2014年2月 6日 (木)

【第317回】 立春大吉(2月4日)K. Y. (国語)

 現在、三年生は期末考査中。外は雪景色ですが、暦上は今日が1年間で寒さのピークの日で、この立春を境に、徐々に春の訪れを感じることになります。
 最近、季節感を感じることも少なくなりました。今日は一般常識のお復習いで、二十四節気の一部を紹介します。

(春)
   立春 2月4日ころ 暦の上で春に入る日。
   啓蟄 3月6日ころ 冬ごもりしていた虫たちが、地上に出て活動を始める時分。
   春分 3月21日ころ 昼と夜の長さが等しくなる。
   穀雨 4月20日ころ 植物、穀物を育てる春雨の降る時分。

(夏)
   立夏 5月6日ころ 暦の上で夏に入る日。
  芒種 6月5日ころ 稲を植える時分。 
  夏至  6月22日ころ 北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる。
  大暑 7月23日ころ 一年中で最も暑い時分。 

 (秋)
   立秋 8月8日ころ 暦の上で秋が始まるとされる日。
   白露 9月8日ころ 秋の気配が強くなる時分。
   秋分 9月23日ころ 昼と夜の長さが等しくなる。
   霜降 10月23日ころ 朝晩冷え込むようになり、霜が降り始める時分。

(冬)
   立冬 11月8日ころ 暦の上で冬に入る日。
   大雪 12月7日ころ 雪が降り続いたり、根雪が残ったりする時分。
   冬至 12月22日ころ 北半球では、一年中で昼が最も短くなる。
   大寒 1月20日ころ 一年中で最も寒さが厳しい時分。

 
 どうですか。半分くらいは知っていたでしょうか。「啓蟄(けいちつ)」や「芒種(ぼうしゅ)」「白露(はくろ)」など、四季の移ろいと人の生活が同化している感じで、素敵な言葉ですね。
 古典で習う語彙で死語となっている言葉が多いですが、こういった自然に根付いた風味ある言葉は現代でも使って欲しいものです。

2014年1月30日 (木)

【第316回】 努力することKa. M. (英語)

 先日、バトンの発表会がありました。私は夜公演の会場内の誘導をしていたので、彼女たちの演技を見ることができました。
 多くの方が来場し、終始ペンライトの光と大声援に包まれていました。その光景を見て、こんなに多くの方を引きつけるだけのパワーが彼女たちの演技力にはあるのだと、感銘を受けました。

 「脚光を浴びること」これは、多くの人が憧れをもつことだと思います。

 私事ですが、私も高校時代、女子駅伝部に所属していました。怪我が多かったのですが、3年の時にようやく全国大会に出場させてもらえた時の感情は今も鮮明に覚えています。
 過去の努力の賜物があるからこそ人はそれを原動力にし、また新たな目標や新たな挑戦へと移行していけるのではないかと考えます。

 だから、私は生徒に「その時の想い」を忘れないでほしいと思います。

 舞台に立ち、多くの人に見られ歓声を浴びることは貴重な成功した経験だと思います。
 しかし、それまでの過程には、数々の困難や試練があるはずです。

 今の3年生が1年生の頃に私が赴任し、教科指導をさせてもらい、学校生活をずっと見てきました。 暗い顔や悩んでいる顔、様々な表情を目の当たりにしてきた分、躍動ある演技を見た時、胸がいっぱいになりました。彼女達はきっと、達成感や努力が報われたことを感じたでしょう。
 一般生も、日々の学校生活の中で、達成感を味わってほしいので、そのために私もサポートしていきたいです。

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2014年1月24日 (金)

【第315回】 荒野の果てにK. K. (英語)

初めにお断りしますが、若干季節感のずれた話になります。

  去年の春はUSJ(Universal Studios Japan)の販売戦略にまんまと引っかかって、年間パスを購入しました。これを契機に、その後は度々行くようになり、とうとう去年はTDR(Tokyo Disney Resort)よりもUSJの方に多く足を運んでいました。
  先月クリスマス前には『天使のくれた奇跡Ⅱ』というショーが見たくて行ったのですが、雨で中止になりました。それで、年が明けた今月五日に、最後のチャンスと思って再びでかけました。
  ショーは、すばらしいプロジェクション・マッピングと歌とダンスで構成されていました。クリスマス向けのショーなので、曲はクリスマスに関係のある歌ばかりです。お正月を過ぎてクリスマスソングを聴くのは初めは違和感がありましたが、途中からはキャストの歌に自分も口ずさんでいました。
  「グローーーーーーーーーーーーーーーーーリア インエクセルシスデーオ」
  これは讃美歌106番『荒野の果てに』の歌詞の一節です。
  私の学校はミッションスクールだったので、6年間、毎年12月はクラス対抗の讃美歌コンクール[合唱コンクール]が行われました。だからこの曲は数えきれないくらい何度も練習しました。
  讃美歌は私にとって学校生活と切っても切れないものでした。中でもクリスマスに歌う讃美歌は特別で、一瞬にして時間の壁を飛び越え、高校時代の友人の顔を蘇らせます。
  遊学館高校には残念ながら合唱コンクールはありませんが、例えば体育祭の応援合戦で踊った曲とか、競技大会での応援歌などが、みんなにとっての思い出の一曲になるのかもしれません。
  因みに、私個人がここ数年で記憶に残っている曲は、夏の高校野球ダイジェストで使われたファンモンの『あとひとつ』とか『You Raise Me Up』(Celtic Woman)です。
  そう言えば、今週末にはバトン部の発表会があります。今回はどんな曲で華麗な演技を披露してくれるのでしょうか。
  また、3月には卒業式があります。定番の『仰げば尊し』や『蛍の光』もいいのですが、卒業生退場の際に吹奏楽部がどんな曲を演奏するのか、楽しみです。 卒業生の心をガッチリ掴んで泣かせてくれる名曲を演奏してくれることを大いに期待しています。

2014年1月16日 (木)

【第314回】 指さし確認は人生を変える川北 将人 (主事)

 先日テレビを見ていましたら、飛行機の整備士の話をしていました。整備士は全ての作業で指さし確認を行っているそうです。理由は人間の目は物事をしっかり見ているようで見ていないことが多いので、指さしを行うことで意識を大切な所にしっかり向けて、ミスを防ぐためだと言っていました。この時は「なるほどね~。」とただ感心しただけでした。

 しかし後日、指さし確認は人生においても大切なことだなと強く思いました。なぜだか分かりますか?

 その答えをお示しする前に、みなさんはこんな言葉を知っていますか?

  「意識が変われば、行動が変わる
   行動が変われば、習慣が変わる
   習慣が変われば、人格が変わる
   人格が変われば、人生が変わる」

 この言葉が示しているように、人生が変わるという大きな結果の始まりは、意識を変えるという小さな一歩から始まる。人生を変えたいのなら、意識を変えることから始めようということですね。

 この言葉の通り、意識を変えることが大切なのは分かりました。では意識を変えるとは具体的にどういうことだとみなさんは思いますか?

 例えば、失敗した時に「オレはやっぱりできないんだ」と言って、今自分ができないということだけに意識を向ける人もいます。反対に「失敗は成功のチャンスだ」と言って、成功に向けての改善点に意識を向ける人もいます。

 この例から何が分かりますか?

 そう、「意識の方向づけは、日々心の中で自分に向けて発している言葉が行っている」ということが分かりますね。つまり「意識を変えるとは、日々遣う言葉を変える」ということなのです。

 そして私はこの自分に向けて発する言葉も飛行機整備士の指さし確認も、意識を大切な所に向けさせるという点で同じであると考えたのです。ですから指さし確認のような行いが人生においても大切だと思ったのです。

 日々遣う言葉がネガティブな人はネガティブな側面ばかりに意識が向かい、ポジティブな言葉を遣う人はポジティブな側面を多く見るようになります。

 みなさんも勉強や部活などで辛いことや、思い通りにいかないことがあると思います。でもそんな時でも「私は(オレは)勉強(スポーツ)ができない。がんばってもダメなんだ。」などとネガティブな言葉は遣わないでください。そうではなくて、「今はできない。でもこれができるようになればレベルアップできる。」といったポジティブな言葉を遣ってください。そんな言葉があなたに希望とエネルギーを与えてくれます。
 あなたには物事を成しとげる能力があります。今はそれが発揮できていないだけなんです。ですから努力してそのすばらしい能力を自分の中から引き出してあげましょう。「夢は叶う。」「努力は報われる。」そんな言葉を口ぐせにがんばってみませんか。みなさんの人生が充実することを願っています。

2014年1月 9日 (木)

【第313回】 Be a Challenger大嶋 直樹 (芸術)

新年あけましておめでとうございます。

年明けから一週間が過ぎ、三学期も始まりました。
今年も残すところ356日。あっという間の一年になりそうです。

昨年、吹奏楽の新たな表現活動として本校もマーチング活動を始めました。経験不足のため苦しい練習も続きましたが、たくさんの方々に支えられ ながら、9月の第82回定期演奏会では力一杯の演奏演技を披露することがきました。

この二年間で私が感じる遊学館の生徒の印象は、とってもニュートラルな気持ちを持っていることです。
「こんな事に挑戦してみない?」と提案したことに対して、偏見なく真直ぐに挑戦していく姿が大好きです。

『未知への挑戦』・・・部員が発行している部報のタイトルです。
今年も夢・希望を語りあって、たくさん新しい事に挑戦していきたいです。コンサート会場で最高のおもてなしができるように頑張っていきます。

2014年もみんなで力合わせ良い年にしましょう。
よろしくお願いします。