【第701回】 「「歳月人を待たず」”Time waits for no one”」H. Y. (英語)
この時期、学校では3年生が就職や進学のためのエントリーシートの作成や面接の練習を行っている風景が見られます。私も遊学館に来てから何人かのお手伝いをしました。努力している生徒を見ると、かつての自分を思い出し応援したくなります。
一か月ほど前にイギリスのロックバンドのThe Rolling Stonesのドラマーの方が亡くなったニュースを聞き、よく聴いていた頃(中学生~高校生)のことを思い出しました。このブログのタイトルの”Time waits for no one”は中でも大好きな曲の1つです。昔の動画をYouTubeで再生すると、当時の記憶が甦ると共に、時の流れの速さに唖然とさせられます。
当時、田舎育ちの私は飛行機にすら乗ったことが無く、雲の中や雲の上がどうなっているのか、外国はどんなところなのか、と空を見上げて想像を膨らませていました。そして「いつか、海外を飛び回る仕事をしたい」という漠然とした夢を持っていました。
その後、幼い頃の夢のことはすっかり忘れ、大学入学後は次の目標を失いながらも数学を学び、教員免許の取得の準備を進めていました。そんなある日、転機が訪れました。大学の先輩のリクルーターがやってきて当時人気企業だった外資系IT企業の入社試験を受けることを勧めてくれたのです。無事合格することができ、幼い頃の夢に1歩近づきました。
入社後は英語が壁として前に立ちはだかります。最新の技術は海外から来たので英語で書かれた技術書をいち早く読んで技術を習得する必要がありました。そして憧れの海外出張に行くためにはTOEICの一定スコアが必要条件です。なんとかクリアすると、海外との合同プロジェクトに参加する機会に恵まれ、気が付くと幼いころの夢をほぼ果たしていました。IT技術力だけでなく、英語力も同時に磨くことでより多くのチャンスを得ることができたのです。そして、英語力向上はその後の別の外資系企業への転職や今の英語教師として遊学館で働く道につながりました。
以下は私のLessons learned(教訓)です。あくまで自分用ですが皆さんと共有します:
1. 2つ以上の武器を持つべし。時代の要求の変化への対応と精神衛生の為。
2. 人生は選択・決断の連続。チャンスの神様には後ろ髪がないのでタイミングを逃さずに。
3. いくつになっても勉強は必要。
”Time waits for no one”. 二度とない今という時間を大切にして日々頑張りましょう。
最後に RIP, Charlieさん。