2017年5月 4日 (木)

【第476回】 「人生は摩訶不思議」T. E. (国語)

『将来は先生だけにはならないだろうなぁ…』
 ほんの数年前、私は授業中にそんなことを思う高3女子でした。それが現在、自分がみんなの前で授業をしている。「はて…先生になるキッカケはなんだったかな?」なんて、先日ふと思い返すと、私の人生には教師の道を選ぶ分岐点が2回ありましたよ。今回は、その分岐点となった出来事についてお話ししようと思います。

 分岐点1つ目は、高3の夏休み。キッカケは母の一言でした。
 その夏、将来の夢も決まらず、ただ目の前のことをエンジョイするのに必死だった私に、母が「この大学の学部面白そう!ねぇ見に行ってみようよ」とオープンキャンパスに誘ってくれた。「えー」と全く乗り気じゃなかった私でしたが、そこで「図書館司書」という職業を知り、衝撃を受けたのを覚えている。なぜなら、本が好きだった私はそんな職業があるなんて知らなかったから。
 『ウワーーこれだ!この仕事がしたい!よし、この大学目指そう』
 夏休み明けすぐ、進路変更を申し出た私の将来の夢は、この時点では「図書館司書」でしたが、母のこの一言がなければ今の大学を選ばなかったかもしれませんでした。

 分岐点2つ目は、大学2年から友人に誘われボランティアに参加したこと。実はこれこそ、私が「教師」という職業を意識し始めた1番のキッカケでした。毎月泊まりで自然の家に行き、子ども達と一緒にパンを生地から作ったり、いかだを作ったり、鬼ごっこで転げまわり草の味を噛み締めたり…。初めは、「ふーん、行ってみようかな」ぐらいの気持ちしかなかったボランティア。しかし、何度も参加する内に、その魅力に引き込まれました。
 中には、接するのが難しい子ども達もいて、どうしたらいいのか悩んで眠れない日もありました。それでも3年間ボランティアを続けられたのは、一緒に過ごした子ども達の笑顔。どんなにヘトヘトに疲れていても、彼ら彼女らの笑顔を見ると不思議と元気が湧いてきました。
 『そうか、教師の仕事もいいのかもしれない…』
 友人が誘ってくれたボランティアに、もし「行かない」と答えていたら、私は「図書館司書」になっていたかもしれません。「ためしにやってみるか!」という気持ちは、大事だとしみじみ感じました。

 これを読んでくれている人の中には、「まだ将来のことなんてわからない」という人もいるかと思います。でも、焦らなくても大丈夫。高校生の自分が「教師になる」という道を考えもしていなかったように、いやーまったく「人生」っていうのは、本当に何が起こるかわかりませんね。
 だから、これから体験する出来事、これから自分が感じることから、どうか目を離さないで。
 いまみんなが持っているどんな小さな感情も、必ず自分の人生の糧となります。

 「こんなの役に立たない」と思っていたことが、案外役に立つかもよ!
 そんな「摩訶不思議な人生」焦らずのんびり行きましょう!

2017年4月27日 (木)

【第475回】 努 力 の 壺Ta. Y. (英語)

 みなさんは「努力の壺」の話を聞いたことがありますか?
 私自身いつどこで、この話を知ったのかは覚えていません。 自分が生徒だったときに授業中に聞いたか、息子の道徳の教科書で読んだかでしょう。その時も「いい話だな」と感じましたが、最近英語の文章で同じような内容を読み、国が違っても努力する苦労やそれに対する考えは同じだとしみじみ思い、ここで紹介したくなりました。

 「私達は、何かを始めようとするとき神様からつぼをもらいます。そのつぼは・・」
この話はこの文章から始まりますが、例えば「勉強」に関する「努力の壺」が目の前にあるとします。子どもがすっぽり入ってしまうくらいの大きな壺です。
その壺には「テストで80点以上取りたい」という札が付いています。勉強するたび壺にはコップ1杯の水が入れられます。つまり「コップの水」=「努力」なのです。最初のうちは水を入れても入れても、水が増えている気配すら感じられません。どれくらい水がたまったかを確認したくても、壺の口が小さいので見ることが出来ません。
 人間には弱い心があります。
途中で、「どんなに努力しても全く進歩しない!」 「こんな事自分にむいてないのでは?」「無駄だしもうやめよう」と自分自身の努力に疑問を持つようになります。そして終には壺に水を入れるのをやめてしまうのです。
 人間には強い心もあります。つまり弱い心を克服できる人がいます。
「自分にむいていないのでは?」という悪魔のささやきに負けず、初心を貫ける人です。
毎日コップで水を入れていると、あるとき、水の音が変わってきたことに気付きます。水を入れたときに音がするのです。その音でちゃんと水がたまってきていることを知るのです。
 こうなってくると、コップで水を入れるのが楽しくて仕方ありません。「確実にたまってきている」と実感できたことで、今まで1杯入れるのがやっとだったのに2杯3杯の頑張りを惜しみなくできるようになります。
 ここまでくると、努力を頑張りとは感じず、生活の一部として取り組むことができるようになります。そして、いつかは壺から水があふれ出す時が来ます。このとき初めて努力の大切さを知ることができるのです。
 今は4月。新学年スタートです。努力してみませんか?

2017年4月20日 (木)

【第474回】 古い色紙T. Y. (英語)

 今年遊学館高校に戻ってきました。新任式で挨拶させていただきましたが、実は「新任」ではなく「再任」です。

 十数年前、私はこの遊学館高校で教員としてのキャリアをスタートさせました。しかしそのときはそれほど教員という職業に思い入れがあったわけではなく、もちろん経験もなく、右往左往しながらの毎日。そんな私を周りの先生方や明るい生徒たちが助けてくれましたが、悩みの種のクラスが一つ。「授業中話を聞いてくれない…」毎回ため息をつきながら授業から戻ってきたものです。

 ある日、その年に結婚した私に同じ職員室の先生方がお祝いメッセージを書いた色紙を下さいました。そのプレゼント自体がpleasant surpriseだったのですが、真ん中に書いてあるイラストとメッセージを見て目を見張りました。「話を聞いてくれない」と思っていたクラスの中でも特によく注意をしていた女子生徒二人からのものでした。

「先生の授業はとても丁寧で生徒たちに優しくふるまっていただきありがとうございます」

 そんなふうに思ってくれてたのか。じわーっと心が暖かくなりました。退職してからも、町で「先生、覚えてる?」と満面の笑みで声をかけてくれたのはそのクラスでよく注意した別の男子生徒。授業中の様子だけでは分からないみんなの顔。あの1年間は生徒のみんなに成長させてもらった気がします。

 色紙は今も大切に部屋に飾ってあります。出産を経てもう一度仕事を始めようとしたとき、その色紙の思い出がなかったらきっともう「教員」という職業には就いていなかったでしょう。久しぶりに遊学館に戻ってきて、以前よりももっと元気で明るい生徒たちの声が響いていると感じます。またここでいろんな生徒たちとの出会いがある。そう思うと心の底からわくわくしています。

2017年4月13日 (木)

【第473回】 前向きになるために髙橋 李句 (国語)

春らしい暖かな日が多くなってきました。桜も花開き兼六園や金沢城を彩っているでしょう。私は、新潟県出身ですが、金沢の美しさに魅せられて、6年近く石川県にお世話になっています。

さて、新入生の皆さん入学おめでとうございます。在校生の皆さんは進級おめでとうございます。期待と不安で胸がいっぱいになっていることでしょう。

そんなみなさんへ!

「やりたいことのためにやりたくないことをやる。そうすれば、夢や目標は必ず叶う。」

これは、私が高校生の時から大切にしている言葉です。
「さぼりたい」「楽をしたい」「逃げ出したい」「やめたい」「手を抜きたい」「誰も見てないからいいだろう」と思う場面が、生きてきた中にたくさんあるはずです。私にもあったので、きっと皆さんにもあるはずです。
しかし、この言葉に出会ったおかげで何もかもポジティブに考えることができるようになりました。すべては、自分の夢や目標につながっているのですから。
勉強、部活、委員会、資格試験、テストもこの言葉があったからこそ乗り越えられたと今でも思っています。

これから、新年度が始まりいろいろな事を経験していくと思います。ネガティブな感情が出てきたときには、ぜひこの言葉を思い出してみてください。
前向きに明るく楽しい学校生活を送りましょう!

2017年4月 6日 (木)

【第472回】 「新入生へ」T. Y. (国語)

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

ようこそ!遊学館へ!

この春の時期はわくわくと不安が混じり、行事ごともたくさんあり遊学館が活気づいています。

高校三年間という時間はすべての入学生に平等に与えられえています。

この時間の使い方を是非考えてください。

良い時間にするためには、楽しいことはもちろんですが、苦しいこともしなければなりません。

ルールを守るという息の詰まることもしなければなりません。

決められたルールの中でどれだけ自分を高められるか

大切なのは「向上心」です。

気持ちは性別、体格、偏差値、環境など関係ありません。

「向上心」があれば必ず前に行けます。

一緒に頑張っていきましょう!!