【第81回】卒業H. J. (英語)
1年前の4月。3年6組。
「43人で始まったクラスを、43人で卒業させたい」
そう言って始まったクラスでした。
高校に入って高校を卒業する。
当たり前のことかもしれませんが勉強が苦手、スポーツが苦手、人付き合いが苦手、それでも親御さんの多大なる支援を受け、やっとの思いでがんばって学校に来ている生
徒もたくさんいることでしょう。43人43色、色々な生徒がいる中で親御さんの多大なるご理解とご協力によって支えられながらみんなそろって卒業するということは、実は大変なことなんだと思います。
誰かと比較してではなく、とにかく自分なりに努力をして卒業して巣立ってほしいというのが担任としての正直な思いです。もっと正直なことを言うと、巣立っていくのが寂しいという思いもありますが・・・
毎朝顔を合わせて掃除の時間などには取りとめのない話をして遠足では一緒にバーベキューを焼いて食べ体育祭では一緒に買出しに行き 同じTシャツ着て 優勝までしちゃって学園祭では「ひらたこ」なんてうれしい名前で「たこせん」を売ってくれて球技大会でも授業で見せないくらいの(?)イキイキした顔見せてくれて気づけばみんなの写真、1000枚以上撮ってました(笑)
1年間早かったです。
3年6組の担任として、多くのものを得ることができました。みんなとの思い出はもちろん、ことあるごとにもらったみんなからの色紙やプレゼントは一生大切にするでしょう。
3月2日。
43人で始まったクラスは願いどおり43人で卒業していきました。みんな 卒業おめでとう。そして ありがとう。
この文章が読まれるころにはもう新しい学年に向けて準備しているころでしょう。『去年はいいクラスだったなぁ』は、すでに禁句です。
今年のクラスのみんなにも『本当にいいクラスだった』って思ってもらえるように、自分自身がしっかりとがんばっていきたいと思います。卒業していったみんなも新しい世界でがんばっているはずです。自分もがんばらないわけにはいきません。
卒業していったみんな!
校舎も新しくなったし、この文章もまだ慣れない新しい職員室で作成してるんだけど、すごくきれいな校舎でびっくりするよ!またいつでも遊びにおいで!!
みんなのちょっぴり成長した姿を見られるのが、とても楽しみです。