2012年1月12日 (木)

【第215回】 「心新たに、お習いことを・・・・」寺山 いずみ (養護)

 明けまして おめでとうございます 2012年初のコラム・・・緊張します。

 お正月は、きもの・書きぞめ・正月花と日本の美が感じられ、私にとって、楽しい時期です。成人式の振り袖も、華やかでしたね。

 新しい年を迎え、今年も自分磨きに頑張ろうと思い、私の習いごとについて、書きたいと思います。

 私は習字・お花・着付け・バレエを習っています。今まで、いろいろチャレンジしましたが、バレエ以外は、結局、日本の伝統に帰ってきます。

 最初に始めたのは、習字でした。私は、字を書くことが苦手で、これでは、いけない!と思い、就職して間もなく習い始めました。20年を超えるキャリア?です。しかし「字は体を表す」と言われますように、やんちゃ!で、なかなかうまくなりません。習い始めの頃は、筆も持てず、書けるのか?と不安でした。そんな私に先生は「あなたは、線がいいわね。線は人が持って生まれた天性ものだから、うらやましいわっ!」と、上手に褒めてくださり、現在に至ります。

 続けていると、ある日突然、気づくことがあります。それまで、何度も先生に注意されていても出来なかったのに・・・「あっ!筆ってこうやって立てるんだー」とか、「この字の線の向きはこっちなんだー」とか。

 先生のお手本を真似ても、決して同じにはなりません。他の人たちも、みんな違う字です。隠しても、隠しきれず出てくるのが、「個性」なのだと、感じました。

 そして、いかに、この個性を隠し、コントロールできるか!が、課題です。つまり、大げさですが、自分との戦いです。習字を書きながら、日常の生活も一緒だな~と、思います。自分の感情をどのように、コントロールするか?いつまで、たっても、「出来た!」と思えないから、今も続けています。今年は、きれいな「かな」の線が書けるようになりたいです。かなは、日本の文字ですから。

 今、一番はまっているのは、着付けです。自分で着られればいいなぁ~と、軽い気持ちで始めたのですが、6年たちました。その間に、章道流の講師となり、後は、師範代のみです。お振袖の着付けもするようになりました。

 きものの世界も深く、きもののTPOや染織の産地、制作工程、色柄や帯の織り方、半衿や伊達えりの付け方まで、幅広く知識が必要です。

 今や、きものは日本の文化、民族衣装と言われますが、ほんの100年ぐらい前は、普段着だったのに・・・、日本人は、どこから文化を捨てたのでしょうか?世界で、自分の国の民族衣装を着るのにお金を出す人は、いるのでしょうか?自分できものが着られると、とても楽しく、心豊かになります。日本人でよかったなぁ~と、感じます。

 母から子、子から孫へと伝えられるはずの文化。金城から遊学館へと続いて行く歴史のようです。微力ながら私も、伝えて行きたいと日々思っています。

 長く続けられる、趣味はいいものです。たくさんの出会いがあり、仲間も出来ます。人生の素晴らしい先輩にも会えます。今年、あなたも何か始めてみませんか?

2011年12月29日 (木)

【第214回】 “I’m doing what I can.”T. K. (英語)

 すさまじい自然の力を見せつけられた 2011 年も、もうすぐ終わろうとしています。東日本大震災では、「未曾有の」とか、「想定外の」、あるいは「今まで経験したことのない」という言い方があふれていました。大自然の威力は、人間の一生には及びもしない大きさなのだ、と改めて思い知らされています。

 年が明ければ、三年生のみなさんは、あっという間に卒業式を迎えますね。新しい旅立ちが、希望にかなった、一歩でも自分の夢の実現に近づけるものであるよう願うばかりです。

 みなさんが学んだ英語のテキストの中に、いろいろな人の生涯と夢の実現を語った Lesson がありました。 ノーベル賞受賞スピーチで、”Mottainai”という日本語を世界に広め、この秋9月25日に亡くなった、ワンガリ・マータイについて記事もその一つで、彼女の生き方からも私たちの生きるヒントを見つけることができます。

 マータイさんは、開発で荒廃したケニアの大地に心を痛め、自分にできることは何か、と考えた末に7本の木を植えました。これが、Green Belt Movement と呼ばれる植樹運動の始まりとなり、彼女の行動と熱意に共鳴し、賛同した人たちが増えていき、ついにはアフリカ全土に広まって「緑の帯」をアフリカに作っていったのです。

 マータイさんの活動は政治の分野にも進み、71歳で亡くなったことを伝える新聞記事には、「ケニアでは大統領よりも影響力があった。」とありました。また、マータイという姓は、結婚していた時の夫の姓Mathaiに、aを加えてMaathaiとし、自分独自の姓にしたというエピソードもあり、ケニア女性の自立を願った彼女らしい一面をうかがうことができます。

 マータイさんは、自分ができないことを探すのではなく、”I’m doing what I can.”といって、自分にできることを、たとえ一歩ずつでも着実にやっていく、という姿勢で積み重ねていったのだと思います。

 四月から、新しい世界へと踏み出していく皆さん、”I’m doing what I can.”を胸に、どうか皆さんの旅立ちが、希望にそったものとなりますように。

2011年12月22日 (木)

【第213回】 『驚き』T. Y. (地歴・公民)

 11月10日(木曜日)から13日(日曜日)の4日間に亘り、石川県内では1・2年生による新人大会が行われ、遊学館高校も各部、各会場ですばらしい熱戦を繰り広げました。

 私は、バトミントン部男子の引率で加賀スポーツセンターに行ってまいりました。バトミントン素人の私が伝統あるバトミントン部を引率することに、部員やOB・OGの方々に申し訳ない思いがありながら、今大会の男子会場が加賀、女子会場が美川と別会場となったため、男子を私が、女子は顧問である中村教頭先生が引率することになりました。

 バトミントンの試合を、私は初めて観戦し、驚いたのは、シャトルの速さ、それに対する選手の反応速度です。素人目線ですが、選手たちは、相手が打つか打たないかの刹那に反応し、一歩目が出ている。200㎞/hは軽く超えていそうなスマッシュを、的確に、相手のミスを誘うように返球している。当たり前の事なのかもしれませんが、私には、驚きの連続でした。

 そのような中で、一番驚いた事は、遊学館の部員の表情です。部員の何人かは授業で受け持っていたのですが、授業では見せない、勝った時の満面の笑み、負けた時や自分のプレーが出来なかった時の悔しい表情、試合前の緊張した表情、すべてが初めて見る表情でした。

 印象も変わりました。無口な生徒かと思っていたら、とても楽しそうに会話をしている。自分勝手な生徒かと思っていたら、部をまとめるために、後輩に的確な指示を与えている。

 教壇に立っているだけでは、知ることの出来なかった、生徒の新たな一面に、驚かされ、そして、生徒の成長を感じとれた、3日間となりました。

2011年12月15日 (木)

【第212回】 生徒諸君へT. H. (数学)

 本校3年目で初めて1年生の授業を受け持った。10年ぶり位である。久しぶりに受け持つとホーム担任をしていた頃を思い出す。遠方から通学してくる生徒や厳しい部活動に入部した生徒など、中学校の時と比べて生活が大変になる様々な生徒がいる。4月当初は早く高校生活に慣れて欲しいと祈ったものだ。

 そのほか1年の担任で大切に感じたのは10月~11月頃行われる類型登録、いわゆる文系・理系の登録である。自分の適性がよくわかっている生徒もいるが、わかっていない生徒も意外に多い。どの科目も十分学習した結果の適性なら信頼できるが、表面的な興味だけではわからない。ある程度深く学習してみないと見えてこないものがある。苦労してやってみて面白さがわかり、学力を大幅に伸ばす生徒もいる。「得意不得意に関係なく全科目を頑張りなさい。」と何度も繰り返し言ったことを思い出す。

 成長期の3年間は人間を大きく変える。部活動に打ち込めば心身ともに成長する。勉強に打ち込めば豊富な知識や柔軟な思考力が身につく。文武両道で努力した者は時間の使い方が上手くなる。毎年3年間で自分を大きく成長させて卒業する数多くの生徒がいる。こういう体験をして卒業する生徒は一生の宝物を得たようなものだ。卒業後も様々なことに自信を持ってチャレンジできると思う。

 成長期は夢のような時間である。体力は勿論、思考力、集中力、記憶力、知恵など、鍛えれば鍛えるほど向上する。ものの見方が深くなり、日々感動することもできる。こんな時期は他にはない。成長期が終わり30歳を超えると同じことをするのにもっと時間がかかるようになる。大切なのは今だ。一人でも多くの生徒がこのすばらしい時間を有効に活用し、自信を持って卒業していくことを願う。

2011年12月 8日 (木)

【第211回】 『努力』T. C. (英語)

みなさん、今、努力していることはありますか。

先日バトン部の発表会があり、大勢の観客の前で彼女たちは素晴しい演技を披露してくれました。
舞台の上では笑顔でいる彼女たちの日々の練習はものすごいものです。
その努力が私たちに大きな感動を与えてくれました。

サッカーの本田圭介選手が有名になったのは、彼が天才だからではありません。
彼の活躍の裏には大きな努力があったからです。
以前、彼はあるインタビューで、「僕は特に足が速いわけでもない、特にヘディングが強いわけでもない、特にテクニシャンでもない、特にすごいパワーがあるほうでもない。左足に関しても僕くらい蹴れる奴くらいいくらでもいる。でも、『努力をする能力』だけは僕は人より秀でている」と言っていました。

今は亡きスティーブ・ジョブズもプレゼンテーションの神と言われていますが
いいプレゼンテーションにするために、何時間も練習を重ねていました。

天才と言われる人たちはみな努力をしています。
努力をするから素晴しい功績を残せるのです。
わたしはガンジーの
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
という言葉が好きです。
訳すと「明日死んでもいいように生きよ。永遠に生きるつもりで学べ。」です。
この言葉は「その日一日一日を精一杯生きよ」というメッセージが込められています。

わたしも努力をすることが大好きです。
そのがんばりは決して無駄にはならないからです。
必ず人生の中で活かす時が来ます。
受験生のみなさん、部活動をしているみなさん、これから新しいことに取り組もうとしているみなさん。
最大の努力をしてください。
そうすれば将来、「よかった」と思える日がきっとやってきます。

そうなることを心から願っています。