【第502回】 祖母の33回忌から山本 雅弘 (保健体育)
先月、29日私の祖母の33回忌の法事がありました。
祖母は旧姓木谷好子で大正11年に金城女学校を卒業した14回生です。
卒業後、小学校の教師として働きながら結婚し、私の父親を含む5男・2女の子宝に恵まれ、明治・大正・昭和の時代をたくましく生きた方でした。
私が小学生の時、通知表を祖母に報告する儀式?があり、成績が良くても、悪くても必ず祖母の恩師である加藤せむ先生の名前から始まります。
「せむ先生は・・・・とおっしゃっていました・・・」
まったく面識のない「せむ先生」の名前が私の小学生の思い出として強く残っていました。
祖母にとって「せむ先生」は想像以上の存在だったことを感じさせられました。
そして現在、私が金城学園に勤めていることが不思議な縁として感じさせられます。
遊学館高校が野球部を創部するあたり、たまたま私が監督の候補に挙がったことからです。
金城学園に勤め始めたのが17年前、その時祖母の墓前で「金城学園で働きます・・力を貸して下さい」とお願いもしました。
その結果、甲子園に何回も出場する結果につながったようにも思います。
勝負事には勝ち負けがつきものですが、「人と人の縁」「野球の神様」「つき」など、目に見えないけど大事にしなければいけないものがたくさんあると思います。
これからもいろんな流れに逆らうことなく生きていきたいと思います。