【第442回】 「イチローが嫌いだ」I. I. (国語)
「イチローが嫌いだ」は、リオジャネイロオリンピック期間中、テレビで流れていたある企業のCMです。
それに関するあるブログを引用してみたいと思います。
42歳という年齢ながら、未だ躍動感あふれるプレーを見せるイチロー選手。
日本のみならず、アメリカでも多くの人から愛され、尊敬を集めるイチロー選手を、公に「嫌いだ」と語る4人のアスリートが出演する動画が注目を集めています。
動画に登場するのは国際大会でも活躍する、競泳の一ノ瀬メイ選手、車イステニスの三木拓也選手、走り幅跳びの芦田創選手、そして棒高跳びの山本聖途選手の4人。
「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから」一ノ瀬メイ選手
「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、自分にウソがつけなくなるから」三木拓也選手
「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、努力すら楽しまなきゃいけない気がするから」芦田創選手
「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、どんな逆風もチャンスに見えてくるから」山本聖途選手
素晴らしい結果を残し続けているにも関わらず、まだ上を目指し続けるイチロー選手を尊敬しているからこそ、あえて「嫌いだ」と語る4人の選手たち。
そして、動画はこう続きます。
でも、同じ人間のはずだ。
「イチロー選手にできるのだから、自分にできない理由はない」という強い意志を感じる言葉。
そして、それはそのまま私たち一般の人たちにも当てはまる言葉なのかもしれません。
「どんな状況やどんな環境、さらにはどんな年齢になったとしても上を目指し、努力し続けることでしか何かを成し遂げることはできない」
胸に突き刺さるトップアスリートからのメッセージです。
僕のように平凡でたいした努力をしていない人間には悲しくなるくらい素敵な話です。
でも遊学館には、イチローのように高い志を掲げて、努力している生徒がたくさんいます。
イチローのようになれなくても、イチローのように努力することができるはずだと信じて頑張っている生徒がたくさんいます。
そんな生徒を応援するのが僕ら遊学館教員の仕事です。
頑張れ、遊学生!