2008年10月 8日 (水)

【第58回】同窓生の力寺山 いずみ (養護)

 私事で、恐縮ですが…7月に結婚式を挙げました。

暑い季節にもかかわらず、披露宴には理事長先生はじめ、金城の恩師、同僚の先生方に来ていただき、とても、幸せな時をすごしました。

式場のお花は、遊学館の卒業生が飾ってくれました。学生時代から、冗談で「私の結婚式は、海くんがお花をレイアウトしてね!」と、話していました。夢が現実になりました。

 二次会は、遊学館の一期生の保健委員5名が、幹事をしてくれました。打ち合わせのため、何度も保健室に足を運んでくれる、元委員長!大阪から話し合いに来てくれる、元副委員長。それを、サポートするトリプルまゆみ…。まるで、高校時代の保健委員会活動のようにテキパキと仕切っていきます。

 去年、みんなで集まったとき、来年は卒業して10年目「10年目の野望…」「みんなで何かやりたいね。」そんな話をしていました。私の為に、「10年目の野望」を、使ってしまって…。ごめん!

 当日の二次会は、懐かしい卒業生が30人くらい来てくれました。みんな、しっかり大人で、とても頼もしく思えました。今までの金城・遊学館での自分の歴史を見ているようでした。

 クラスを持たない、養護教諭ですが、多くの生徒に支えられて来たのだと実感しました。「先生冥利に尽きる」、うれしく・楽しく・幸せな一日でした。

 11日8日、金沢スカイホテルで、金城同窓会総会があります。「先生、総会来ますか?」メールが届いています。「はい、みんなに会いたいから、行きますよー」卒業生のみんなに、また、会えるのを楽しみにしています。

 最後に、こんな私の野望?に付き合ってくれる、優しい夫のために、微力ではありますが「金城の良妻・賢母」の良妻をとりあえず、実践していきたいと思っています。
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2008年10月 1日 (水)

【第57回】最近思うことN. H. (保健体育)

 私は最近、
「日本の将来は、どうなってしまうのだろう」と不安を抱いてしまいます。地球温暖化・食糧危機などさまざまな地球規模の問題が起こっていますが、世界の中の日本の立場を考えても私個人の力では、非力で何一つできない状況に置かれていることが確かなことは、十分認識しております。
ただ、将来の日本を担っていかなければならない現代の若者の動向や考え方が、少々気になります。

 私の学生時代、大学を卒業して本校に赴任した当時、それから現代の生徒たちの生き方や考え方に大きな時代の「ずれ」を感じています。時代の背景や流れによって、考え方などが変化することは当然だと思いますが、基本的な考え方(例えば、思いやりや感謝・素直な気持ち)などまで、偏屈になってしまっているようです。

 国内では、少年少女の凶悪な事件や信じられないような出来事が多発しています。自分には「関係がないこと」と軽く受け流すことが多いのではないでしょうか。私の娘は、現在高校2年生で、本校の生徒たちと同じ世代で、とても他人のようには思えないのです。

先日朝食時に、あるニュースで中学3年生の女子生徒が、父親を刺殺するという事件を報じていました。思わず私は、娘と目が合ってしまい、次の言葉が出てきませんでした。私は何とも言えない気持ちになりましたが、娘も同様だと思います。なぜ、そのような事件が起きるのか、私には理解できませんが、推測することはできます。(ここでは、記述することはできませんが)

 私は、『日本』という国が平和で、私にとって住みやすく、世界に類がないほど素晴らしい国だと思います。ほかの人はどう思うかわかりませんが、私は『日本人』に生まれてよかったと痛切に感じます。

 私は、現代の高校生と比較すると先が短いので、これからの次世代を担う若者に『日本』の運命を一任するわけですが、心配と不安で一杯です。これからも平和を維持し、ますます健康で住みやすい社会を作り上げていってもらいたいと思います。

 最後に遊学館の生徒諸君、これからは君たちの時代が待っています。他人任せや他人事のような考え方を捨て、「自分たちが主役だ!」という気持ちを強く持って、さまざまなことに取り組み、将来の幸せに結び付けていって欲しいと思います。

2008年9月17日 (水)

【第55回】鳥肌が立つ中川 光雄 (保健体育)

「先生、惜しかったね。」
「あの子達、良く頑張ったね。」
「感動しました。」

 学校関係者、地域の方々、また、全国各地の高校野球を愛している方々からたくさん声をかけていただいた。みなさん口をそろえて言ってくださるのが、「鳥肌が立ったよ。」 ということだ。

 前回のコラムにも書いたように6期生(現3年生部員)は、甲子園大会に出場したことがなく、秋季県大会において1回戦負けを喫した時点で残りのチャンスはあと1回。ひと冬越し、彼らは期待通り成長を遂げ、春季県大会準優勝、春季北信越大会優勝を果たした。彼らの夏に懸ける想いは、ひしひしと肌で感じていた。

 決勝戦。試合の中盤で思いもよらぬ大差がついた。スタンドの雰囲気は完全に負けムード。しかし、ベンチは諦めていない。何点差つけられようが、彼らの目は輝いていた。ベンチに入れなかった3年生部員を必ず甲子園に連れて行く。9回表、2年生の選手がチームの想いをすべてのせた同点スリーラン!!応援してくださった方々はこの場面で鳥肌が立ったのだと思う。残念ながらあと一歩及ばず、惜敗し、3年生の目標は夢と終わった。

 私自身、鳥肌が立ったのはここからだ。

 閉会式後、グラウンド整備を終え、球場の外に行くと、保護者の方々が出迎えてくれたのだが、キャプテンが3年生全員をあつめ、保護者の前でひと言。
 「僕たちは残念ながら甲子園には行けませんでしたが、遊学館高校で野球ができて本当に良かったです。これまで僕たちを支えてくださって本当にありがとうございました。」
 3年生全員が深々と頭を下げ、「ありがとうございました。」と。

 試合に勝つ、負けるということだけでなく、私がいちばん学んでほしかった感謝する気持ちを持つことができた6期生は、先輩達が残した偉大な記録と同じくらいの功績を野球部に残してくれた。彼らの歩んできたこの2年半のプロセスはきっと今後に生かされるであろう。

私は、今もあの日のことを思い出すと鳥肌が立つ。

2008年9月10日 (水)

【第54回】学園祭での私の楽しみ中川 都 (国語)

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 学園祭で、私がいつも楽しみにしていることがあります。それは中庭の飾り付けです。中庭にはいつも模擬店が出されます。その模擬店の飾り付けを見るのを楽しみにしているのです。

 今年も3年生全クラスが模擬店を企画し、中庭に店を出しました。それぞれに趣向をこらし、楽しい飾り付けがされています。そのいくつかを紹介します。

 焼きおにぎりを企画したクラス。
店名の『あっ晴れ俺の飯』という看板のほかに小さめで『鬼切屋』という看板もありました。このクラスは、福祉コースと美術コースに在籍している生徒で構成されており、小さな看板は美術コースの生徒が担当したそうです。『鬼切屋』と文字がデザインされた看板は完成度が高く、さすがだと感心しました。作った生徒いわく、文字を大きく書くことが難しかったそうです。もちろん、焼きおにぎりも、とてもおいしそうでした。

 担任の先生の特徴を上手に生かした看板もありました。これを見たときは思わず噴き出してしまいました。このクラスは自分たちのクラス写真を大きくしたものも飾ってありました。

 あるクラス。そのクラスの担任の先生に、4日にお子さんが生まれました。その朗報を聞いた生徒は、看板におめでとうの文字を書き入れました。なかなか粋なはからいです。

 たこせんのクラス。ポップでかわいい看板を作りました。 

 そして今年の中庭の飾りつけの最大の作品。それは、円筒校舎のデコレーションです。本校の美術教諭のアイディア(下イラスト参照)から始まり、1年5組のクラス企画として制作されました。北國新聞6日の朝刊県内ニュースの欄などにも取り上げられましたが、来春には取り壊される円筒校舎をケーキに見立て、飾り付けがされました。牛乳パック集めを全校生徒に呼びかけ、竹山から竹を切り出し、その準備は大変なものでした。

間に合うのか心配でしたが、学園祭当日には、竹を組み合わせて大きないちごが五個、ろうそく2本、ベニヤ板で作られたホイップクリームが2個、チョコレート板に見立てられたメッセージボード、円筒校舎の塔屋から紙パックをつなげたものが何本も吊り下げられ、巨大なデコレーションが作り上げられていました。1年5組の生徒を中心として、1年学年会協力のもとできあがった大きな大きな作品です。

 円筒校舎をケーキに見立てるというアイディアは、先生のアイディアでしたが、生徒たちの発想も豊かで感心します。いろいろ工夫し協力しながら、楽しい作品を作り上げる。今から来年の学園祭が楽しみになるのです。

 最後に、学園祭にはいつも卒業生が尋ねてきてくれます。それも私が楽しみにしていることの一つです。
卒業生が言ってくれる「遊学館大好き」という一言、なんとも嬉しいものです。

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2008年8月27日 (水)

【第52回】善因善果・悪因悪果・自因自果竹田 剛 (理科)

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犀川の朝

さすがに朝夕は涼風が吹くようになりました。私は、この時期になると、ある一人の生徒のことを思い出します。

 それは今から七年前、一年生の特進クラスを受け持っていたときのことです。クラスの中には、勉強だけではなく部活動にも一生懸命がんばっている生徒が何人もいました。

 その中でも、奥能登から本校の野球部の一期生として入学してきたTさんという生徒がいました。彼は、勉強・部活動は勿論、ともすれば手を抜きがちな清掃活動においても、誰が見ていようがいまいがいつも率先して取り組んでいました。

 私は、HRの時間にクラスの生徒に対し、彼の例を出して、「良い行いをしていれば必ず良いことが身に振り返ってくるものだ。受験の場合であれば、択一問題で偶然正解になることもありうるし、スポーツの場合であれば、ピンチになったときでも相手からミスをしてくれることもありうる。」といったようなことを話したことがあります。

 実際に、そのようなことが起こったかどうかはわかりませんが、彼は野球を最後までがんばりながら、勉学面でも手を抜くことがなく、見事、早稲田大学法学部に現役合格を果たしました。

 不思議なもので、人生とは利己的な行動を取ったり、楽をしたりすればその分、後で苦労を強いられ、一方、常に周囲を思いやり、地道に努力をすればその分、思いがけず後で報われることがよくあるものです。

 3年生は受験勉強で忙しい日々を送っていると思います。しかし、時間だけは誰に対しても平等であり、空しいくらいに確実に過ぎていきます。毎日の努力を怠らないことは当然のことですが、人として正しい行いを心掛け、運を味方につけることも進路目標を達成するために大切なことだと思います。がんばってください。