【第923回】「心のコップ」N. A. (保健体育)
みなさんは、大人の話を聴くのは好きですか?
私は話を聴くと自分も色んな経験をしている感覚になります。
学生の時は「また同じ話かよ」「自分の人生に関係ない」
そんな風に思っていた記憶があります。
自分自身の器が小さかったなと感じています。
そんな学生時代に「心のコップに水を入れなさい。」と先生に言われました。
人の心には、それぞれ「心のコップ」があると言われる。
そのコップは大きさも、形も、透明度も、人によって違う。
誰かの話を聴くとき、私たちはその言葉を
心のコップで受け止める。
水は一滴ずつ、ゆっくりと注がれていく。
その水は、ただの情報ではなく
話した人の思い、迷い、喜び、後悔が溶け込んだものだ。
耳を傾けず心を閉じていれば、水はこぼれてしまう。
けれど、急がず、評価せずただ受け止めようとすると
水は静かにコップの底に溜まっていく。
すぐには役に立たないかもしれない。
どんな味の水なのかも、その時は分からない。
それでも、確実に心のコップに蓄えられていく。
やがて、自分が悩んだとき、誰かに言葉をかけるとき、
そのコップの水が自然とあふれ出す。
それは「聞いた話」ではなく、「自分の経験」として流れ出る。
よく聴く人の心のコップは深い。
人の話を受け止めることは、自分の人生を豊かにすることなのだ。
補足:「聴く」というのは耳+目と心で聴くということ。
YouTubeを見ている時のように話を聞いてませんか?
目を見て心に水を溜めていきましょう。
