2020年10月29日 (木)

【第652回】 「新しい生活様式の中で感じたこと」Y. A. (養護)

 新型コロナウイルス感染症が流行し、目に見えないウイルスとどう付き合っていくのか、手探りの生活が続いています。
そんな中、学年別バス遠足や生徒会主催のスポーツ大会が実施され、多くの学生の笑顔がみられました。久しぶりに学校行事が行われたということもあり、楽しそうに活動している姿が印象的で、私もとても嬉しかったです。
 新型コロナウイルス感染症が中国で発生した当初は、何か遠い世界で起こっているような感覚でしたが、今はとても身近に感じています。日本で感染者が出た当初は、マスクの不足など不安が大きかったですが、今では人々が快適に過ごせるように夏場はひんやりするマスクなど、工夫を凝らして様々な感染症対策の商品が生まれました。バスの中や商業施設には手指消毒が完備されており、感染対策が日常化しています。困難な中でも、前を向いて進んでいく人の力があるからこそ、今の生活があるのだと感じました。
 在校生の皆さんは、コロナ世代と言われることがこれから増えてくるでしょう。部活動や学校行事など、やりたかったことが思うようにできなかった中で、当たり前のことが当たり前ではなくなることのつらさを感じたと思います。しかし、その気持ちに負けず困難な中でも人がもつ発想力を使って、未来のために突き進んでいってほしいと思います。
 また、今ある生活は自分一人で出来ているわけではなく、たくさんの人々のおかげで成り立っていることを忘れず、感謝の気持ちをもって責任をもって行動できる大人になってほしいと思います。新型コロナウイルス感染症はまだ落ち着かないと思いますが、皆さんで力を合わせて乗り切っていきましょうね。

2020年10月22日 (木)

【第651回】 「スポーツ大会」吉田 昌史 (理科)

 10月21日(水)いしかわ総合スポーツセンターで、遊学館高等学校生徒会主催のスポーツ大会が行われました。みんなニコニコ笑顔で各スポーツ対決を楽しそうに行っている姿が、とても印象的でした。クラスの仲間と一つのことを行う機会が少なかったので良かったです。また、午後には、吹奏楽部、バトントワリング部、ダンス部の生徒達の演技発表が行われ、場を盛り上げてくれました。とても素敵な演技発表ありがとうございました。
 コロナ禍で、いろいろな行事が中止となっていたので、今回のスポーツ大会が無事に開催できて本当に良かったと思います。今回のスポーツ大会を企画運営してくれた生徒会の方々、演技発表をしてくれた吹奏楽部、バトントワリング部、ダンス部の方々、運営をしてくれた部活動や委員会の生徒と先生方、競技に参加した生徒達、全員で作り上げられた久々の素敵な学校行事になったと思います。また遊学館高等学校の良さがみんなで出せる行事ができたら良いなと思いました。
 私事ですが、スポーツ大会の運営を手伝いながら改めて感じたことがあります。現在私は生徒達に生かされて教員をしているように感じています。それは生徒から学ぶことが多いからです。謙虚な気持ちを持ち続け、初心を忘れず、教師とは何かを自問自答しながら、これからも生徒と共に、お互いを生かし合いながら有意義に過ごしていきたいと思います。
 そんなことを思わせてくれた素敵なスポーツ大会をありがとございました♪

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2020年10月15日 (木)

【第650回】 「テストお疲れ様!いってらっしゃい遠足!」吉澤 宗馬 (国語)

 今年はコロナウイルスの影響が大きく、外出がしづらい状況です。ですが、少しずつではありますがコロナウイルスも落ち着きを見せ?「Go Toキャンペーン」を使った旅行を計画している人も多いのではないでしょうか?本学でも「Go Toキャンペーン」を活用した「遠足」を計画しています。ちなみに、「Go Toキャンペーン」は旅行・飲食・イベントなどの需要喚起事業として設けられ、なんと1兆6794億円もの金額が充てられているそうです。驚きですね!しっかり感染予防をしたうえで、この機会に旅行に行ってみるのはいいかもしれませんね。
 さて、「Go Toキャンペーン」の話はさておき、学校の話をしましょう。今年はコロナウイルスの影響からとても長い2学期となっています。ですが2学期に入って2ヶ月が過ぎ、気づけばもう10月の中旬、秋です。近頃は暑いと感じるよりも肌寒いと感じることが多くなってきました。特に夜は冷え込み、布団の中が恋しい季節です。これは大人とか子どもとかは関係ないかもしれないですね。
 2学期も半分が終わり、先週10月6日(火)~16日(金)には2学期の中間考査が行われました。前回の試験から2ヶ月以上が経ち、夏休み前に習っていたところも試験範囲に加わりました。そのこともあり、とても広い試験範囲になりました。それに加え3年生は受験や就職など進路の関係もあり、今回の試験は苦戦したようです。試験終わりに「テスト全然ダメだったー」や「あんなの出るなんて聞いてないー」といった落胆した声が聞こえたり「思ったよりできた!」や「山を張った所が出て良かった!」など歓喜をあげる声も聞こえたりしました。今週には試験の結果が返されますが、とりあえず「お疲れ様!」と伝えたいです。そして、今年度初の行事である「遠足」を楽しんでもらいたいです!1年生はのとじま水族館、2年生は合掌村、3年生は京都。私は行けませんが、たくさんのお土産話を待っています!いってらっしゃい!

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2020年10月 8日 (木)

【第649回】 「今までで一番長い2学期」Y. M. (地歴・公民)

 教員生活24年目を迎え、今までで一番長い2学期を過ごしています。8月20日に2学期の始業式が朝礼時にあり、さっそく1限目から授業が始まりました。ちなみに終業式は12月24日を予定しています。いつもなら夏休み期間に授業がスタートし、いつもなら冬休みに入っているのに授業をしている。長いなと感じるのは私だけでしょうか?それに加えて学園祭などの学校行事も自粛となると、さらに長く感じます。何事もしなければならないことはあり、それを実行することは我々大人も生徒も十分理解していると思います。しかし、生活にメリハリがないとなるとなかなか前向きな気持ちで取り組むのは難しいのではないかと思います。自分自身でどのようにメリハリをつけていくかが大切になると思います。

 1日のメリハリ
 1週間のメリハリ
 1カ月のメリハリ
 1年のメリハリ

 依然終息が見えないコロナウィルスの感染予防をしながらも、我々は未来に向かって生きていかなければなりません。時間は前には進みますが、大切なのは私たちの頭も心も同じように前に進めることです。
 メリハリ、生きがい、楽しいことなどの言葉を頭にも心にも言い聞かせ、前へ向くために5月までの休校期間も含めていろいろなことを考えてきました。テレビでよく聞こえる“先の見えない状況”という言葉が未来へのエネルギーを奪っていきます。
 1年後のことは、私はなかなかイメージできません。しかし、前に進んでいくことを信じていくしかありません。半年後でさえも不安を感じます。1カ月後に向けてもなかなかイメージできません。
 まず1週間を、何より今日1日をどう過ごしていこうかを考えてきました。見えない未来を見ようとして不安になるのではなく、見えるところを確実に一歩一歩前に進んでいくことにしました。そうなると日々の何気ない楽しいことを探す日々へと変わってきました。最近さぼりがちな仕事終わりのウォーキングは、運動不足と感染リスクを避けるように始めましたが、いろいろなルートを歩くことで新しい景色が発見でき、いつもわくわくしています。歩きながら日常を振り返ると落ち着いて自分を見ることができます。
 最近は音楽を聴きながら朝は洗濯、夕食後は食器洗いも楽しみの一つです。
 生徒も大会や催し事の中止などでつらい思いをしているかと思いますが、何とかできることは何が何でも実行すればいいかと思いますが、変えられないものは受け入れてその中でできることを精一杯やるしかありません。
 これまでの当たり前が当たり前でなくなったなりに、前へ進むことが大切です。
 このように、日常が変わるということは、失うこともあるかもしれませんが新たな発見も沢山あります。
 その気持ちを忘れずにストレスを少しでも和らげられるような日常をこの2学期では、つくっていきたいと思います。
 みなさんも自分自身で充実した日常をつくってみてはどうでしょうか?

2020年10月 1日 (木)

【第648回】 「育成功労賞」山本 雅弘 (保健体育)

 全国高等学校野球連盟から8月27日の理事会で「育成功労賞」の表彰を受けました。
 2001年4月に野球部を創部し、1期生20名からスタートして今年で20年目になります。500名を超える優秀な教え子たちの活躍で夏の甲子園大会、春の選抜大会、国民体育大会、神宮大会などの全国大会に10回出場させてもらいました。
 その経験の中で特に思い出深い試合の1つは、1・2年生だけで創部1年4か月の最速で出場した夏の甲子園大会です。若い貧弱なチームでしたが怖いもの知らずの度胸でベスト8まで勝ち進みました。4番の行田選手は夏の甲子園大会1000号本塁打を打ちました。1・2年生で甲子園出場しただけでも全国の話題になっていたうえにより大きな話題を作ってくれました。次の日のスポーツ新聞に裏表紙一面で載せられていたことを思い出します。
 もう1つは、現在アメリカのメジャーリーグで活躍しているダルビッシュ投手と対戦した試合です。優勝候補で東北高校のエース、実力も人気も1番の選手のため球場が超満員になり、外野席の通路がなくなるまで観客が入っていました。グランドに入場したとき、5万人をはるかに超える観客の迫力で背筋がゾクゾクしたことを今でも思い出します。選手達にも、5万人を超える観客の前で試合をさせてもらった経験が一生の思い出となって刻まれていると思います。
 たくさんの卒業生の中にはプロ野球選手になる夢を達成した教え子たち、野球を勉強に切り替えて医者や弁護士になって社会に貢献している教え子たち、そして、教育者として私の意志を受け継いでくれている教え子たちがたくさんいることがうれしいことです。
 来年の夏の甲子園大会開会式で育成功労賞の表彰伝達があり招待されています。その時に選手とともに出場するだけでなく日本一を目指すことが私の夢であり大きな目標です。その目標を達成するにはまだまだ力が及びません。選手たちと共に日々練習に精進して頑張っていきたいと思っています。

20201001