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2016年3月24日 (木)

【第418回】 時間Y. Y. (英語)

時間が経つのはとても早いもので、遊学館高校で教え始めてから一年が過ぎようとしています。
一年間という短い間でしたが今年度で遊学館を離れることとなりました。
遊学館に関係する全ての方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

この一年間を思い返すと様々なことがありました。
今年度は一年生3クラス三年生3クラスの他、遊学講座も担当させていただきました。
バドミントン部にも少し関わらせていただきました。
少し前まで学生だったこともあり昨年の四月は全てが新鮮で、何をするにもとても緊張していたことを覚えています。
授業をすること、質問を受けること、プリントを作ること、
全てが初めての経験で、うまくやっていけるのか深く悩んだこともありました。
当初の授業は何をしていいか分からず、指示も曖昧で生徒には理解できなかったことも多かったと思います。
それ以降どんな授業をすれば生徒が興味を持ってくれるのか試行錯誤を繰り返しました。
遊学館は素直で優しい生徒が多く、普段の授業、遊学講座、部活動で新しいことを試そうとするとき、すんなりと積極的に付き合ってくれました。
色々と挑戦出来たことによって確実に成長できました。正しい言い方なのかは分かりませんが、生徒に教えていることよりも生徒から学んだことのほうが多い一年間でした。

今年度授業を持っていた1年生、2年生が卒業するまでいられないのは寂しいです。
しかしただ寂しい悲しいだけでは駄目だと思います。この一年間の経験を活かして、次に会ったときにはお互い成長したと言い合える存在になりましょう。

私自身若くて未熟なのでみんなに一方的に『頑張れ』とは言いません。
代わりに私が大切にしていることのひとつを紹介します。

楽しい時間は早く過ぎるが、つまらない時間はとても長く感じるとよく言われます。
当然つまらない時間は早く終わってほしいと思うでしょうが、私はそんな退屈な時間も大切にするように心がけています。
楽しい時間も退屈な時間も同じ価値ある時間です。
せっかく同じ時間を過ごすのなら、より充実させたほうがいいと思いませんか?
退屈な時間も自分を成長させてくれる何かが絶対にあります。
全ての時間を精一杯過ごすことによって新たな自分を発見できると考えています。

もし良いなと思ったら心の片隅に置いておいてください。

遊学館高校にはみんなの様々な時間を彩ってくれる環境があります。
授業、部活、遊学講座、放課後、先生、そして何より身近にいる仲間たち。
全てがみんなの高校生活を充実させてくれるでしょう。人生のなかのたった3年間ですが、とても大切な3年間です。決して無駄にすることがないように、と願っています。

それではまた逢う日まで...