【第820回】「言葉で子どもは育つ」窪 泉 (保健体育)
皆さんに詩をひとつお伝えします。
子 ど も
批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、
激励をうけた子どもは 自信をおぼえる
寛容であった子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
友情を知る子どもは 親切をおぼえる
安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じることをおぼえる
出典:「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から抜粋
川上邦夫訳 新評論
私は教員として、親として、これを肝に銘じておきたいと思います。(なかなか出来ない時もあるけれど…)
子どもは言われたように、扱われたように育ちます。高校生は子どもと大人の間くらいですね。皆さんの周りにいい言葉があふれるように、素敵な振る舞いが増えるように、少しずつ意識してみてはいかがでしょうか。私も頑張ります。