2019年4月 4日 (木)

【第573回】 京都の思い出谷内田 京子 (国語)

 大学時代を京都で過ごした私は、たくさんの仲間や大学の先生方に恵まれ、楽しく充実した日々を過ごしました。
 日本文学を専攻していたので、大学の先生と源氏物語の舞台を訪れたり、十二単を着させていただいたり、文楽の鑑賞に出かけたり・・・。

春 花の頃になると、円山公園の桜もすばらしいのですが、天神川沿いに咲く桜と柳の淡いピンクと淡い緑が何とも言えず美しいのです。

Spring_6


夏 京都の夏は、あつあつい夏
夏の楽しみは、かき氷。お気に入りの甘味処で「宇治ミルク白玉」をいただく。学生の頃からのお気に入りで、この氷を食べると20数年前に友人と話した内容まで、あれこれと思い出します。

Summer


秋 嵐山、東福寺、仁和寺、岩清水八幡宮
京都は、紅葉や銀杏の落ち葉にも趣があるように感じるので、不思議。

Autumn


冬 早朝の南禅寺
友人と散歩しながら「やはり、冬はつとめて。」と話したことを、授業で清少納言の説明をするたびに思い出します。

Winter

 

 

 

 

 桜の季節となりました。今年は天神川の桜を見に行きたいな・・・

2019年3月28日 (木)

【第572回】 DiversityM. M. (英語)

 「みんなちがって…?」と声を掛けると、生徒たちからいっせいに「みんないい!」と返ってきました。
 今年度の授業で最後に扱った題材がDiversity(=多様性)だったこともあり、はじめにこの言葉を投げ掛けてみたのです。
 誰もが知っているフレーズでした。
 人間はひとりひとり個性を持ち価値があります。ひとつの基準ですべての価値を決めてしまうのではなく、その違いを性別・国籍・年齢・学力・身体等に関係なく互いに認め尊重し合うことが大切です。
 そうやって各々が個性を発揮しながら多様な人間がともに生活することが、学校やクラス、部活動、家族などさまざまな社会により良い発展をもたらすことでしょう。

 

「わたしと小鳥と鈴と

                         金子みすゞ

 わたしが両手をひろげても お空はちっとも飛べないが
 飛べる小鳥はわたしのように 地面をはやくは走れない

 わたしがからだをゆすっても きれいな音はでないけど
 あの鳴る鈴はわたしのように たくさんなうたは知らないよ

 鈴と 小鳥と それからわたし みんなちがって みんないい」

                        <JULA出版局>

 

 もうすぐ新年度がスタートします。
 新しいクラスであなたの隣に座る人はきっとあなたとは違う素敵な部分をもっているはずです。
 そしてあなたも他の人にはない素敵なものをもっています。
 広い心で他を受け入れ、互いを認め合えば、よりすばらしい一年を過ごせるにちがいありません。

2019年3月21日 (木)

【第571回】 卒業生の活躍 PartⅡM. Y. (保健体育)

 2019年1月2日、本校の卒業生である山本修二(東洋大4)、田中龍誠(東洋大2)がそろって箱根駅伝の往路に出場した。今年の箱根駅伝では、青山学大学、東海大学が優勝候補であり、東洋大学の下馬評は高くなかったが、昨年、往路優勝をしたこともあり密かに東洋大学の往路優勝に期待していた。昨年に続き1区から先頭を走り、2区の山本修二には僅差の1秒差で襷が渡された。その後、激しい先頭争いが繰り広げられ、最後は国士舘大学の留学生に先頭は譲ったが、6秒差の2位で襷を渡した。また5区の田中龍誠は昨年に引き続き山登りへの挑戦となった。今年も、後続との差は詰められはしたが昨年から成長した姿を見せてくれ見事先頭でゴールし、箱根駅伝の往路優勝に貢献してくれた。さらに1月3日、箱根駅伝の復路に田中健祐(東京農業大4)が関東学連選抜チームの一員として7区に出場し、4年生して初めての箱根駅伝を見事走りきってくれた。
 続く2019年3月10日、本校卒業生の山本憲二(マツダ)もびわ湖毎日マラソンにおいて2時間8分42秒の自己べストで、日本人トップの7位に入り9月15日に行われる東京五輪マラソン最終選考レースに向けて勢いをつけるレースを行うことができた。山本憲二は山本修二の兄であり、本校駅伝競走部の1期生である。今回の結果で、彼の目標である東京オリンピックマラソン日本代表に向け1歩も2歩も近づくことができたと思う。是非、目標を達成するために精一杯頑張ってもらいたい。
 昨年に引き続く卒業生の活躍にたくさんの勇気・元気をもらった。自分自身も初心に帰り生徒たちと共に目標に向けて頑張っていきたいと思う。

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2019年3月14日 (木)

【第570回】 「終わりと始まり」本 茂通 (地歴・公民、福祉)

この時期は毎年、いろんな思いを振り返りながら卒業生は高校生活を終えていく。

3年生の担任をしていたので、卒業証書授与式の後の最後のホームルームでいろんなことを伝えようと考えていましたが・・・
何も言えなくなってしまい伝えられませんでした。
3-6のみんな ごめん。

私自身も卒業していった生徒たちのことを振り返ってみると
「いいことにも嫌いなことにも向かい合い“全力で生きていく”ってやはりいいものだなあ」
そう感じさせてくれる生徒たちが多くいた。

その中でも私のクラスの生徒たちからは、さらに、
これからも頑張っていこうという気持ちになれる活力をもらった気がした。
ありがとう!

いいことにも嫌いだったことにも全力で向かい合ってくれた生徒たちに感謝です。

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2019年3月 7日 (木)

【第569回】 プレイボール向江 大輔 (地歴・公民)

遊学館高校野球部16期生のみんな、卒業おめでとう。

みんなの人生と、この卒業の節目を 「野球」 に例えるならば、
まだ試合前のウォーミングアップが終わったばかりではないでしょうか。

ここから先、いよいよ本番となる永い永い人生の公式戦が始まります。

心で勝て。
初回の入りが大事やぞ。
積極的にいけ。
リードしても勝ったと思うな。
リードされてもあきらめるな。跳ね返せ。
ピンチの後にチャンス有り。
逆にチャンスの後は気を抜くな。
仲間のミスをカバーしてやれ。
状況の確認。
予測しろ。
迷うな。
判断しろ。
…etc。

野球を通じて学んだことを、生き抜く力として応用していく事が大事です。


そして、

感謝。
挑戦。
進化。

ここがみんなの「原点」。

迷った時や悩んだ時は「原点」に戻ることが大事。
これは私が恩師に教わった大事な教訓。みんなにも伝えます。

人生のレギュラーを獲れ!
人生の勝利者になれ!!

プレイボール!!!

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