていれば、それだけで「きちんとした人」という信頼につながります。そしてそれは、自分のためだけでなく、周囲の人への思いやりでもあります。

毎日の制服には、自分の印象をつくる力と、周りとの関係をよりよくする力があることを改めて感じたセミナーでした。この機会に、あらためて「制服を着る意味」を考え、日々の学校生活につなげていってほしいと思います。