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2011年4月20日 (水)

【第179回】青春!I. I. (国語)

 昨年度、2年文系進学のクラスを担当して、
 様々な生徒がいて、 非常に充実した1年でした。
 彼らを見ていて、感じたことを、言葉を借りて表現してみます。

 私が両手をひろげても、
 お空はちっとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のやうに、
 地面(じべた)を速くは走れない。
 私がからだをゆすっても、
 きれいな音は出ないけど、
 あの鳴る鈴は私のやうに、
 たくさんな唄は知らないよ。
 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがって、みんないい。
      金子みすゞ「私と小鳥と鈴と」

 勉強一筋他には目もくれず わが道を行くこと ああ、それが青春
 スポーツこそ男の根性づくりだ やれサッカーやれ野球一年中真っ黒 ああ、それが青春
 孤独になってひとりで悩み ひとりで考えること ああ、それが青春
 自由気ままに思った通り 何でもやってみること ああ、それが青春

 さて青春とはいったい何だろう
 その答えは人それぞれでちがうだろう
 ただ一つだけこれだけは言えるだろう
 僕たちは大人より時間は多い
 大人たちよりたくさんの時間を持っている

 この貴重なひとときを僕たちは
 何かをしないではいられない
 この貴重なひとときを僕たちは
 青春と呼んでいいだろう
 青春は二度とは帰ってこない
      吉田拓郎「青春の詩(抜粋)」

 今年度は、ほとんどの生徒を持ち上がり、3年5組の担任となりました。
 生徒の一人一人が、孤独になり、悩み、苦しんでも、
それらから逃げることなく、自分自身をしっかりと見つめ、考え、自分を信じて、
何とか答えを出して欲しいと思っています。
 そして、生徒たちが、青春を謳歌し、それぞれの目標を達成できるように、
心を込めて応援していきたいと思います。