【第692回】 「医療と福祉で地域を支える人材へ ~きみに見せたい未来がある~」寺山 いずみ (養護)
「新型コロナウイルスを克服して開催することに真の価値がある」と菅首相が語った東京五輪の最中、石川県の新型コロナの新規感染者は100人を超え、感染力の強いデルタ株の検査数は4割を占め、感染経路不明者数は過去最多となり、市中感染の広がりが心配な状況です。
一方で高齢者世代のワクチン接種の効果もみられ、県は金沢市の産業展示館でのワクチン接種の態勢を拡充しました。
ワクチン接種と言えば、金城学園では職域接種が6月21日から金城大学松任キャンパスで実施されました。私も7月半ばには、2回のワクチン接種を完了しました。
接種スタッフの確保が課題とされる職域接種ですが、隣接する公立松任石川中央病院から医師を派遣してもらい、金城大学 前島 伸一郎 学長自ら、問診確認をされ、看護学科の先生方、看護師さんなど、素晴らしく、順調な手順で実施されました。流石、医療系の大学だと思いました。「金城大学の学生が病院や施設に実習に行くとき、できるだけ安心な状態で」との、前島学長のお話に、なるほど!と、感心しながら、ここまでの準備をして下さった大学の職員の方々に、感謝します。
ワクチン接種だけでコロナウイルスは防げませんが、「医療と福祉で地域を支える」を実践して頂きました。遊学館高校の併設校である金城大学・短期大学を身近に感じられ、本校の生徒も、金城大学で学び医療・福祉のスペシャリストになれたら素敵だなと思いました。