【第501回】 絵本制作Y. I. (家庭)
1年生の家庭基礎「保育」の授業で絵本制作を行いました。
少子化・核家族化の中、なかなか乳幼児とふれあう機会のない高校生たちですが、絵本を制作するために、自然と幼児の遊びに関心を持ったり、発達段階を理解したり、幼児の生活や成長に役立つものを考えながら幼児とのかかわりを想像していました。
何を題材にし、ストーリをどのような絵で表現するのか悩みながらも、楽しそうに制作している様子がどのクラスにも見られました。
大好きだった絵本を思い出したり、久しぶりに絵本を読んでみたと報告を受けたり、幼稚園保育園の頃の記憶がよみがえり懐かしさに浸ったり、絵本制作中は童心にかえり柔らかい表情をしている生徒が多かったです。
出来上がった絵本はクラス全員で交換して読み、全作者にコメント・アドバイスを書きました。さらにクラスで良かった絵本を選びました。
完成した絵本を分類してみると、
・オリジナルの物語
・四季や動植物の成長など自然の変化
・食べ物や動物
・教訓を伝える物語
・子どもの好きなキャラクター
また、ブラックユーモアで高校生は楽しめるけれど幼児には理解できないかも。と完成後に気づいたものもありました。
クラスメイトの制作した絵本を読み、友達の意外な創造力や描写力に感心したり、自分の作品の改善点が分かり作り直したくなったり、多くの発見がありました。
各クラスの優秀作品はこの後家庭室前に展示しますのでお楽しみに!