【第333回】 親孝行の高校卒業後の進学の決め方T. M. (理科)
新学期(4月)になると、理科を担当する3年の生徒に進学先調査を毎年個人で行っている。これは、受験に理科の科目を必要とする生徒がいるかの確認するため。
私自身、高校生活の中で進学先を決めれず、浪人をしている。記憶の中で高校時代に適当に地元の文型の大学を2校、担任に言われるままに受けて行かなかった。母は短大卒業、父は浪人し国公立の大学へ進学、父は優柔不断の私の進路には口を出さず高校卒業後は地元の予備校である河合塾の入学の手続きをしてくれた。たぶん、親心として大学までが子育てと考えていてくれていたと今は思う。
金城学園 遊学館高等学校には金城大学への推薦枠があり、高校入学から金城大学・短大への進学クラスがある。私はこのクラスに入学した生徒は素晴らしいと関心をする。自分の未来を早く決めることで3年後の親が必要とする大学での入学料や授業料をあらかじめ教えてくれているから。そして、一般に専門学校・短大・大学を受験する平均必要受験料は20万であるのに対し、1校受験なので3万5千円と低いところも親孝行。
金城学園はもともと女子高だったため、大学・短大では女性の社会への進出に有利な資格の保育士・幼稚園教諭1種・高等学校教諭Ⅰ種(公民・福祉)・中学校教諭Ⅰ種(社会)、また国家試験受験資格の社会福祉士・介護福祉士・理学療法士・作業療法士が取得できるようになっている。
また、平成27年度4月から、看護学部看護学科も開校予定であり、更に魅力ある大学へ進化。
タイトルにある親孝行な進学で受験料・入学料・授業料が一番低く済ませるには、高校生活の成績がトップであり、更にスポーツや生徒会参加で優秀な成果をあげ、模範的な生徒であることで高校によって違うが、国公立への大学推薦枠をもらえる可能性が生まれる。この権利を勝ち取るには親の努力と子の努力は必要であるので容易ではないが、ある事を知っていて欲しい。
最後に高校1年生の中番に来年度のクラス替え希望調査があり、理系・文系・就職と分れる際に家族会議を行い子の進学を聞いて欲しい。16歳で大人の容姿や考え方があったとしても、社会に出ていない分だけ経験値が低い。親の無償の助け(愛)があって子は大きく育つと私は考えます。見返りがない一生の助けができるのも半分自分自身の染色体(遺伝子)を持っているからだと、子を持ち親の有難さが分かりました。私のように高校卒業後未定の生徒がいないように声がけをしていきたいと思います。