2020年1月16日 (木)

【第611回】 遊学講座 『危険物取扱資格』についてT. M. (理科)

 令和元年に開講した『危険物取扱資格』は、受講者27名から始まりました。
講義は90分の24回、開講したばかりで受講者は消防士・自動車整備士・調理師とさまざまな目標がある頑張りが感じられる生徒が多く、90分の長い講義は彼らなりに真剣に楽しく時間を過ごしています。
 この講座ではガソリンスタンドの責任者に必要な『乙4=乙種4類』を最終目標としていますが、初年度は丙種(ガソリン・灯油・軽油と限られた危険物)の合格を目標とし、資格を持つ喜びを感じられる講座になればと思っています。
 危険物取扱資格(丙種)は3つの項目で成り立っています。
1.危険物に関する法令(10問)
2.燃焼及び消火に関する基礎知識(5問)
3.危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)
このすべての項目に60%以上正解することで合格します。
例えば、1の危険物に関する法令では

【第4類危険物を扱う製造所等において、提示板に表示しなければならない注意事項として正しいものは、次のうちどれか。

(1)取扱注意
(2)禁水
(3)火気注意
(4)火気厳禁 解答:4 】

20200116

とガソリンスタンドで提示されている赤色の地で白色の文字で表示されている文字が頭に浮かべば正解です。普段見ているのに思い出せないという問題が多く専門用語もあるので一人で勉強すると大変な資格です。
 今年度は(一財)消防試験研究センターから試験監督に来てもらい、12月14日(土曜日)遊学講座内で試験を行い、21人が受験し7人が合格しました。
 来年度の遊学講座での目標は初年度よりも合格者を増やせるように、生徒の笑顔が増えるように頑張っていきたい。今回、合格できなかった生徒も危険物に関する知識が増え、雑学が多くなっていることに誇りを持ってほしい。合格する能力は無限大に各自で持っているので次もチャレンジしてくれたら嬉しい。資格は持っていても無駄にはならない。何かに頑張った証拠=証明だと私は思っています。
 遊学講座では多くの資格が取得できるチャンスがあるので見逃さないでほしい。

2020年1月 9日 (木)

【第610回】 「ひとりひとりが主人公」園下 真史 (数学)

 私は小学生低学年の頃、「この世界は自分の人生のために用意されたもので、自分はその世界の主人公である。」と考えていた節がある。父にこの話をしたら父も幼い頃は同じようなことを考えていたようなので、おそらく世の中皆子供の頃は自分を「主人公」とみなしているのだろう。
 私は中学生までは勉強も学年で上位だったし、背も高いからスポーツもそこそこできたし、運動会で団長も務めたので間違いなく主人公をしていたと思う。しかし、高校生になると勉強はついていけないし、体育祭の幹部に立候補しても「いや、お前はいらん」と言われるしで、私は「ああ、自分は所詮モブキャラに過ぎないのだな…。」と思ってしまった。要するに挫折を味わったわけである。
 そして現在、世の中を見渡してみると自分と同年代の人が富や名声を得てキラキラしている姿を見ると、「この人達は紛れもなく主人公をしているなあ、モブキャラの自分とは違うなあ。」と嫉妬してしまう自分がいる。しかし、彼らだってどこかで挫折を味わっているし、私と同じような感情を抱いたことはあるのだと思う。反対にツイッターやyoutubeなどで馬鹿なことをやっている人達は「主人公になりたいけど方法を間違えている人」なのだと思う。しかし現実では「ドラゴンクエスト」の主人公が民家のツボを割ったりタンスを勝手に開けるように何でもして良いわけではないのだ。
 私も他の主人公達を見習って自らをモブキャラと卑下することなく胸を張って自分の人生の主人公として人に恥じぬ物語を作っていきたい。

2020年1月 2日 (木)

【第609回】 「私立という選択」S. Y. (理科)

 令和になって、年が変わり、本校も令和2年度の入学試験を控えている今日。
 今年も多くの中学3年生が本校を受験することを期待しているところである。
 そこで受験生になる中学生には、是非、建学の精神というものを意識してもらいたいと、私立で教える立場としては考える。
 建学の精神とは、創設者の教育理念であり、想いであり、願いである。
 それぞれの私立学校には、それぞれの建学の精神があり、本校にもそれはある。
 『良妻賢母の育成』から『遊学精神の涵養』と時代の移ろいとともに、その理念は変化しているものの、本質的には変わっていないと私は思う。どちらも難しい言葉ではあるが、私は、その時代に合った人間を育成する=間に合う人を1人でも多く輩出するということではないかと解釈している(一個人の見解です)。ただ、この建学の精神をもとに現場で教育を実践するのは、今は亡き創設者ではなく、我々教職員であり、またその時に集う生徒自身なのである。ここにいる人たちがこの理念のもとに実践していくのが、私学の教育であり、私学の良さである。結果や実績には直接的には結び付かないものかもしれない。しかし、それこそが遊学館から巣立っていったときに、卒業生の心の中に残っているものであり、本校でしか得られなかったものということになる。血の通った建学の精神にできるかどうかは、今年卒業する本校3年生をはじめとする在校生、教職員、そして次に入学してくるであろう本校受験生の中学3年生、このすべての人たちが建学の精神を意識し、共有できているかどうかによると思う。
 本校を受験する中学3年生には私立という選択について、もう一度意識して建学の精神と向き合ってもらいたい。そして、遊学館でしか得ることができないものをともに探究できることを願っている。がんばれ!受験生!

2019年12月26日 (木)

【第608回】 「思い立ったが吉日」S. M. (数学)

師走のこの時期、
何かに駆り立てられるように、思いついたことをやってみたいと思うことがある。

数年前は、くす玉を作りたいと思った。大きなくす玉を作りたい。
どうやって作るのかを調べ、家にあったバランスボールを使って作ることにした。

製作期間は約三か月。バランスボールの半分に紙を貼っていく。
何度も重ねて貼り、出来たと思ったら重すぎた。。。
材料を再検討し、最初から作り直す。
2つ作って合わせると完成。
少し形が歪んでいたが、満足!期限にも間に合った。

何か思いついたときは、早めに取り掛かろう。
思わぬことが起きてもやり直せるから。
よりよく考えることができるから。

さて、今年もあとわずか。
何かやってみたいことはないだろうか。
やりたいと思っても、足踏みをしていることはないだろうか。
気持ちを整理し、新年と共に一歩を踏み出そう!

今年もお世話に
なりました。
よいお年を!!
20191226

2019年12月19日 (木)

【第607回】 「勉強と睡眠」S. J. (地歴・公民)


 先日、県外に研修に行った際、東京大学教授の先生が「脳から見た学習」というテーマでお話をしてくださいました。

 実に興味深く、ためになるお話でした。多くの学習方法をお話してくださいましたが、特に心に残ったものは、「勉強した後には寝る」ということです。脳は睡眠時に、情報の整理をして、必要な情報を蓄えていくので、勉強をした後は、睡眠をとるのがよいとのことでした。ですから、夜、勉強をした後に何時間もスマホやゲームをせず、すぐに寝たほうが記憶の定着にはいいのです。昼に勉強した後でも、昼寝をすれば効果があるし、ねむれなくても、部屋を暗くして横になったり、ボーっとするだけでもいいそうです。とにかく、脳を使ったら、情報を整理する時間をもつことが大事ということ。今、獲得した情報は大切な情報であると脳にわからせることが大事なのです。

 東北大学の研究結果でも、2時間以上勉強したとしても、そのあとにスマホを使用する時間が長ければ長いほど、成績が大きく落ちていくという研究結果が発表されていました。スマホやゲームで得た新しい情報が、その前にした勉強の情報をかき消してしまうのかもしれません。

 ところで、以前にテレビでアンケート結果を放送していましたが、東京大学に合格した女子大生が受験生の時にした勉強法で、一番多かったのは「リビングで勉強する」でした。家族が見ている前で勉強をして、スマホなどの誘惑に打ち勝つということなのでしょう。やはり、現代の受験生にとって一番の大敵はスマホなのでしょうね。

 そのほかにも「よい表情、よい姿勢」で勉強すること。脳も脱水症状になると機能が低下するので「こまめに水分をとる」ことなど様々な方法をお話ししていただきました。

 最後に自分の経験からもやっぱりと思ったことは「のぞましい困難」つまり学習はツライほうが深く定着する、ということでした。自分が大学受験の時に必死に勉強したことは今でも頭に残っていることが多いです。受験生の時はつらかったけれども、その後の大学生活はとても楽しいものでした。

 中学3年生のみなさん、今はとても大変な時期でしょうけれども、勉強をしたら睡眠をとり、すてきな高校生活を思い描いて、がんばってください!!