2016年4月14日 (木)

【第421回】 さくら道上 ちひろ (英語)

先日、兼六園にお花見に行きました。日本には数え切れないほどの花があるのに、なぜ桜を愛でることだけを“お花見”と言うのだろう・・・。普段は花より団子派の私が、なぜかそう思った。

なぜ昔から、桜は日本人の心を魅了し続けるのでしょうか。「さくら」という題名の名曲も数多くある。

あの、淡く優しいピンク色、美しく咲き誇って、いつの間にか散ってしまう儚さのためなのか。そんなことを考えながら兼六園を歩いていた。

その時、友人が言った。「1995年1月17日に阪神・淡路大震災が起きたとき、西宮市の夙川という桜並木になっている花見の名所も震度7の揺れで大きな被害を受けた。川の堤防は活断層の影響で段差になり、橋が壊れるなど悲惨な状況だった。」

「震災の混乱と悲しみから、夙川の桜のことなど誰ひとり考えもしなかった。でも、その年の春、夙川の桜は、いつもと変わりない綺麗な花を咲かせた。」

そのとき、誰もが咲いてくれてありがとう・・・そう思い、とても喜んだそうです。

美しいからだけでなく、儚いからだけでもない。そこには何にも負けず、どれだけ年月を経ても、変わらず咲き誇る強さが日本人の心を打つのかもしれません。

日本人にとって桜は他の花にはない、何か特別なものであることは間違いないのでしょう。

“お花見”日本人はなぜ、桜を愛でることだけを“お花見”と呼ぶのでしょうか・・・。

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2016年4月 7日 (木)

【第420回】 また新たな年度が始まるM. K. (情報)

 2016年3月1日(火)442名の卒業生が第一体育館での最後の卒業式。その時自分の気持ちの中には2つの別れがありました。
 一つは、私自身が3年生のクラスを受け持ち、自分のクラスを始め、卒業していく3年生に頑張れと送り出す。それは卒業していった学校で過ごした時間以上に今後の生活が大切であり、人生を決める大切な時間となっていくわけですから、今は卒業して行った生徒達が目指す方向へ向かって頑張ってもらいたいです。これは別れというよりは「送る」ということの方が当てはまっているのかもしれません。それに卒業生となった442名だっていつまでも過去にとらわれていたら、肝心なやるべき事が疎かになるというものでしょう。もしどこかで出会うときがあれば、気軽に声をかけてもらえばありがたいです。
 そしてもう一つは、これまで沢山の行事を行ってきた第一体育館が50年余りの年月を経て取り壊しとなったことです。今現在、第一体育館の取り壊しが行われ、毎日大きな音を立て天井や壁が剥がされていく音を聞くと一抹の寂しさを感じます。私も生徒を前にして紹介を受け、自己紹介をさせていただいた場所がこの第一体育館でした。あれ以来、この体育館には随分お世話になったと今更のように感謝の言葉しか思い当たりません。来年3月に第一体育館は新しく生まれ変わりますが、壊されていく姿を見るとやはり寂しさが感じられます。これが「別れ」というものでしょう。
 卒業式から3週間後の3月22日(火)。入学説明会が金沢歌劇座で開かれ、490名の新入生を迎えることとなり、いつまでも以前のことを引きずっているのではなく、次に向けて気持ちを変えていかねばならないことを新入生の姿から目覚めさせられた気がしました。
 今年は桜の開花が平年より5日早く咲き、春の訪れが早くなりました。私自身も春の始まりを告げる景色を見て、感慨に浸っているのでなく、やるべき仕事や目的に向かって取り組んでいかなければならないと感じたしだいです。今、「賽は投げられた」ということでしょう。

2016年3月31日 (木)

【第419回】 遊学館での1年間H. M. (英語)

遊学館へ来て、はや1年。教師として働き始めて、はや1年。
長いようで、短かった1年が、まもなく終わろうとしています。

思えば1学期。
何をどう教えればいいのか、どう生徒に接すればいいのかが分からず、ただただ葛藤の日々でした。
学校という場所にも慣れず、とにかく毎日を過ごすことに精一杯でした。

時は流れて2学期。
ようやく日常のリズムがつかめ、授業をすることにも(少し)慣れてきたように感じました。
どうすれば分かってもらえるだろう、楽しい授業になるだろうと、考えない日はありません。

そして3学期。
みんなと一緒に過ごせる時間、授業時間を指折り数えました。
それは、とてもとても寂しい時間でもありました。

私は、この3月で遊学館を離れ、4月から新しい学校へ行きます。
どんな学校だろうとわくわくする気持ちと、遊学館を離れることの寂しさ。
今もずっと複雑な気持ちでいっぱいです。

今このブログを書いていても、思い出すのは、みなさんのことばかりです。
授業で関わってくれた生徒、部活で関わってくれた生徒、テスト前勉強で一緒に頑張った生徒、担任代理でホームへ行ったときに関わってくれた生徒。その他、私に関わってくれた生徒…。
数えればきりがありません。どうもありがとう。

遊学館は、イメージ通り、あいさつがよくできる高校です。
そして、とても人間味に溢れ、元気で明るい生徒達が多いです。
そんな素敵な学校で、みなさんと過ごせたことに感謝し、次へと生かしたいと思います。

1年という短い期間でしたが、みなさん、どうもありがとうございました。

楽しかったなぁ
辛いこともあったけど、良かったなぁ
良い友達ができたなぁ

メリハリのある高校生活を送り、無事に卒業してくれることを願っています。
そして、またいつかみなさんにお会いできる日を楽しみにしています!

2016年3月24日 (木)

【第418回】 時間Y. Y. (英語)

時間が経つのはとても早いもので、遊学館高校で教え始めてから一年が過ぎようとしています。
一年間という短い間でしたが今年度で遊学館を離れることとなりました。
遊学館に関係する全ての方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

この一年間を思い返すと様々なことがありました。
今年度は一年生3クラス三年生3クラスの他、遊学講座も担当させていただきました。
バドミントン部にも少し関わらせていただきました。
少し前まで学生だったこともあり昨年の四月は全てが新鮮で、何をするにもとても緊張していたことを覚えています。
授業をすること、質問を受けること、プリントを作ること、
全てが初めての経験で、うまくやっていけるのか深く悩んだこともありました。
当初の授業は何をしていいか分からず、指示も曖昧で生徒には理解できなかったことも多かったと思います。
それ以降どんな授業をすれば生徒が興味を持ってくれるのか試行錯誤を繰り返しました。
遊学館は素直で優しい生徒が多く、普段の授業、遊学講座、部活動で新しいことを試そうとするとき、すんなりと積極的に付き合ってくれました。
色々と挑戦出来たことによって確実に成長できました。正しい言い方なのかは分かりませんが、生徒に教えていることよりも生徒から学んだことのほうが多い一年間でした。

今年度授業を持っていた1年生、2年生が卒業するまでいられないのは寂しいです。
しかしただ寂しい悲しいだけでは駄目だと思います。この一年間の経験を活かして、次に会ったときにはお互い成長したと言い合える存在になりましょう。

私自身若くて未熟なのでみんなに一方的に『頑張れ』とは言いません。
代わりに私が大切にしていることのひとつを紹介します。

楽しい時間は早く過ぎるが、つまらない時間はとても長く感じるとよく言われます。
当然つまらない時間は早く終わってほしいと思うでしょうが、私はそんな退屈な時間も大切にするように心がけています。
楽しい時間も退屈な時間も同じ価値ある時間です。
せっかく同じ時間を過ごすのなら、より充実させたほうがいいと思いませんか?
退屈な時間も自分を成長させてくれる何かが絶対にあります。
全ての時間を精一杯過ごすことによって新たな自分を発見できると考えています。

もし良いなと思ったら心の片隅に置いておいてください。

遊学館高校にはみんなの様々な時間を彩ってくれる環境があります。
授業、部活、遊学講座、放課後、先生、そして何より身近にいる仲間たち。
全てがみんなの高校生活を充実させてくれるでしょう。人生のなかのたった3年間ですが、とても大切な3年間です。決して無駄にすることがないように、と願っています。

それではまた逢う日まで...

2016年3月17日 (木)

【第417回】 色彩 ~そこにある風景in my heart~福田 圭一 (保健体育)

先日、3年生442名が遊学館を卒業し巣立っていきました。
福田ホームの41名、女子バレーボール部の7名もここに含まれています。

今年度の卒業式は、初めての3年生の担任ということもあったのですが、
それ以上に、この卒業式を最後に第一体育館が取り壊され、新体育館へと1年かけて生まれ変わります。遊学館にお世話になり、一番多くの時間を共にした場所でした。

 
体育館での最後の行事がこの卒業式であったのですが、本当に素敵な式となりました。
体育館も卒業生と共に有終の美を飾れました。お疲れ様。
(先生ブログ414回 中村先生担当参照)

この体育館でどれだけの先輩が汗を流したのだろうか?
先輩たちの思いや願いは受け継がれていますか?

今日、3月14日は体育館の外観はまだ残っていますが、フロアーや内壁は全て剥がされています。

皆さんは進化論をご存知でしょうか。
生物の進化は未だ多くの謎に包まれていますが、
この進化論には有名なラマルクとダーウィンの説があります。

 
なぜキリンの首が長いのか、という事でよく説明されていますが、ラマルクは「用・不要説」「獲得形質の遺伝」を唱えました。ラマルクによれば、首の短いキリンが高い場所の葉っぱを食べようとして首を伸ばす努力をしたから首が長くなったと。
そして、子孫にそれが受け継がれていきました。
つまり、親キリンの努力、経験値がDNAに書き込まれるという説でした。

 
これに対して、後に「種の起源」で有名なダーウィンは「自然選択・適者生存説」を唱えました。こちらの説では、首の短いキリンと長いキリンが混在していたのだが、首の短いキリンは自然淘汰されていき首の長いキリンだけが生き残ったと。
つまり、親キリンの努力や経験値がDNAに書き込まれることはないというのです。

 
現在ではこのダーウィンの説が支持され、進化論の定説になっているそうです。

 
しかし、最近になって新たな説が生まれています。それは親キリンの努力や願いが体のどこかに記憶され、子孫に受け継がれていくというもの。ラマルクが唱えた進化論と同様に、今の世代では考えられなかった願いが、次の世代へ受け継がれるかもしれない。

そんな希望の願いが含まれた説なのです。

それならば、金城からの先代の思い、強い願いが、少しずつ進化してその努力がいつかカタチになりますように。

女子バレーボール部の今年の卒業生もキャリアがあった訳ではありません。(ホントに)最後まで、もがいて、あがいて、その取り組みが後輩たちに伝わりました。

 
卒業時には、しっかりとした色がついたステキな人物に成長したと思います。 これから君たちに出逢う人たちが笑顔になり、そして人と人を繋げる優しいパスを出してあげてくださいね。(^_^.)!

 
第一体育館と、そしてこの体育館から卒業していった君たちへ、
ありがとうございました。
 

2803171春高バレー代表決定戦。
当日は遊学の応援で会場を埋め尽くしましたね。
チーム遊学サイコー。 感謝、感謝。(^_^.)  

 

2803172大会前の確認シート。
体育館での取り組みの成果が充分に発揮されましたね。

   

28031733年9組。みんな頑張れよ。

 

2803174保護者の皆様もありがとうございました。
ステキな姉さんたちでした。(何人かは年下 笑)

 

2803175それぞれの道へ・・・。