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2023年5月11日 (木)

【第782回】「 日 常 」福田 圭一 (保健体育)

 GWも終了し、いかがお過ごしでしょうか?現在、夕日が差し込む職員室で、先生ブログをコーヒー相棒にしながら書いています。今、ふと思ったのがコーヒーっていつから飲めるようになったのか?(そもそもそんなに好きだったか)またいつからお茶やお水にお金を出して買うようになったのか?何気ない生活の中で少しずつ社会の変化や自分自身の趣味嗜好によっても(求める物、ライフスタイルも変わってきた)こうなってきたのだろうが、この先、10年後、20年後とどのようなものがスタンダードになっているのだろうか。そして、自分自身が学生時代に思い描いていた大人になれているのだろうか?その答えはまだ分りません。ただこのままずるずると年を重ねていくだけでは面白くない。教師として(特に私学人)としても体育の面白さや大切な事を遊学生に伝え、共に成長していくという役割がある。もちろんイベントや大きな行事も高校生活での醍醐味ではあるのだが、金城学園の教育理念や建学の精神、二代目二郎先生の教え、

『教育とは云うてきかす事ではない。して見せる事でもない。している事である。』

を胸に日々のingを継続していきたい。

皆の日常に元気をチャージ出来る存在に!

今日もガンバっていきまっしょい。

(年度末の北海道修学旅行の写真を添えて)

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2021年10月28日 (木)

【第703回】 「Experience  遊学館という選択」福田 圭一 (保健体育)

 ex.pe.ri.ence 経験,体験;経験で得た知識[技能]
人生の中で人は様々な体験をして生きている。その経験が成長を促し、心身を鍛えていくのだ。その経験の過程は辛いこと、厳しいことやネガティブな物も含まれる。私自身も、気づけば遊学館高校での勤務が20年を超えた。先日2年ぶりの学園祭が感染対策を徹底して行われた。学園祭前に、同僚の先生方と生徒数人で、模擬店で使用する備品の確認や買い出し、注文等の為に校外に出向いてきた。9月末、秋の気配を感じる夕暮れ時、帰り道の東茶屋街~兼六園下を抜け、21世紀美術館前から帰校したが、バスの中から見た何気ない景色・風景に感動した。

 すごく素敵なロケーションが近くにある町で勤務をさせてもらっていると…。

 日々、学校生活を過ごしている“金沢という町”には、学校からの徒歩圏内に素敵なスポットが多い!そして季節が変わる時に様々な表情を見せてくれる町でもある。私も、教師として生徒の“キラッ”とした取り組みや変化を見逃さないようにせねば!と思います。笑
 遊学館では様々な目標や夢に向かってチャレンジしている生徒が多いですが、いずれは一人で厳しい道を選んで、歩んで行くこともあると思います。

 今は、「なりたい自分に近づけるように、仲間と共に!」

 随分と寒い日が多くなってきました。体調管理にも気を付けて、

今日も頑張っていきまっしょい!

2020年6月 4日 (木)

【第631回】 「grass roots」福田 圭一 (保健体育)

6月に入り、分散登校という形ではあるが、いよいよ学校も再開しましたね。
久しぶりに毎日通学する学校はどうですかね、疲れ等が出て体調を崩すことが無い様にしてくださいね。
今年は、新型コロナの影響により、部活動の各種全国大会、地方大会、そしてコンクールや発表会も中止となりました。
学生のスポーツや文化活動は時間が限られています。
特に高校生や大学生の最終学年に懸ける思いや取り組みは凄まじいものがあり、最後まであがき、諦めない姿は勝ち負けも勿論そうですが、仲間や後輩たちにも良い影響を与えます。時には、監督やコーチ以上の影響や存在感があります。
別にレギュラーメンバーじゃなくても、毎日の積み重ねの中で、自分の役割があり、認められる事も経験したはずです。
私も団体競技の中でリザーブメンバーであったことが多かった。大学生の時は試合に出ないで応援部隊。(笑)
一生懸命頑張った事、その全てが報われることは無い厳しい世界ですが、戦う舞台すら与えられなかった生徒たちに簡単に声を掛けることも正直できないです。

でも知っています。
毎日、朝一番に部室の鍵を取りに来て今年こそという思いで、自主練習に励んだ生徒が居ることを、

知っています。
親元を離れ、競技に打ち込み、一年生の時とは全く違う精悍な顔つきになった生徒が居ることを、

知っています。
後輩にポジションを奪われても、腐る事無く、大きい声を出してチームを鼓舞した選手が居ることを、

知っています。
元気でいつも明るい彼女が、涙を流して、チームに貢献するためにパートを変えて全国を目指した日々があったことを、

知っています。
運動能力に恵まれながらも、昨年は大事な所で結果を出せず、先輩方の思いを胸に、仲間と全国を目指して精進している生徒がいることを、

知っています。
3年生の先輩方の本気の取り組みに引っ張られて、自分自身が変わっていく事を感じられた、後輩がいることを、

これはほんの一部です。
無ければ良かった不測の事態。

YUGAKU2020~2021、シーズンはまだまだここから、涙して、そして沢山、笑って、激熱な高校生活にしましょうね。
学校でまっとるよー。

2019年1月17日 (木)

【第562回】 MY HOME TOWN福田 圭一 (保健体育)

 新しい年になりました。いよいよ平成が4月30日までで、5月1日から新元号となりますね。ちょうど30年前のお正月明けに昭和~平成へと成ったのが、私が高校一年生の時です。30年間に社会も大きく変化しました。勿論、自分自身のライフステージも高校卒業から、親元を離れての東京での学生生活、そして、仕事、結婚、出産、家族の形も変わってきました。両親、嫁、2人の子どもたち・・・。

 ここで、あまり今までブログの中でも登場してこなかった。妹の話をちょっとします。
 2つ下。小さい頃から大きな喧嘩も無く、まあ仲の良い兄弟だったと思います。あまりお互いを干渉することも無く、それぞれが夢に向かい、日々の生活を過ごしてきたと思っていました。

 しかし妹は私の健康面の心配や時間を費やしてきた勝負の世界での活躍、飛躍を願い応援してくれ、自分の事以上に兄の事を気にかけてくれていたようです。恩義世がましく無いので気付きませんでしたが、笑

 昨年、その妹と共通の達成させたい事案、プロジェクトが出来ました。その案件は様々な方の協力もあり、驚くべきスピードで良い方向に向かっています。自分たちのルーツに係わることでもあるので、必ずや達成されると信じて、確信しています。

 新しい元号、そして、いのしし年を“エイヤーッ”と進んで行きたいと思います。

2017年8月10日 (木)

【第490回】 翼を広げて ~遊学生、夏の陣~福田 圭一 (保健体育)

みなさん。お元気でしょうか?
夏バテ等無く、元気に過ごしていますか?
しっかりと水分を補強してくださいね。(^_^.)

今回は遊学生の夏の取り組み、活躍を紹介します。

まずは、野球。正直、びっくりしました。感動・・・
しかし、春の大会の初戦大敗からの夏の躍進。凄い。しっかりと立て直してきました。
学校に勇気を与えてくれました。流石、遊学野球部。(^^♪
(吹奏楽部はコンクール前なのに力強い応援。ナイス、チーム遊学サイコー
そして、しっかりと県代表!心憎いね。バレーの時もお願いね)

駅伝の吉田さん。ちょっと日本一を自分も期待してました。
プレッシャーもあったと思います。
国体と駅伝シーズンに期待。これもおつかれさまでした。

そして卓球。
女子は団体ベスト4。千葉ちゃんの8。見たかった。
(福田先生のアイスの差し入れがこの活躍に貢献大 笑)

男子は激熱の準々決勝・準決勝を勝ち抜き、決勝へ。
結果を聞き、私も新潟遠征から福島へ!
(色々な物を吸収するのと、歴史的瞬間を目撃したくて行ってきました)
残念ながらの準優勝。卒業生の大声援。そしてお互いを称える両チーム。

遊学館をさらに好きになる夏休みの前半でした。

さあ、後半戦です。毎日の補習、部活を頑張り夏が終わり季節が変わった時、
また新しい、勇気や感動に出逢うはず、

チャレンジする事は素敵ですね。

暑いですね。今日も元気に行きましょう。

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IH、愛工大名電との決勝。ベンチ、コート、応援団が一体となったゲームでした。

2016年3月17日 (木)

【第417回】 色彩 ~そこにある風景in my heart~福田 圭一 (保健体育)

先日、3年生442名が遊学館を卒業し巣立っていきました。
福田ホームの41名、女子バレーボール部の7名もここに含まれています。

今年度の卒業式は、初めての3年生の担任ということもあったのですが、
それ以上に、この卒業式を最後に第一体育館が取り壊され、新体育館へと1年かけて生まれ変わります。遊学館にお世話になり、一番多くの時間を共にした場所でした。

 
体育館での最後の行事がこの卒業式であったのですが、本当に素敵な式となりました。
体育館も卒業生と共に有終の美を飾れました。お疲れ様。
(先生ブログ414回 中村先生担当参照)

この体育館でどれだけの先輩が汗を流したのだろうか?
先輩たちの思いや願いは受け継がれていますか?

今日、3月14日は体育館の外観はまだ残っていますが、フロアーや内壁は全て剥がされています。

皆さんは進化論をご存知でしょうか。
生物の進化は未だ多くの謎に包まれていますが、
この進化論には有名なラマルクとダーウィンの説があります。

 
なぜキリンの首が長いのか、という事でよく説明されていますが、ラマルクは「用・不要説」「獲得形質の遺伝」を唱えました。ラマルクによれば、首の短いキリンが高い場所の葉っぱを食べようとして首を伸ばす努力をしたから首が長くなったと。
そして、子孫にそれが受け継がれていきました。
つまり、親キリンの努力、経験値がDNAに書き込まれるという説でした。

 
これに対して、後に「種の起源」で有名なダーウィンは「自然選択・適者生存説」を唱えました。こちらの説では、首の短いキリンと長いキリンが混在していたのだが、首の短いキリンは自然淘汰されていき首の長いキリンだけが生き残ったと。
つまり、親キリンの努力や経験値がDNAに書き込まれることはないというのです。

 
現在ではこのダーウィンの説が支持され、進化論の定説になっているそうです。

 
しかし、最近になって新たな説が生まれています。それは親キリンの努力や願いが体のどこかに記憶され、子孫に受け継がれていくというもの。ラマルクが唱えた進化論と同様に、今の世代では考えられなかった願いが、次の世代へ受け継がれるかもしれない。

そんな希望の願いが含まれた説なのです。

それならば、金城からの先代の思い、強い願いが、少しずつ進化してその努力がいつかカタチになりますように。

女子バレーボール部の今年の卒業生もキャリアがあった訳ではありません。(ホントに)最後まで、もがいて、あがいて、その取り組みが後輩たちに伝わりました。

 
卒業時には、しっかりとした色がついたステキな人物に成長したと思います。 これから君たちに出逢う人たちが笑顔になり、そして人と人を繋げる優しいパスを出してあげてくださいね。(^_^.)!

 
第一体育館と、そしてこの体育館から卒業していった君たちへ、
ありがとうございました。
 

2803171春高バレー代表決定戦。
当日は遊学の応援で会場を埋め尽くしましたね。
チーム遊学サイコー。 感謝、感謝。(^_^.)  

 

2803172大会前の確認シート。
体育館での取り組みの成果が充分に発揮されましたね。

   

28031733年9組。みんな頑張れよ。

 

2803174保護者の皆様もありがとうございました。
ステキな姉さんたちでした。(何人かは年下 笑)

 

2803175それぞれの道へ・・・。

2014年10月16日 (木)

【第348回】 深呼吸福田 圭一 (保健体育)

『本日をもって卒業します。あっ、でも僕はみんなのものだから安心してね!』

バブル経済も崩壊して、これから社会に出てゆく、大学4年生が卒業アルバム個人写真に載せたお気楽なコメント・・・。

嗚呼なんと、恥ずかしい。

今から20年前の自分です・・・。(笑)

年月が経ち、将来の嫁や子供らに見せることなど考えなかったのかと・・・。今考えると疑問です。そんな自分だから、中学生から始めたバレーボールを今まで続けている事も不思議だし、小さい頃からの夢が教職であった訳でもなく・・・。

一心不乱とか全力疾走では・・・。ないですよね。

しかし、時間が経って、自分がおじさんになって気付いたら『ぶれない、大切な目標』になっている。

ゴールやまだまだ完成ではないですが、振り返ると少し成長したのかなと?。
(あくまで自己評価ですので、苦情は受け付けていません 笑)

しかし『ぶれない、大切な目標』と言っておきながら、離れていた時期もあったり・・・。

ちょっと離れてみて判る大切なものだとか、価値ってあると思います。

そして、それが自分にとって『どうしても、手に入れたい目標や夢ならば頑張れる』のかなと。今は充電期間とかと呼べる言葉もありますしね。

目標への道中は、休んだり、立ち止まったりしてもいいと思います。そこから見える事もある。車のハンドルなんかも多少の遊びがないと危ないですよね。(ちょっと甘いですかね)

そして今、自分が歩いている道は一人じゃない!(ですよね? きっとそうだ! 笑)

そんな仲間に見せたい景色があります。

大学時代には何度も行ったし、ひとりでも行った。
電車の乗り継ぎも大丈夫。

一人じゃない! いつもありがとうございます。

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2013年7月11日 (木)

【第287回】 星に願いを  ~もうすぐ君に逢える~福田 圭一 (保健体育)

 先日は母校の大学の石川県同窓会がありました。
総会・大学近況報告(学長は石川出身で今回、来られました)
また講演会・懇親会とあり、温泉に浸かり、普段会うことのない先輩方(そうそうたる面々です。)や後輩と交流して来ました。多くの卒業生がいるなかで、所用もあり参加できない方もいらっしゃったのですが、皆さん母校に誇りを持っておられることを改めて実感しました。また私のような者にも企業で活躍されている先輩や教育現場で(特に部活動の一線で)活躍されている先生方から真剣なお話が聞けて凄く力が漲る一日となりました。(その気持ちが持続できない弱い自分です 笑)後輩たちは教員が多かったのですが、野心に満ち溢れギラギラとしていて、自分も負けられないなと思った反面、『違う競技で良かったー。あいつらと戦ったら危ない』という自分の憶病な部分を再確認しました。笑

 朝、温泉にもう一度浸かり、おいしい朝食を食べて午後からの練習をする為に気分よく学校に来ました。丁度、嫁さんからの電話『今日、何時に帰ってくる?』とのこと(優しい口調ではありません)『6時頃じゃないか』と電話を切り、中部日本大会前ということもあり集中して熱く活動を終え、気づくと5時20分。やばい、慌てて帰ったのですが、6時25分くらいでした。家には嫁さん、2人の子供たちの姿はなく・・・。

 着替えていると、母屋から母親が来て一太朗ら『お父さん待っとってもこんし俺ら七夕いくわ』と言って、ちょっと前に出たということ。そうか今日は七夕かとダッシュで父に車で送ってもらい途中で合流しました。私たちの地元は、とある神社に七夕を持って行きお参りするという風習があります。うちの七夕の短冊には3歳の娘が『アンパンマンになりたい』と書いていました。自分も2,3のお願いをし、家に帰りました。(欲張りですかね)

 2014年の年初め。『今年はおねぇちゃんたちとディズニーランド行ける?』という自分の子供たちの願いと、(我が家では春高バレーに出場すれば試合後、ディズニーに行くということになっています 笑)自分一番の願いを叶えるため、知恵をしぼり、仲間としっかりと準備をして、残念ながら同じ夢が叶わず破れた卒業生の魂も込めて夢にチャレンジします。熱い夏を乗り切り、

  『 行くぞ! 春高 』

2012年3月29日 (木)

【第225回】 0 ~ZERO~ への道のり福田 圭一 (保健体育)

 少し前になりますが、今年も多くの生徒が卒業を迎え本校を巣立っていきました。(383名)勿論、私が顧問を務める女子バレーボール部員13名もこの中にいます。今年も卒業式後に3年生を送る会をしました。ささやかながら、恒例になっている素敵な会です。思い出のDVDが流れ、歌や、後輩からの感謝の手紙、記念品の贈呈といった内容ですが、本人たちよりも保護者の方。特にFさんのお母さんは号泣でした(笑)優勝はできませんでしたが、人数も多く、チームのレベルアップに大きく貢献してくれた学年でした。改めてありがとう。

そもそも入学した時や学校生活の中で各大会に向け頑張っている時は考えないことですが、ゴール(最後の大会や卒業)が近付くにつれ、残りの道のりがカウントダウンになります。駅伝やマラソンもそうですよね。『さあ、初優勝まで残り、1kmをきりました~』なんて実況が聞こえてきます。

今日、学校に行く前にテレビを見ていたら、あっちゃんこと前田敦子さんがAKB48を卒業するというコメントを昨日のコンサートで発表したとのこと。また結成当初から東京ドームでのコンサートを目標にしてきた彼女達にとってその実現も決まったようです。また『卒業は相談こそしたが、自分の意思で決めたこと、今後ここにいる後輩たちのためにも・・・』という言葉が続きました。

驚きました。やっと掴んだ人気の絶倒期に、自分の事だけでなく、AKBの今後や後輩の事までしっかり考えていることに。アイドルでありながら、組織の中で生きる重要な事が判っている。二十歳の女の子がですよ。
また、ちょっと興味があったので少し調べました。あくまでも興味はちょっとです(笑)

秋葉原のAKB48劇場から水道橋の東京ドームまでを結ぶ距離『1830M』は実際に歩けば大した距離でなく数分の道のり。この1830Mを『他のメンバーの卒業、非難、苦悩、挫折等を乗り越え』今やっと東京ドームまでの距離が0になったとのこと。1830Mを歩くのに費やした時間は7年半。ぐすん。いい話ですなー。(笑)

私も生徒たちの卒業までの道のりが残り0になった時、新しいステージにしっかりとチャレンジできるように、その場だけでなく、2年後、3年後のことを考え指導、そしてともに成長したいものです。

『女子バレーボール部のみんな。先輩方と歩いた道のりは悲願達成に必ず近づいている。今年こそ残りの距離をしっかり踏みしめ、0 ~ZERO~ にしよう。そして新しい目標へ・・・』

新入生へ、この遊学館でともに、青春を謳歌しましょう。楽しみにしています。

2010年6月16日 (水)

【第137回】未来のために ~変化は進化~福田 圭一 (保健体育)

 先日、6月3日(木)~6日(日)まで高校総体が行なわれました。
私も、日々共に活動している仲間(女子バレーボール部員)たちと大会に参加してきました。
結果は3位。4年連続の北信越出場。と例年と変わらない結果でしたが、今年のチームで戦う総体は今までとはちょっと違う変化が見られました。

それは、自分が指導の中で大切にしている点で、『みんな、何かの縁で遊学館に来てバレーをしているんだから、上下関係はあるにせよ、みんな仲良く、そして一生付き合える仲間になろう』という事。そういう意味で部員たちは理解し、明るく元気に取り組んでくれ、遊学女子バレー部のチームカラーにそのまま反映され、実際、『楽しいバレーで、勝つために遊学館に来ました』という新入生も多いです。

特に大会の数日前は出来るだけ頑張ってきた部員たちを信じ、気持ちよく、モチベーションを高めてコートに送り出すことに気を使ってきました。(自分で言うのも何ですが、そういうことに関しては結構自信があります 笑)そのチームが大会2週間前になっても、チーム状態が上がってこない。合宿相手で普段から交流のある県外チームにも全くいいところ無く負けてしまう。そのような状態で大会前を迎えます。

しかし例年であれば『大丈夫!やることはやったから思い切ってやれよ』というふうにチームを纏めることを優先していた私も今年は『インターハイ出場という悲願達成の為』(たしかに顧問も開催が沖縄ということで例年以上に意気込んでいましたが 笑)
そしてなにより『最後の最後まであがき諦めるな!少しでも技術、精神面の向上を目指す』ことを強く押し出し、厳しい指導をしてきました。(反感を買われるようなことも言ったなー)

最後の練習試合で事件がおきました。
普段優しいキャプテンが感情を前面に出し、『やる気の無いものは、コートから出ろ!そんな気持ちで試合に出られたら困る』と声を上げたときは正直びっくりしました。そもそも今年の3年生は力がある選手がいるわけでもなく、努力してアイディアと工夫の遊学バレーを確立させ、近年チームの上位進出を支えたメンバー達です。
そんなことがありチーム崩壊の危なさもはらみましたが、次の日からの練習は今までに無い集中した取り組みを見せ『本当にいいチーム』になりました。

大会は2日目のトーナメントからの出場でしたが、2回戦、3回戦、準々決勝と内容のある完璧な勝ち方でいよいよ準決勝の女王、金沢商業戦を迎えます。
本気で気持ちをぶつけ、共に歩んだ仲間を信頼したチームは第一セットの終盤まで白熱した競い合いをしたが、残念ながら負けてしまいました。
結果は2-0。新聞では判らない例年と変わらない試合結果。
しかしチームとして大きな成長を感じました。

今週末は北信越大会に出場します。
“戦う気持ちを持ち込んでくれた3年生”を信じて全員バレーで挑んできます。
今年の大目標『未来のために』…

3年生が見せた、熱い気持ちは次に、いや5年後、10年後の遊学館女子バレー部にも魂は引き継がれる。
そして…
彼女たちは一生付き合える本当の仲間になることだろう。

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