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2026年2月12日 (木)

【第926回】「小さな違和感の声を聞いていますか?」B. M. (数学)

みなさんは日常の中で、「なんだか引っかかるな」「これでいいのかな」と感じたことはありませんか。
私は、そうした感覚を小さな違和感と呼んでいます。
普段は、目の前のことで精一杯で、その違和感を見過ごしてしまうことの方が多いかもしれません。
しかし、ふとした瞬間に立ち止まったとき、心の奥に残っている違和感に気づくことがあります。
私は、違和感には二つの種類があると思っています。

ひとつは、状況がよくなる方向に向かう違和感です。
「こうしたら、もっと良くなるかもしれない」
「今とは違うやり方の方が合っている気がする」
「少し不安だけれど、やってみたい」
こうした違和感は、今の自分を否定するものではなく、
次の一歩へ進もうとする前向きなサインだと考えています。
新しいことに挑戦するときや、変化を選ぼうとするときには、
ワクワクと同時に違和感が生まれることがあります。
それは、変わることへの緊張であり、今より成長したいという気持ちの表れでもあります。

もうひとつは、状況が悪くなる方向の違和感です。
「このままで本当に大丈夫なのだろうか」
「周りに合わせているけれど、無理をしている気がする」
「友達と考えていることが違うのではないか」
こうした違和感は、心が「一度立ち止まって考えてほしい」と知らせてくれている合図だと思います。

すぐに答えが出なくても、その感覚を無視せず、考える時間を持つことが大切です。
人はどうしても、自分の考えや行動が周囲の環境や人の影響を受けます。
クラスの雰囲気や友人の価値観、「みんながそうしているから」という空気に
流されてしまうこともあるでしょう。
それ自体は、決して悪いことではありません。
人と関わりながら生きていく以上、自然なことでもあります。
しかし、影響を受けた上で最終的にどうするかを決めるのは自分です。

そして、その選択の結果に向き合う責任も、
高校生となった今、十分にあると私は思います。
社会人になれば、この「選ぶ責任」はさらに大きくなります。
だからこそ今、完璧な答えを出そうとしなくてもかまいませんが、
自分の心の中にある違和感を置き去りにしないでほしいと思います。

大きな決断でなくても構いません。
「少し疲れているな」
「これは本当に自分がやりたいことなのかな」
そんな小さな違和感に気づき、一度立ち止まって考えること。
それだけでも、自分を大切にする選択につながります。

心の中にある小さな違和感の声は、

自分らしい選択をするための大切なヒントです。

忙しい毎日の中で、その声を消してしまわずに、ときどき耳を傾けてみてください。