2022年2月10日 (木)

【第716回】「3年7組ビブリオバトル」谷内田 京子 (国語)

 3学期に入ってからクラスでビブリオバトルをしました。本来はレジュメなし、パワポなしのスピーチのみで行われますが、コロナ禍ということもありA6サイズの色画用紙に本の魅力を書いてもらい、優勝を決めるという方法に変更しまた。企画した時は、みんな積極的に取り組んでくれるかな?そもそも本を持っている?など不安に思っていましたが、始めてみると真剣そのもの。色画用紙は本のイメージに合わせた色を選び、それぞれマジックや色鉛筆などを用意してA6の紙に思いを込めていました。
 私は国語の教員なので本は大好きですが、いつも似たような本を読んでいる気がします。今回、生徒が書いた紹介文を見て、いつもだったら書店で選ばないような本に興味を持ちました。
 ・UFOと宇宙人の謎
 ・道あけてもらっていーすか?
 ・俺か俺以外か

3年7組ビブリオバトルの優勝は芥川賞受賞作品「推し燃ゆ」でした!

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2022年1月20日 (木)

【第715回】「「入試の季節」に思うこと」本 茂通 (地歴・公民、福祉)

入試本番の季節がとうとうやってきました。

今年は雪国らしい季節にもなっていますが、いきなり多くの積雪があると困るものです。
そのような突発的なことにも対応できるように準備をしている人は多くいると思われます。

何事も準備をしていると対応はできます。
さらにそこから物事を推し進めていくための力があると立ち止まることなく進めます。
その力は本物の力だからこそできることだと、私は思っています。

「力」は気が付いたら身に付いていることがありますが、何かに向かって頑張ったからこそ(今の時期は受験勉強かと思われますが)ついているはず。
それに本物の力は今後の人生に必ず活かされてくるものです。
だから頑張ることは無駄にはならないのではないでしょうか。

受験に向けて迷いや悩みが多くなる時期ですが、自分のために、ここはひと踏ん張りして頑張りましょう。

未来の自分のために。

【第714回】「3学期=0学期」向江 大輔 (地歴・公民)

 お正月が終わり、3学期がスタートし2週間が経とうとしています。
 どの学年も1年の締めくくりであると同時に、次の新しい学年への準備期間という意味で『3学期=0学期』と捉えることができます。
 私は2年生の担当です。もうすぐ3年生になる現2年生たちには、この1年を努力でやり抜いて欲しいと思っています。

○高校3年生という時間は、今までの中でもあっという間に過ぎていきます。時間の使い方を大事にしよう。
○進路実現のために情報を吸収し、そのための努力をしよう。
○最上級生として手本となる立ち居振る舞いをしよう。

 など、
 ここから2年生諸君に求められることは多くなります。ですが、できない人には言いません。ここから最上級生に向かってこの「3年生0学期」。しっかり心と行動の準備をしていきましょう!

2022年1月 6日 (木)

【第713回】「美術部の活動をとおして。」光谷 和子 (芸術)

 私は美術部の顧問をしています。美術部は年に2回、高校文化連盟の展示発表会があるのですが、コロナ禍の中で色々と変更点がありました。夏の総体総文の展示では、従来は21世紀美術館での展示を行います。しかし、美術館自体が休館という中で、6月に行われた第41回高等学校総合美術展においてはWEB開催という運びとなりました。部活動も満足に活動できない中で一生懸命に描いた学生達の絵を、辰巳丘高校の体育館の床に並べて石川県の美術部顧問が全員集まって投票し審査するという形で受賞作品をきめました。WEB開催で各学校の作品が閲覧できましたが、やはり現物でみるのとは印象や受ける刺激が違いますので、学生達みんなで実物を鑑賞できなかったことが悔やまれました。
 秋の総体総文の展示では、やはりコロナの影響で開催日が2回延長になったものの、ようやく21世紀美術館での展示がかないました。1年生はここで初めて自分の絵が展示されました。他の学校の作品に圧倒されながらも、大いに刺激を受けたようで、次の作品制作の意欲につながったようです。やはり実際に足を運んで会場に行き、自分の作品を客観的に眺め、他の人の作品や展示空間の中で体感して得るものは多かったと思います。どんどん色んな刺激を受けて、自分にしか描けない世界を表現することにこれからも大いにチャレンジしていってほしいと思います。

202201061絵の搬入も顧問のみで行いました
 
202201062美術部 作品の前でハイポーズ!

2021年12月30日 (木)

【第712回】「留学生との時間の中で Part 2」西村 美恵子 (英語)

 以前このタイトルでブログを書きました。その頃は英語を教える傍ら空いた時間で学校に通っていた交換留学生の日本語の勉強の手伝いをしていました。彼らはアメリカやカナダからやって来て1年間いくつかの家庭に滞在する、いわゆるホームステイをしながら遊学館に通学していました。またリファーレで行われている日本語教室にも通っている学生もいました。そのような留学生と過ごした時間の中でいろいろ感じたことなどを書いたものでした。
 現在遊学館にいる留学生は、当時の交換留学生とは異なり3年間在校し、部活動をし、寮で暮らし、卒業します。そして私自身も日本語教師として彼らと関わっています。
それで今回Part2としました。
 日本語を教えるようになってまず感じることは、日本語は音声としては簡単なほうだけれど、読み書きは3種の文字の使い分けが難しいうえに、漢字の読み方が一通りではないことが日本語を母語とする人にとってすらとても難しいということです。もしかすると日本人は語学の天才じゃないかと思うほどです。例えば、「今は12月です」「今日は月曜日です」「お月様が欠けるのですか」これらの文中の『月』の読みが違うのは小学生でもわかります。けれども同じように漢字を使う本家の中国語ではほぼ一通り、中には二つ読み方を持つ漢字も少しはあると留学生が教えてくれましたし、私が一時期はまっていた韓国語でも表記は今ではハングルでわかりにくいですが、漢字から来た単語の読みは基本一通り、中にはいくつかあるものもありますが、日本語のようにその語が伝わった当時の中国での音に近づける読み方がいくつもあるなどということはありません。ただ日本人にとっては音として幼いころから先に言葉に接しているので、後から漢字がついてくるのにたいして、日本語の学習者にはそれほどの時間的余裕がないのです。そう考えるとついつい申し訳ないような気になって、「ごめんねー、これはそう読まないの―」が口癖になってしまいます。
 私たちの、日本語学習の第一の目標は日常会話ができるようになることです。
ところがその日常会話というものは読み書きがないから簡単だと思われるかもしれませんが、文字以上に難しい日本語の特徴が詰まったものです。高校生ですから少しは敬語・丁寧語が使えるようになってほしいしのですが、目上の人はともかく、内外(うち・そと)の使い分けは日本人にとってもとても難しいものです。日常会話では、仲間との会話と挨拶の言葉とはかなりの違いがあります。挨拶は、あいさつ様式として覚えなければなりません。またものの数え方、その音の変化、例えば、鉛筆がいっぽん、にほん、さんぼんと簡単に言えるようになるにはこれらをまた覚えなければなりません。言語の習得はやはりたくさん使って慣れることが最も大切です。
 ケニア出身の留学生に教えてもらったのですが、彼の国には40以上の部族がそれぞれの地区に独自の言葉を用いて暮らしていて、つまり日本の県のようになっているそうで、学校ではいくつかの部族が集まるので、スワヒリ語と英語が公用語になる、つまり彼は日本に来る前にもう母語を含めると3つの言葉を使いこなせ、日本語は4つ目の言語になるそうです。凄いことですよね。またある留学生は日本に来る前から日本語を勉強していて、昨年日本語能力検定試験1級に合格しました。彼の努力は素晴らしいことですし、本当にうれしいことでした。
 留学生と接していると、とてもたくさんのことを私の方が教わっています。考えさせられています。私にとって彼らは、自分では気づいていない自分たち日本人のことを映す鏡のようでもあり、またもっと広い世界へと開かれた窓のような気がする毎日です。