【第231回】 <よく生きる>本 茂通 (地歴・公民、福祉)
毎日、すべてが思うようにいくことはない。
できないことを何とかしようとすると、あせりが生じる。
できないことは頭でわかっても、割り切れない時には理屈をこねて正当化しようとする。
それが、日々の苦しみになってしまっているのかもしれません。
あせらず前向きにいきいきとしていくには・・・そのような中で
以前読んだもの中で、二つの言葉をふと思い出しました。
“成功への道は一直線ではない
うまくいかなかった人ほど大器になる”
あれをやっても、うまくいかなかった。
これをやっても、うまくいかなかった。
でも立ち直って生きている人は、とても謙虚で味があって、よい。
大学受験から、就職まで、一本筋に光り輝いた道を歩いてきた人は、
胸を張って威張る人ばかり・・・。
いい出したら止まらず、我見ばかり通して、孤立する人が、多い。
もちろん、すべてではない。
人生、若いうちから、あまりうまくいかない方がいい。
大器の人の人生は、例外なく、うまくいかなかったことの連続である。
うまくいったり、うまくいかなかったり、川の流れのようにくねくね曲がり
ながら、生きていく方がいい・・・。
“いわなくていいことは口にしない
ポジティブな言葉を選ぼう”
朝から晩まで、できるだけ元気で明るい言葉を使っていれば、
その一日の生活は、明るくなる。
一日中、暗い言葉、悲しい言葉、さびしい言葉を使っていると、
ものを見るにも、いつも悲観的になる。
口にすれば、心に影響を与える。
余計なことはいわず、事実を事実として受けとれば、楽しい言葉の人生になる。
誰もが“もっとよく生きたい”と願うもの。
よく生きるためにとる行動は、ひとそれぞれ違っていますが、
何か、ちょっとしたきっかけや、ちょっとした一言で、心がスーッと晴れることが多々あります。
私は、以上に載せた二つの言葉で、心が晴れ、何か新たな自分を発見できたような気持ちになり、また明日も頑張ろうという気持ちになりました。
時と場合にもよりますが、ちょっとしたことでも頑張れる気持になれることが誰にでもあるような気がします。