【第774回】「卒業式」N. H. (保健体育)
先日、【令和4年度 卒業証書授与式】が粛々と執り行われました。今年度の卒業生は、入学時から卒業まで、『新型コロナウィルス感染症』に翻弄された3年間の高校生活だったのではないでしょうか。数々の学校行事やイベントが中止・縮小され、今までの卒業生と比較すると生徒によっては、「この時代だからこそ中身の濃い」と感じた生徒がいると思いますが、多くの生徒があまりにも消化不良と感じた生徒がいると思わざるを得ません。
ただ、ここ数ヶ月は、感染状況が落ち着きを見せ、日本政府は感染症の分類として「季節性インフルエンザ」と同等の『5類』へ2023年5月8日より移行し、法的な扱いが大きく変わることになると発表されました。確かにここ1・2年前よりも感染拡大が落ち着いてきているように感じられます。卒業式前後には、2年生の沖縄修学旅行や1年生の北海道修学旅行が実施されました。以前より学校行事やイベントでは制限などあり、何とか実施してきましたが、このような大きな学校行事が実施されたことは、今後大きな意味を持つことになると思います。
『新型コロナウィルス感染症』がこれで、終息するとは簡単に考えられませんが、徐々にこれまでの「季節性インフルエンザ」と同じような扱いや捉え方になっていくのかなと思います。少しでも以前の日常を取り戻し、特に卒業生には、高校生活で経験したことをこれからの生き方に活かしてもらえたらなと思います。それと同時に今後の活躍に大きな期待を抱かずにはいられません。『夢』を持ち続け、諦めることなく、掴みとってほしいと願っております。いつかこの体験や経験が役に立つことになることを祈っております。