【第890回】「熱中症対策に“水だけ”は逆効果!? イオン不足が夏バテの正体だった」K. K. (理科)
「水をたくさん飲んでるのに、なんかだるい…」そんな夏バテ、
原因は“イオン不足”かもしれません。
暑い日に汗をかいて水を飲んでも体がだるい。
それは水分だけでなく「イオン(電解質)」が失われているからです。
ナトリウム、カリウム、カルシウムなどのイオンは、神経や筋肉の働き、
水分バランスに不可欠。
汗には水分と一緒にこれらのイオンも含まれているため、
水だけを飲み続けると体液が薄まり、体調不良を引き起こします。
これが「低ナトリウム血症」。頭痛、けいれん、最悪の場合は意識障害も起こります。
ではどうすれば?
スポーツドリンクや経口補水液には、ナトリウムやカリウム、
ブドウ糖などがバランスよく含まれ、
素早く体に吸収されるよう設計されています。
吸収を助けるのは「ナトリウム+糖」の組み合わせです。
もし手元にない場合は、以下のレシピで自作できます:
水500ml+砂糖大さじ1+塩小さじ1/4+レモン汁少々。
冷やして飲めば、体にやさしいイオン補給ドリンクになります。
「水を飲んでるのに体調が悪い」と感じたら、次は“イオン”も意識してみてください。
現在1年生は「イオン」について学習しています。
このブログを読んでイオンに興味を持ってくれると幸いです。