2023年8月24日 (木)

【第797回】「一体感とつながり(人と人との繋がり、継続していくこと)」Y. M. (地歴・公民)

 サッカー部は、あと一歩のところでインターハイ出場を逃してしまいました。
 硬式野球部も、あと一歩のところで甲子園を逃してしまいました。
 インターハイ石川県大会サッカー決勝は、全校応援となり選手に声援を送っていました。
 その後の体育祭では、サッカーの決勝戦を彷彿させるような各団の応援が繰り広げられていました。
 高校野球石川県大会でも、選手のプレーが応援に気持ちが乗り、応援が選手のプレーに乗っているような雰囲気でした。
 その中でも、サッカーの決勝戦では多くの部員を抱えるサッカー部の応援メンバーをサポートするように、こちらも多くの部員を抱える硬式野球部が後に続き、高校野球の決勝戦では硬式野球部をサッカー部が支え、それを吹奏楽部やバトントワリング部、応援部などがさらに勢いをつける形でまとまっていました。
 それに追随する形で、試合に出場している選手と普段の学校生活を共にしている仲間(生徒)がさらに加わり、一体感を醸し出していました。
 この瞬間、
   生徒は誰かを応援する→誰かに感謝される気持ち
   誰かに応援される→誰かを感謝する気持ち
  を自然と作り上げていました。
 遊学館の中での相乗効果が生まれてきているように感じました。この一体感が薄れることなく続いてくれると、うれしいです。
 硬式野球部やサッカー部だけでなく、その他の部活動をしている生徒も、部活動をしていない生徒も、普段から自分が一生懸命に取り組んでいることが、このように多くの人が見ている舞台でお披露目できるのはなかなかないので、頑張っている評価をされることは少ないかもしれません。
 しかし、1学期はサッカーの決勝の話題で盛り上がり、2学期は野球の準決勝や決勝の話題で盛り上がるかと思いますが、自分の近くの誰かが大きな舞台で活躍したことで、そこでお互いを称えあうコミュニケーションが生まれ、自分のことも興味関心を持ってもらい日常での小さな繋がりが次の一体感に繋がると感じました。
 これが全国大会になると、石川県の代表として臨んでいることに対しての一体感、野球のWBCやサッカーのワールドカップなどは、日本を背負って世界大会に臨んでいる人たちに対しての応援しようとする国の一体感となり盛り上がります。
 一体感は、人を前向きになれるきっかけだなと感じました。
 この一体感を続けるために硬式野球部は秋季大会(春の選抜大会へ)、サッカー部は選手権大会での飛躍を期待しています。

2023年8月17日 (木)

【第796回】「ケニアからの留学生」Y. H. (英語)

 今年は1年生の担任となり、新たなる年をスタートさせることができました。また、ケニアからの留学生を受け持つことになり、我がクラスでは楽しみが増えました。15歳の少年がランナーとして、『Japanese Dream』 を叶えるために日本にやって来たのです。言葉も文化も全く違う国に、単身で乗り込むのは相当の勇気と決断がいると思います。本当に頭が下がります。

 私は石川県に生まれ、駅伝という競技にあまり馴染みがありませんでしたが、遊学館高校に赴任し、駅伝競走の面白さにはまってしまいました。年末の『全国高等学校駅伝競走大会』や大学生の『箱根駅伝』など、年間の楽しみの1つです。都大路を舞台に繰り広げられる熱い戦い、そこを駆け抜ける生徒たちの姿を応援するのはとてもワクワク、ドキドキする一瞬です。
 数年前からケニア人の生徒を迎え入れることにより、さらなる盤石なチーム体制が整い、応援するモチベーションも上がりました。

20230817

 今回で3人目のケニア人留学生を受け持つことになりましたが、毎回、「どんな生徒が来るのかな。」と楽しみにしています。今年のJ君は、今までの2人とは少し違って、何事にも積極的な姿勢が見られます。インターハイに向けた激励会では、何もアドバイスをしなかったにもかかわらず、自らの意気込みを語り、応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを表していました。本当にしっかりしている生徒だと感心しました。
 クラスでも、最近は多くの生徒がJ君に話しかける姿を目にします。クラスの一員になっていると感じとても嬉しく思います。学習面においても彼は数学が得意なようで、一生懸命に問題を解いているのですが、言葉の壁もありなかなか正解にたどりつきません。そんな時、クラスの生徒が知っているかぎりの英単語と身振り手振りで教えている姿は本当に微笑ましく「頑張れ」と思います。
 J君にとってこれからの日本での生活は、いろいろなことがあると思いますが、自分の夢をあきらめずに最後まで追いかけてほしいと思います。

『成功する才能とは、あきらめずに自分の夢を追いかけ続けることができる能力である。』

by Ub lwerks

2023年8月10日 (木)

【第795回】「勉強合宿」谷内田 京子 (国語)

 特進コース2年3年の選抜メンバー8名が、7月31日~8月4日京都で勉強合宿を行いました。
 朝8時~夜9時まで河合塾京都校で、みっちり勉強をするというものです。メンバーの中には、女子駅伝競走部やバトントワリング部に所属している生徒もおり、彼女たちは早朝と夕方に自主練習を行い、合宿中も文武両道を実践していました。
 勉強漬けの5日間で生徒たちが感じたことを紹介します。

・今までの自分が経験したことのない勉強量。それが当たり前のことだと分かった時に、本当の受験生が何なのかもわかった気がしました。今までの自分は本当に甘かったです。合宿が終わって通常の生活に戻っても、気持ちは戻さず高い目標に向け努力し続けます。(2年)

・合宿を通して、自分たちの集団のレベルの低さを実感した。多くの塾生は集中力を切らさず勉強をしていた。今後もっと勉強時間を増やし、特進クラス全体のレベルを上げていきたい。(2年)

・勉強合宿で習得した勉強のリズムを部活動の合宿でも実践していきたい。(2年)

・意識が高い受験生と同じ空間で勉強ができて楽しかったです。昨年も参加しましたが、今年は自分に少し余裕があったので、もう一週間やりたかった。(3年)

・去年とは違い、受験生として合宿に参加し、周りと比べて至らなさを実感したが、自分なりに集中して取り組めた。京大を本気で目指す同学年の人たちの熱量や意識を間近で感じ、この夏本気で頑張って自分を変えようと決心した。(3年)

・私たちは勉強合宿中だから、朝8時から夜9時まで勉強したけど、塾生は普段の生活として同じ時間塾で勉強していた。私も通常の生活に戻っても1日12時間勉強を続けようと思った。(3年)

 3年生は来年春、2年生は再来年春に志望校合格できるよう、私たち教員もチームとしてサポート頑張ります!!

2023年8月 3日 (木)

【第794回】「暑い、熱い、夏!」M. M. (英語)

 夏休みに入ってまだ2週間足らずではあるが、連日のニュース等での「猛暑」「熱中症警戒アラート」の言葉を耳にしながら「暑い夏」を過ごしている。だが、生徒たちはこの夏をそれぞれの「熱い夏」にしているようだ。
 いま私は、夏休み中の教室でこのブログを書いている。目の前には2人の生徒が、受験の面接のために志望理由や自分の長所、自己PRなどを準備している。すでに3年生にとっては「熱い夏」が始まっている。
 熱いといえばやはり全国高校野球選手権石川県大会決勝であった。選手たちはもちろん、応援にかけつけた生徒たちにとっては感動をもらえる貴重な瞬間に立ち会えた。
 夏期補習が始まり、志望校合格に向けて熱心に受験勉強に取り組んでいる様子にもまた熱さを感じる。就職希望の生徒たちは、求人票を見ながら企業訪問の依頼をして、その後丁寧にお礼状を書いて投函。立派な社会人を目指してください。
 同じ3年生でも、中学3年生を迎えてのオープンスクールが2日間実施された。生徒会を中心にボランティアの生徒たちが準備や運営に励んだ。オープニングではストリートダンス部やバトントワリング部の演技が中学生たちを魅了した。またこの日にコンクール出場に向けて手際よく楽器の搬出をしている様子を中学生たちが興味深く見入っていた。実際の高校生の姿をみて期待や憧れを感じてくれたことだろう。
 遊学生たちはそれぞれ各自の進路のために時間を費やして夏休みをスタートさせている。ぜひとも「熱い夏」にしてもらいたい。
 さて、目の前にいる2人、面接練習を始めよう。この2人にとっても「熱い夏」になりそうだ。

2023年7月27日 (木)

【第793回】「LOVE STUDY」Y. I. (家庭)

期末考査後、1年生家庭基礎の時間に養護教諭寺山先生によるLOVE STUDYの授業が行われました。中間考査後の授業に引き続き2回目のLOVE STUDYです。
1回目のLOVE STUDYの授業では、全く知らなかったこと、勘違いしていたこと、ちょっとだけ知っていたことなどを詳しく知ることができました。2回目のLOVE STUDYが待ち遠しくて「寺山先生の授業はまだですか?」という声がほとんどのクラスから聞こえてきました。
そして待望の2回目のLOVE STUDYでは各自がそれぞれ考えること、考えても答えがでないこと、友達と全然違う考えだったことなど正解のない問いがありました。“考えることが大事”です。
LOVE STUDYの授業を受ける前と後では考えに変化がありましたか?
2・3年生のみなさん、1年生家庭基礎でLOVE STUDYの授業を受けましたね。懐かしですね。
少し思い出してください。“相手を思いやる気持ちと責任”
充実した楽しい夏休みを過ごして下さい!