2020年8月20日 (木)

【第642回】 「インターハイ中止」M. Y. (保健体育)

 本来であれば、現在インターハイ(全国高校総体)が静岡県で開催されている時期である。しかし、今年は3月より新型コロナウイルス感染拡大の影響により5月いっぱいまで学校は休校を余儀なくされた。
 そんな中、4月26日インターハイの中止が発表された。高校3年生にとっては最後の大会になるはずだった。この冬、インターハイ出場に向けて努力をしてきた生徒たちの気持ちを考えると胸が痛かった。なかなか気持ちを切り替えられない生徒もいたことだろう。しかし、駅伝競走部の生徒たちは、全国高校駅伝開催を信じて日々、練習に打ち込んでいる。休校期間も長く練習できなかった影響も心配されたが、先日行われた大会では、たくさんの選手が自己ベストを更新することができた。
 3年生にとっては、最後の年になる。今やれることを精一杯やり自信を持って卒業して欲しい。私もそんな生徒たちの力になれるよう頑張っていきたい。

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2020年8月13日 (木)

【第641回】 「夏休みの一日」本 茂通 (地歴・公民、福祉)

生徒にとっては待望の夏休み・・・
であったはずが
例年にない短い夏期休暇期間になってしまいました。

オープンスクールも変更に変更を加え
8月30日(日)部活動体験(硬式野球・サッカー)
9月20日(日)高校生活体験と部活動体験(吹奏楽・バトントワリング・ストリートダンス)
このような日程で行います。
その準備に生徒会のメンバーは
夏休みも学校に来て頑張って準備を進めています。
「オープンスクールで、この思いが中学生の皆さんに少しでも伝わってもらえればいいな」
と思っています。

遊学館の生徒は今日も頑張っています!

20200813(生徒会メンバー 夏休みの一日です)

2020年8月 6日 (木)

【第640回】 「誰かのために」向江 大輔 (地歴・公民)

現在、全国各地で高校野球の独自大会が開催中である。

この大会が始まるまでには、多くの方々のご尽力があり、そのおかげで高校球児たち、特に3年生は最後の大会に向けて闘うことができ、とても感謝の気持ちでいっぱいである。

正直、ここにくるまでチームの状態はあまり良くなかった。休校期間の影響か、やはり1番は甲子園に繋がらなくなったからだろう。士気はなかなか上がらない。

何度も何度もキャプテンがチームに訴えかけ、何度も何度も涙を流し3年生を奮い立たせてきた。一緒に泣いてくれる仲間も多くいた。

ここへきてやっとその成果が表れてきていたその矢先、準々決勝での敗退を喫してしまった。

本当は、後1週間で今年のチームがどこまで成長できるのかをこの目で見たかった。

3年生には道半ばで終わってしまった悔しさや後悔。これを忘れずにこれから進んでいってほしい。そして、次こそは野球以外のことで後悔や悔しい思いをしない人生を歩んでほしい。

野球を引退した後も野球で学んだ人間力を生かして、君たちはまだまだ成長する。
そして、「誰かのために」行動できる社会人になってほしい。
3年生のみんな、本当にありがとう。

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2020年7月30日 (木)

【第639回】 「鉛筆デッサンをうまく描くには?・・・鉛筆の種類を知ろう!」光谷 和子 (芸術)

 鉛筆デッサンをうまく描くには、いくつかのコツがあります。
まずは、光や影などの明暗を、白~灰~黒の“濃淡”を使って描き分けるというのは想像できると思います。
そして、線を網掛けのように重ねて描く“クロスハッチング”という技を使えば立体的な表現ができます。
また、モチーフ(描く対象)の接地面から発生する“影”を描けば、存在感や重量感を表現することができます。
後は、“質感”を表現できれば完成です。
質感はモチーフそれぞれが持つ物質感です。
ガラスや金属は硬い、タオルは綿は柔らかい質感であるということです。
この質感をどうやって表現するかというと、実は、鉛筆の種類を使い分けると良いのです。

 日本JISには鉛筆は全部で17種類あります。
芯が柔らかく黒が濃いほうから 6B・5B・4B・3B・2B・B・HB・F・H・2H・3H・4H・5H・6H・7H・8H・9H で、9Hがもっとも芯が固く黒が薄いです。
BはBLACK(ブラック・黒い)の略です。
HはHARD(ハード・硬い)、FはFARM(ファーム・引き締まった)という意味になります。
文字を書くにはHBか2Bが適しており、クロッキー(速写)を描くには2B~4Bあたりを使います。
 さて、これらを使ってデッサンの質感をどう表すかというと、例えばモチーフに「ガラス、新聞紙、桃」がある場合を考えてみます。硬い「ガラス」には2H~Fぐらいの鉛筆を使います。「桃」などの柔らかいモチーフには2B~3Bあたりの鉛筆を使います。その中間の固さのイメージの「新聞紙」にはHBやBを使うといった具合になります。鉛筆の種類を変えるだけで質感が出てくるのです。
 デッサン力を向上させたい人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

2020年7月23日 (木)

【第638回】 「5分間がおしえてくれたこと」道上 ちひろ (英語)

 先日、かかりつけの病院を受診したときのことです。
いつもの看護師さんが私の手に触れ「いつもより手が冷たいですが、お変わりはないですか?」
と話しかけながら、腕から手のひらをさすり温めてくれました。
“人との距離を取りなさい” “人との接触を避けなさい” これまで経験したことのない異常とも思える環境に慣れはじめている私にとって、そのためらいのない対応に温かな気持ちがわき上がりました。

 また別の場所からは、何度も優しく
「~さん、マスクを外さないでね、そのまま診察しますからね。」そんな看護師さんの声が聞こえてきました。何度もマスクを外そうとする少し耳の遠いご老人に話しかけていたのでしょう。

 さらに看護師さん同士の会話が聞こえてきました。寒くなり風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウイルスが同時に流行しはじめた際にどのように対応すべきなのか。いろいろな意見が交わされていました。

 世界中が新型コロナウイルス感染を恐れるなか、たった5分という時間でしたが、看護師という職業の尊さを少しだけ垣間見れたように思います。

 そのような状況を目の当たりにすると、最近よく報道されている看護師をはじめとした医療従事者への待遇などがとても悩ましく思われます。

 遊学館には、看護師や理学療法士、作業療法士など医療に関わる職業を目指し学業に励む生徒がいます。いままさに、100年に一度とも言われるこの極めて困難な状況を乗り越え、こころざしを叶えようとしています。将来、そんな彼らの置かれる環境が本当の意味で輝ける場所になっていることを願わずにはいられません。

金城大学コース(看護・医療健康コース)放課後補習

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 未来の看護師です!