2020年6月11日 (木)

【第632回】 「洋画の楽しみ方」藤川 洋子 (英語)

六月に入り、学校が再開しましたね。
急に生活が忙しくなると、なかなか自分のしたい事をする時間がないと言う人もいるのではないでしょうか。

今回は私が学生の時にしていた、隙間時間で映画やドラマを見ながら英語のリスニングが出来る方法を紹介します。

私は元々リスニングが得意でなかったのですが、この方法で好きな映画やドラマのほとんどのセリフを覚えられるようになったので、ぜひ皆さんにも試してもらいたいです。


①まず、好きな洋画やドラマを一つ選びましょう。
時間があまり取れない人は、その中で好きなシーンを一つだけ選んでください。
②英語音声、日本語字幕で観ます。ここでストーリー、日本語のセリフを覚え、英語の音に耳を慣らします。
③ストーリーとセリフが頭に大体入ったら、英語字幕で見ます。
④わからない単語な表現は出来るだけスマホや辞書で調べます。
それらが全部理解できなくても、セリフの音を集中しながら何度も耳に入れましょう。
⑤俳優さん達が話しているのに合わせて、セリフを声に出します。
⑥慣れたら字幕なしで見ることにもチャレンジしてみましょう。



はじめの内は②〜④を繰り返すだけでも力がつくと思います。
勉強していく内に、日本語字幕と、英語の表現の違いがわかるようになって面白いですよ!

2020年6月 4日 (木)

【第631回】 「grass roots」福田 圭一 (保健体育)

6月に入り、分散登校という形ではあるが、いよいよ学校も再開しましたね。
久しぶりに毎日通学する学校はどうですかね、疲れ等が出て体調を崩すことが無い様にしてくださいね。
今年は、新型コロナの影響により、部活動の各種全国大会、地方大会、そしてコンクールや発表会も中止となりました。
学生のスポーツや文化活動は時間が限られています。
特に高校生や大学生の最終学年に懸ける思いや取り組みは凄まじいものがあり、最後まであがき、諦めない姿は勝ち負けも勿論そうですが、仲間や後輩たちにも良い影響を与えます。時には、監督やコーチ以上の影響や存在感があります。
別にレギュラーメンバーじゃなくても、毎日の積み重ねの中で、自分の役割があり、認められる事も経験したはずです。
私も団体競技の中でリザーブメンバーであったことが多かった。大学生の時は試合に出ないで応援部隊。(笑)
一生懸命頑張った事、その全てが報われることは無い厳しい世界ですが、戦う舞台すら与えられなかった生徒たちに簡単に声を掛けることも正直できないです。

でも知っています。
毎日、朝一番に部室の鍵を取りに来て今年こそという思いで、自主練習に励んだ生徒が居ることを、

知っています。
親元を離れ、競技に打ち込み、一年生の時とは全く違う精悍な顔つきになった生徒が居ることを、

知っています。
後輩にポジションを奪われても、腐る事無く、大きい声を出してチームを鼓舞した選手が居ることを、

知っています。
元気でいつも明るい彼女が、涙を流して、チームに貢献するためにパートを変えて全国を目指した日々があったことを、

知っています。
運動能力に恵まれながらも、昨年は大事な所で結果を出せず、先輩方の思いを胸に、仲間と全国を目指して精進している生徒がいることを、

知っています。
3年生の先輩方の本気の取り組みに引っ張られて、自分自身が変わっていく事を感じられた、後輩がいることを、

これはほんの一部です。
無ければ良かった不測の事態。

YUGAKU2020~2021、シーズンはまだまだここから、涙して、そして沢山、笑って、激熱な高校生活にしましょうね。
学校でまっとるよー。

2020年5月28日 (木)

【第630回】 「YouTuberはすごい」深代 真一 (数学)

 オンライン授業の話題をよく耳にするようになりました。遊学館高校の先生たちも積極的に取り組んでいます。

20200528

 私も挑戦してみましたが、最初は何を話すのか、何を伝えたいのかを考えるだけで精一杯。動画の編集や、カット割りなど全く考える余裕がありません。動画編集ソフトも山のようにあり、実際に触ってみると、なかなか複雑だと感じてしまいます。YouTuberの方々は、とてもすごいことをやっているのだと知ることができました。文字を入れ、複数の動画を組み合わせ、1本作るだけでも作業時間はかなりかかるはずです。
1本でも大変なのに、毎日複数をアップしている。今の私にはできないと思います。

 私はプロのYouTuberになれなくてもいいと思っています。しかし、数分の動画であれば難なく配信できるレベルにはなりたい。これからの時代、今回の休校措置のように、経験したことのない難題にぶつかることも多々あるでしょう。そのときに、対応できる技をたくさん持っている方が影響は少ないはずです。今の私は【数学+動画配信】だけでなく、【数学+α】を増やしていき、オンリーワンの存在を目指したいと思います。皆さんも得意科目を2つ以上組み合わせて、自分にしかできない価値を作り出しましょう。

2020年5月21日 (木)

【第629回】 「Every Cloud has a Silver Lining」マーク ヒーギス (英語)

Everyone, are you genki? Are you being responsible and staying home as much as possible? Are you completing you homework? I know these times might seem a little difficult now, but at times such as these, I often think about an English expression to help relieve some of the stress that may be present in this situation. That expression is “Every Cloud has a Silver Lining”. In English, it means that after a difficult situation, there will be happy times ahead. I want you to think of those future happy times.

Every day, all the teachers at Yugakkan are working so hard to make your homework and preparing lessons for when you return. We want you to have a happy school life. We miss the morning greetings. We miss the sounds of laughter during the breaks between classes. We miss the sounds of various club activities after school. However, we understand that your safety and health are the most important thing. Until this situation is finished, we will wait with anticipation until you all return.

When this is finished and when life returns to normal, let’s all enjoy the happy times. Let’s help the economy by traveling and enjoying many restaurants. Let’s enjoy the four seasons. Let’s make new memories with our friends. Most importantly, let’s enjoy school life. Let’s greet all our friends and teachers with a bright, happy greeting. Let’s work hard in our studies and club activities. Let’s talk and play with our friends during the breaks.
Let’s enjoy life again! Let’s look for the rainbow after the storm!

皆さん、お元気ですか?責任を持ち、できる限り家にいますか?宿題と勉強は順調に進んでいますか?こういう状態は今少し難しいように見えるかもしれませんが、私がストレスの解消のために、とある英語のことわざをよく思い出します。「Every Cloud has a Silver Lining」という表現です。日本語で不幸中にも幸いがある。つまり、困難の状況の後、幸せの時が来るでしょうという意味です。私は皆にあの幸せの時について考えてほしいと思っています。

毎日遊学館の先生方が皆さんの宿題とか補習とかいろいろな準備に一生懸命励んでいます。私たちは皆さんが学校に戻るのを待っています。楽しい学校の生活を送ってほしいです。私たちは皆さんの朝の挨拶が恋しくて、授業の休憩時間の廊下での皆さんの笑い声が恋しくて、放課後に様々な部活の音が恋しいです。しかし、私たちは皆さんの安全と健康が最も重要なことを理解しています。こういう状況が収束するまで、私たちは我慢して待っています。

収束したら、幸せな時を楽しみましょう。旅行して、多くのレストランで食べて、買い物を思い切りして、経済を助けましょう。日本の四季を楽しみましょう。友達と新しい思い出を作りましょう。最も重要なことは学校の生活を楽しみましょう。仲間と先生方に素敵な挨拶をしましょう。勉強と部活動も頑張りましょう。休憩時間に先生方とクラスメイトと話しかけましょう。また自分の人生を楽しみましょう!

After the storm, let’s look for a rainbow!

2020年5月14日 (木)

【第628回】 「友だち」と「自立」H. Y. (英語)

 4月から休校が続き、自宅で過ごす時間が多くなりました。今は携帯電話やインターネットがありますので、離れていても電話だけでなく、顔を見ながらお友達とチャットするなど情報交換の手段に困ることはなくなりました。私も先日、大阪や東京に住むかつての学友とビデオ通話で語りあい、かつて務めていた会社の元上司や元同僚とメールやLINEで連絡を取り合い、そしてWhatsAppで海を超えた元同僚と無事を確認しあいました。何をもって友人と定義するかですが、私にとって彼らは「友人」というよりは人生の「師」であり「戦友」でした。今は年に1~数回、「これは」と思う出来事があったときに連絡を取りあう程度の付き合いです。人数も多くはありません。

 「君に友だちはいらない」(瀧本 哲史(著) 講談社)の(故)瀧本氏や、タモリさんを始めとして「友達なんかいなくていい」という著名人の言葉を目にすることがよくあります。私はこの言葉を『他人に依存するな』と自立を促している言葉と捉えています。瀧本氏の上記著書には『夢を語りあうだけの「友だち」はあなたにはいらない。あなたに今必要なのは、ともに試練を乗り越え、ひとつの目的に向かって突き進んでいく「仲間」だ。』と書かれています。必要なのは「自立」した人間が集まり、それぞれが互いに補完できるスキルを持ち合い、共通の目的とその達成に責任を持って、問題解決のためのアプローチを取り、メンバー相互が責任を取り合う、という仲間です。

 冒頭で挙げた私の「戦友」はそんな「仲間」でした。学生時代に厳しい先生(中でも東京理科大からの客員講師の先生がとても厳しかった!)の試験を猛勉強して共に潜り抜けて一緒に卒業した仲間、仕事で夜中のシステム切り替えをタイムリミットと闘い胃をキリキリさせながら一緒にやり遂げた仲間、お客様からの承認や次の契約を得るためにアイデアを絞りあってプレゼンテーション資料を作った仲間、など共通のゴールに向けて一緒に闘ってきた仲間なのです。互いに刺激し合い、良い意味でのwin-win関係でした。

 そんな私は子供の頃、特に高校生の始めの頃はお昼休みのお弁当を一緒に食べたり、いつも一緒に行動したりする距離感の近い付き合いが少し苦手でした。かといってのけ者になるのもいやで、自分をあまり出さずに相手に合わせようとしていました。よく同級生はこんな魅力のない私に付き合ってくれたものです(感謝)。当時の私の問題は自立していない自分にあり、自分で解決するしかないものだったのです。
 皆さんのクラブ活動においても自分がチームに貢献できないと気づいた時は、嘆くよりまず人に頼ることを止めて、自分を磨かねばなりませんね。

 休校が続いている今、これからの「仲間」を見つけるためにも、まずは自分を高める目標に向けてどう時間を使うかを考え、「計画」しましょう。他方、「愚者は暇(時間)をどう潰すかと考える」のだそうです。あなたはどちらの道を選びますか。もし、過去に生きた賢人から人生の指針を得たいと思われたなら、私からは以下の3冊を勧めます。

「学問のすすめ 現代語訳」 (ちくま新書) 福澤 諭吉 (著), 斎藤 孝 (翻訳)
「武器としての決断思考」 (星海社新書) 瀧本 哲史 (著)
「君に友だちはいらない」 (講談社)   瀧本 哲史 (著)

今を充実して過ごすことがあなたを未来の「仲間」に導いてくれると思います。