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2024年2月 1日 (木)

【第820回】「言葉で子どもは育つ」窪 泉 (保健体育)

皆さんに詩をひとつお伝えします。


子 ど も

批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる

殴られて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる

笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる

皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心のもちぬしとなる

しかし、
激励をうけた子どもは 自信をおぼえる

寛容であった子どもは 忍耐をおぼえる

賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる

フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる

友情を知る子どもは 親切をおぼえる

安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じることをおぼえる

出典:「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から抜粋
川上邦夫訳 新評論

 私は教員として、親として、これを肝に銘じておきたいと思います。(なかなか出来ない時もあるけれど…)
 子どもは言われたように、扱われたように育ちます。高校生は子どもと大人の間くらいですね。皆さんの周りにいい言葉があふれるように、素敵な振る舞いが増えるように、少しずつ意識してみてはいかがでしょうか。私も頑張ります。