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2025年3月27日 (木)

【第880回】「どんなときも全力ならば」清水 汐音 (国語)

 みなさんこんにちは。国語の授業を担当した清水です。今日は先生としてではなく、この学校を卒業したひとりの先輩として、最後にみなさんに伝えたいことがあります。少し長くなるかもしれませんが、聞いてくれると嬉しいです。

 私が伝えたいことは、もっともっと目の前のことに全力になったほうが楽しいよということです。

 私が教師になったのは、この学校で過ごした3年間が本当に楽しくてすばらしいものだったからです。120点の高校生活でした。そんなすばらしい時間を過ごせたことには理由があります。
 1つ目は、いつでも全力だったからです。日本一になるために、毎日必死に練習しました。クラスが大好きだったので、クラスで過ごす時間はおもいっきり楽しんだし、勉強も絶対にクラスで1番になるんだと強く決め、眠いのを我慢して勉強しました。
 もうひとつは、素敵な先生がたくさんいてくださったからです。たくさんの愛情を注いでくれた担任の先生、いつもおもしろい話をしてくれた教科担任の先生。いつだって一生懸命授業をしてくれた先生、部活がんばれよと声をかけてくれた先生。本当にたくさんの先生方のおかげで今の私があります。

 みなさん、まわりを見てください。実は私がお世話になった先生方は、まだたくさんこの学校にいます。だから、どんな高校生活になるかはみなさん次第なのです。
 理由なんて何でもいいです。甲子園に行きたい、日本一になりたい、100点とりたい。欠席しないぞ、赤点とらないぞ。お母さんに褒められたい、あの子にかっこいいと思ってほしい。どんな理由でもいいから、勉強も部活も、もっともっと全力でやってみてください。そうすれば、毎日が変わります。みなさんが手にする思い出も、卒業式のときに見える景色も変わります。遊学館にきてよかったと、心から思えるはずです。

 4月から私は新しい国で頑張ります。もちろん全力で。みなさんも頑張ってください。ありがとうございました。