2014年11月13日 (木)

【第352回】 応援は雨の中でもMi. Y. (英語)

 先日、ある野球部の生徒から質問を受けました。授業が一区切り終わり、ちょっと休憩、とした時のことです。それは「先生は野球とサッカーのどちらが好きなんですか。」と言う問いでした。私は少々返答に困りました。最近学校を訪れてきた元サッカー部員の卒業生によると、「宮永先生は、サッカーよりも野球のほうが好きだ。」ということになっていたようです。実際、サッカーの試合より野球の試合の応援に行くことのほうが多かったのです。ただその理由はきわめて単純で、野球は金沢市内で行われることが多く、気軽に応援にいけるからでした。
 実は、私とサッカーとの関係は、生徒たちが考えているよりもずっと長いのです。
 私は中学3年生の頃、2,3人の友人とサッカーの真似事をしていました。私が進学を目指していた高校が、当時石川県の高校サッカー界では最強だ、と知ったからでした。その高校に入学できたら、ぜひサッカーをやろうと思っていたのです。ところが、高校には入学できたのですが、1年生の夏で挫折してしまいました。体力が続きませんでした。
 日本のサッカーはメキシコオリンピックを頂点にそれ以降はアジアの壁に阻まれ長い低迷期が続きました。私は1972年フランスに渡ったのですが、フランスのサッカーもまたヨーロッパの中で苦しんでいました。フランスが世界の強豪になるにはプラチニのそしてジダンの登場を待たねばなりませんでした。日本サッカーはJリーグの発足とともに徐々に地力を付け、あの「ドーハの悲劇」を経て、ついにワールドカップ出場を果たしました。あれから日本はワールドカップに連続して出場しています。べスト8に近づいたように思われたこともありましたが、今年のように1次リーグで敗退という惨めな結果になることもあります。日本のサッカーが本当に強くなるのはまだ先のようです。
 このあたりで冒頭の野球部員の質問に戻りましょう。「野球とサッカーのどちらが好きか?」と問われたら、つぎのように答えるしかありません。
 「遊学館の野球は好きだが、他校の試合は全く興味が無い。プロ野球も殆んど関心がない。一方サッカーの試合は全てのレベルの代表チームの試合に関心がある。結論から言えば、私は野球よりもサッカーのほうが好きなのだ。」
 しかしここで強調しておきたいのは、本校が関係する対外試合については、野球もサッカーも分け隔てなく応援に駆けつけます。つまりどちらも同じくらいに好きなのです。

 さて去る11月9日、高校日本選手権の県代表を決める決勝戦が行われました。残念ながら今年も星稜に敗れてしまいました。その決勝も、1週間前の準決勝も雨の中で戦われました。雨の中でも、サッカーの試合はおこなわれます。そして雨の中でも、応援団は応援するのです。選手たちと共に、勝利を喜び、敗北に涙するのです。霜月の冷たい雨に打たれながら…

2014年11月 6日 (木)

【第351回】 <学園祭について一言>M. K. (数学、情報)

 遊学館高校は、9月5日(金),6日(土)の2日間行われましたが、

大学・短大等の学園祭は10月後半から11月3日(月)の文化の日にかけて

ピークとなるでしょう。学生にとっては一番騒がしい時期なのでは?

 今のこの時期は、木枯らしが吹き、やがて冬が訪れようとしているはずが、

温暖化の影響なのか、季節がずれてきているかんじがしないではないか

という今日この頃です。

 生徒や学生には、楽しむときは楽しみ、取り組まねばならない仕事(作業)

は、精一杯取り組めるようにメリハリある生活を送ってもらいたいです。

学生の皆さんは今精一杯学園祭を楽しんでほしいです。

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2014年10月30日 (木)

【第350回】 “I’ll take care of it.”Ma. Y. (英語)

 最近Jersey Boysという映画を見た。
貧乏でちょっと不良の青年たちが、The Four Seasonsというグループを結成し、
幾多の困難を乗り越えて成功して有名になっていくサクセスストーリーだ。
その中でメンバーの一人、トミーが莫大な借金を抱え、仲間の分裂がおきたとき
主人公のフランキーが言う。
 “I’ll take care of it.” 「俺がなんとかする。」「俺にまかせろ。」

今の自分がいるのはトミーが歌の才能を見出してくれたからと
“I’ll take care of it.”と言って、来る日も来る日も巡業を重ね
何年もかけて友人の借金の返済を遂げる....。
 先日偶然聞いたビジネス英語 “I’ll take care of it.” が
この映画の中で使われているのを聞き取った瞬間、思わずニヤリとしてしまいました。
 映画の中の歌にも引き込まれ、いつか授業で紹介したいと思っている英語の好きな私です。

2014年10月23日 (木)

【第349回】 「伝える」H. Y. (数学)

「あなたが感謝するときはどういうときですか。いくつでも、思いつくだけ挙げて下さい。」

 最近、そんなことを考える機会がありました。
 ふと言われたときに、私が真っ先に思い浮かべたのは、家族や友人の存在でした。そんな周りの人たちに支えられていることを実感したときに、ありがたいなと感謝を感じます。
 人によって、最初に思い浮かべるものは様々だと思います。また、じっくり考えれば、いろいろな感謝の気持ちが出てくるでしょう。

 皆さんが感謝するときはどういうときですか?

 先日、遊学館高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。その演奏会は私も毎年楽しみにしている人の一人なのですが、中でも特に印象深いのが演奏会の最後にある三年生からのメッセージです。
 一人ひとりが自分のことばで、家族や仲間たちに伝えるメッセージ、やはり感謝を伝えている子が多かったです。短いメッセージの中でもその感謝の伝え方は様々で、見ていてとても心があたたかくなりました。思わずうるっときてしまう場面もありました。

 日頃、感謝を感じることはありますが、その気持ちを伝えられているかと言われると・・・少し不安になってしまいます。なので、こういったふうにあらたまって感謝の気持ちを伝えるというのは、気恥ずかしさもあると思いますが、すごく良いものだなぁと、この演奏会でしみじみ感じました。

 皆さんが感謝するときはどういうときですか?また、その感謝の気持ちを相手に伝えていますか?

 私も生徒たちを見習って、今後もっともっと感謝の気持ちを伝えていくよう心がけていきたいと思います。

2014年10月16日 (木)

【第348回】 深呼吸福田 圭一 (保健体育)

『本日をもって卒業します。あっ、でも僕はみんなのものだから安心してね!』

バブル経済も崩壊して、これから社会に出てゆく、大学4年生が卒業アルバム個人写真に載せたお気楽なコメント・・・。

嗚呼なんと、恥ずかしい。

今から20年前の自分です・・・。(笑)

年月が経ち、将来の嫁や子供らに見せることなど考えなかったのかと・・・。今考えると疑問です。そんな自分だから、中学生から始めたバレーボールを今まで続けている事も不思議だし、小さい頃からの夢が教職であった訳でもなく・・・。

一心不乱とか全力疾走では・・・。ないですよね。

しかし、時間が経って、自分がおじさんになって気付いたら『ぶれない、大切な目標』になっている。

ゴールやまだまだ完成ではないですが、振り返ると少し成長したのかなと?。
(あくまで自己評価ですので、苦情は受け付けていません 笑)

しかし『ぶれない、大切な目標』と言っておきながら、離れていた時期もあったり・・・。

ちょっと離れてみて判る大切なものだとか、価値ってあると思います。

そして、それが自分にとって『どうしても、手に入れたい目標や夢ならば頑張れる』のかなと。今は充電期間とかと呼べる言葉もありますしね。

目標への道中は、休んだり、立ち止まったりしてもいいと思います。そこから見える事もある。車のハンドルなんかも多少の遊びがないと危ないですよね。(ちょっと甘いですかね)

そして今、自分が歩いている道は一人じゃない!(ですよね? きっとそうだ! 笑)

そんな仲間に見せたい景色があります。

大学時代には何度も行ったし、ひとりでも行った。
電車の乗り継ぎも大丈夫。

一人じゃない! いつもありがとうございます。

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