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2009年10月28日 (水)

【第106回】PS僕は元気です福田 圭一 (保健体育)

 今更ですが、インターネットや携帯電話が普及し、何処にいても世界の状況が分かり、簡単に連絡を取れるというツールが増えてきました。便利になった反面、一昔では考えられなかった事件が多発しているのも事実。

保健体育以外にも商業科目でビジネスマナーを担当する者として生徒に、『社会に出て大切な事のひとつに電話の対応』と指導していますが、私自身も対応には気をつけねばと感じる部分が多くあります。

便利なことに携帯に登録してあれば、相手が誰か分かるようになっており友人だと『おう、どうした?』という風に電話に出たり、逆に大学時代の恩師などからの電話には姿勢がよくなり目の前に相手がいないにも関わらず頭を下げたりする自分がいます(笑)

自宅への電話であれば『今日はもう遅いから明日にしよう』とか異性に電話する時は『福田と申しますが、○○さん居られますか?』と緊張し、父親がでようものならその時点で『電話を切りたくなる』事もあった時代…(私はそんなことはしていませんが)『親や家族が電話に出るから挨拶をし、本人に繋がる』今はこの手間が省けた分、『自分の子供はどんな友人と付き合っているのか?』と感じる親御さんも多いのでは…。

デートなどでも前日に待ち合わせの場所、時間をしっかり決めておかないと大変なことになる。その為、時間にも厳しかったように感じます。(一昔前のトレンディードラマではヒロインが近くにいるのに逢えなかったり、雨の中、何時間も待つというシチュエーションがあったのに)
今だったら考えられませんがそんな時代でした。

だからこそ今、丁寧な言葉使いやこころを込めた手紙が喜ばれるのだろうと思います。自分も大学時代を共に過ごした仲間たちとも連絡を取る事も多くは無くなりましたが…。

最後に便利なツールを使って『自分がこの遊学館で生徒と共に元気で活躍している所を知ってもらえるよう』今年こそ女子バレー部員と最後の春高バレー、代々木の出場を達成できるようこのホームページで良い報告ができるよう頑張ります。

2008年10月15日 (水)

【第59回】自分への挑戦福田 圭一 (保健体育)

 2回目の教員コラムの順番が自分に回ってきました。どんな内容で今回は書こうかなと考え、机の中のファイルを探していたら過去に、自分の書いた文章が出てきました。それがこれです。
                             H13.11.15

今に思う事じゃないけど、やっぱり何事も素材が大切やと思う。バレーやったら選手や、素材がいいといいバレーになるやろうなー。ここで、先生が言ういい素材とは、JOC中学選抜に選ばれてたとか、身長が170以上あるとか、県大会で優勝したとか…そんなことじゃないのです。(もちろんこんな選手が遊学館にきてくれたら嬉しいし、優勝に近づくわけだけども)

それじゃ、どうなん?て思うかもしれんけど、簡単なことや!一番はバレーボールが大好きな子や!そして仲間を大切にできる、人の痛みがわかる、応援してくれる先輩や家の人に感謝したり、体育館をきれいにするだとか…まあいろいろあるけど、今やっている事が、社会に出て間に合うことになったり、日常生活をバレーに関連させて考えることのできる子(目的を持ってバレーに取り組んでいる)がいい素材、いい選手やと思う。(俺はね)

高校に入って気づいたっていいがいや!ずっと解らんと過ごしていく人も多いぞ。料理もそうやろ?食材がいいとおいしい物になるやろが、別に高い材料じゃなくてもいいんや、新鮮で取れたての物が一番!そして作る人の気持ちや!おまえらも
遊学館女子バレー部というまな板の上で、どんな選手に育っていくんや!
 わがまま言うたらまずい料理と一緒や、途中で諦めたらだめや!みんなでやっとるんやぞ!だから先生もバレーの勉強しとるんや、みんなでおいしい料理作るぞ!汗と涙が一杯入ったやつや(打っていて熱くなってきた!…)感動できるバレーするぞ!

 驚きました。H13.11.15となっているので今から7年前です。女子バレーボール部の顧問になって初年度に書かれた部員へのメッセージでした。

 当時、チームを引き継ぎ、6月の高校総体で三年生が引退した後は部員は9人。(内マネージャー1名)部員数が多く力強いプレー、応援のチームを見ると羨ましく思いました。『同じ目標に向かって頑張る、良い仲間は多いほうがいい』という考えが自分の中の基本であったのにも関わらず、今年度は新校舎建設中ということもあり練習環境の面でも体育館があまり使えない事で、適正人数ということを考えたりする自分が恥ずかしくなりました。

そして現在、冒頭にでてくる中学時代に優勝した子や県選抜の一員として活躍した部員もいる。そして『一番はバレーボールが大好きな子』が20人も(1,2年で)しかも加賀地区、能登地区から通学している部員たちもおり、家を出るのは早朝5時という子もいます。自分で決めた事とはいえ、正直大変だと思います。そんな熱い思いを持ってバレーに取り組んでいる仲間を誇りに思います。

そして、朝早くお弁当を作ってくれるお母さん、駅まで送ってくれるお父さん、優しい言葉で励ましてくれるじいちゃん、ばあちゃん。今年こそという思いで応援してくれている先輩方の協力を忘れず、今日も感謝して頑張ろう。私もチームの成長に置いていかれないように、外見だけでなく(笑)内面、考え方も大きくなって行かなければならないと思います。

2008年1月 9日 (水)

【第21回】ENDLESS DREAM福田 圭一 (保健体育)

 新しい年になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 私は昨年、11月に遅ればせながら、流行のiPodを購入しました。時代の流れでファッションや生活が変わっても、聞く音楽は学生時代に聴いていた80年代~90年代のJ-POPが中心です。それぞれの曲にさまざまな思い出があります。『10年一昔』といいますが、曲を聴くとすぐにあの頃にタイムスリップできてしまう幸せな性格の私です。(笑)よく思い出すあの頃とは、中学時代よりも、どちらかと言えば高校時代。しかも残念ながら勉強や甘い恋愛経験などではなく、強烈なインパクトのある部活です。

 時は流れて今、遊学館女子バレー部の部員達と白球を追いかけている事に(現在はカラーボールですが…)感謝し、この奇跡と不思議な確率を大切にしたいとあらためて感じております。

 さて『一年の計は元旦にあり』といいますが、皆さんにはどのような目標や夢がありますか?

 私も年初めに初詣に行くと必ず願う事があります。しかしその夢はまだ実現していません。それは春高バレー全国大会の出場。

近年各大会で上位進出が定着してきた感のあるチームですが、まだ優勝という悲願達成には至っておりません。過去には石川県を制したこともある伝統ある女子バレー部ですので、何とかしたいと取り組み、私自身7年目となりました。

春高バレー=バレーボール選抜優勝大会は夏、秋に開催されるインターハイや国体と異なる点が何点かあります。

1、高校バレーの聖地代々木第一体育館での開催
1、テレビ中継があり連日会場は応援、観戦の人でいっぱいになる
1、タラフレックスというオレンジと緑のシート上で特別なコートである
 (全日本の試合のあのコートです)

このように高校生バレーボーラーにとって憧れの舞台が春高バレーというわけですが、それは指導者にとっても同じです。大会前になると、いつになっても緊張し胃がきりきりとしてきます。近年は『よし、それだけバレーの事を考えている』とか『夢にチャレンジし、ぎりぎりいっぱいの真剣勝負をできる事は幸せだ』などと都合の良い考えでいますが…(笑)

 本校玄関前の章典棚には、他のクラブの輝かしい成績を標す優勝旗やトロフィーなどがびっしりと並べられています。その中にはまだ女子バレーの優勝旗はありません。

しかし最近の選手の取り組み、プレーからは優勝経験のない過去と今からの未来を隔てようとする必死さや気迫がひしひしと伝わってきています。それを見ると自分達のチームを信じ、熱い戦いで結果を出したいと強く思います。部員全員で、代表決定戦進出、そして初の春高出場にチャレンジしたいと思います。もちろん先輩方の魂も込めて…。

大会は1月12日(土)13日(日)代表決定戦は2月9日(土)です。応援よろしくお願いいたします。