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2023年7月27日 (木)

【第793回】「LOVE STUDY」Y. I. (家庭)

期末考査後、1年生家庭基礎の時間に養護教諭寺山先生によるLOVE STUDYの授業が行われました。中間考査後の授業に引き続き2回目のLOVE STUDYです。
1回目のLOVE STUDYの授業では、全く知らなかったこと、勘違いしていたこと、ちょっとだけ知っていたことなどを詳しく知ることができました。2回目のLOVE STUDYが待ち遠しくて「寺山先生の授業はまだですか?」という声がほとんどのクラスから聞こえてきました。
そして待望の2回目のLOVE STUDYでは各自がそれぞれ考えること、考えても答えがでないこと、友達と全然違う考えだったことなど正解のない問いがありました。“考えることが大事”です。
LOVE STUDYの授業を受ける前と後では考えに変化がありましたか?
2・3年生のみなさん、1年生家庭基礎でLOVE STUDYの授業を受けましたね。懐かしですね。
少し思い出してください。“相手を思いやる気持ちと責任”
充実した楽しい夏休みを過ごして下さい!

2022年2月17日 (木)

【第717回】「武士の献立」Y. I. (家庭)

 コロナ禍で今年度も残念ながら調理実習を行うことができませんでした。
 そこで映画「武士の献立」を視聴しました。江戸時代の加賀藩を舞台にした、前田家に仕える包丁侍の話です。実在した包丁侍の舟木伝内、安信親子を描いたものです。金沢城や奥能登塩田村もでてきて身近に感じられました。徳川家をはじめ諸国大名を集めてふるまった饗応料理は本膳、二の膳、三の膳と続き七の膳までありました。九谷焼の豪華な器に海の幸、山の幸が彩美しく盛りつけられて登場しました。郷土料理の治部煮、鯛の唐蒸し、いしる、ゆべしなども長い歴史があることが分かりました。
 主演の上戸彩さんの演技にも引き込まれ、江戸時代の加賀藩の時代背景と人々の暮らし、饗応料理という豪華なおもてなし料理を学習することができました。

 多くの生徒が映画の続きが気になり、次の授業を楽しみにしていました。生徒たちの感想を紹介します。

  • 武士の中に料理を作る仕事があると知った。
  • 「鶴もどき」を食べてみたい。
  • この時代の料理が今でも食べられているということは、食はその国や地方の大事な文化の1つだと思う。
  • 能登の料理も食べてみたくなった。
  • 同じ食材を使っても料理をする人によって味が変わることに驚いた。
  • 郷土料理をもっと教わり、これからも途絶えることなく次の世代へ伝えていきたい。
  • 食はおなかを満たすだけでなく、もてなしや伝統の意味もあることが分かった。
  • 料理で人の気持ちを変えることができるとは深いと思った。
  • 100年後の未来も今私たちが食べているものが、まだ食べられているのか気になった。
  • 今の時代は調べれば料理の作り方がすぐ分かるが、昔はその土地に行って聞き多くのことを学びとても大変だと思った。
  • 映画に出てくる食材や料理名をメモしたらどんどん出てきて、加賀や能登にはこんなにたくさんのおいしいものがあることを知り、とても誇らしくなった。

 舟木伝内について少し調べてみました。舟木家のお屋敷は金沢市の旧百姓町(現在の幸町)にあったようです。幸町は本校のすぐ近くです。ちょうど本校と幸町バス停との間辺りです。「旧百姓町」の標柱石もあるので探してみてください。

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202202172_2 包丁侍の舟木伝内と安信がまとめた「料理無言抄」金沢市図書館で借りました。
202202173_2 「旧百姓町」の標柱石を探してみてください

2020年9月10日 (木)

【第645回】 「マスク作り」Y. I. (家庭)

 休校中に趣味を兼ねてマスクを作りました。
 最初は家に残っていたマスクを見ながら試作。装着してみると少し大きい、もう少しフィットさせたいと思い微調整しながらまた製作。さらに肌ざわりにこだわって布の種類を変えたり、家族用に大きさを変えたりして製作。だんだん夏が近づくにつれて防寒具にもなっていたマスクが暑い!またまた通気性の高い素材で製作。そうこうしているうちに大量のマスクが出来上がりました。試行錯誤しながら思い描いていたものに近づいていくと達成感があり楽しいです。
 マスクが必需品になると市販品も夏用の冷感素材で息がしやすいもの、肌荒れしにくいもの、化粧品がつきにくいものなど様々なニーズに合わせて新製品が出てきました。マスク不足前からは考えられないほど斬新で快適な商品が誕生し充実しています。
 ものがあふれ必要なものがいつでも手に届くところにあることが当たり前の現代です。昨今のような物不足が起こると不安になりますが、身近なもので代用し工夫して快適な生活が送れるようになりたいものです。

 1年生も授業でマスクを製作しました。それぞれが好みの布を選び出来上がりを想像しながら作りました。生徒たちの感想を紹介します。

  • おばあちゃん用に作っています。おばあちゃんが楽しみに待っています。
  • 最初は面倒くさいと思っていたけど出来上がりが見えてくると楽しいです。
  • 休校中にもマスクを作りました。
  • 思ったよりも簡単に出来ました。
  • 自分でマスクを作れるとは思わなかったです。
  • 家でお母さんにも作ってあげます。

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1年生が製作したマスク

2019年4月11日 (木)

【第574回】 調理実習Y. I. (家庭)

第1位 いちご大福

 調理実習の振り返り授業で一番よかったメニューを各々が選び、集計しました。予想通りの結果になりました。今回のいちご大福はコンロの火を使わず電子レンジで作りました。手軽にできおいしかったです!

 

 昨年度になりますが、家庭基礎の授業で4回調理実習を行いました。調理実習は楽しみにしている生徒も多く、私も楽しみにしている授業の1つです。

 1回目の実習は慣れない調理器具や用具ということもありアッという間に終わってしまいます。2回目3回目とだんだん慣れて余裕が出てきます。4回目には班のチームワークもよくなり率先して行動している姿がたくさん見られました。

 4回の実習で、丼料理・加賀料理・いちご大福・パスタを作りました。どのメニューも1時間の授業内で「準備⇒調理⇒試食⇒片付け」と慌ただしかったです。慌ただしい調理実習の中で、調理技術だけでなく段取り力やコミュニケーション能力など多くのことを学んだと思います。これからの生活につなげていきましょう!

 

生徒の感想を一部紹介します。

 ・班で協力して作れたので、今度は一人でも作れるようになりたいです。

 ・おいしくできて楽しかったです。もっと食べたかったです。

 ・もっと味付けをアレンジしたかったです。

 ・郷土料理を初めて食べました。地元の料理を知れてよかったです。

 ・休みの日に家で家族に作ってあげたいです。

 ・寮でも出来そうなので作ってみます。(いちご大福)

 ・おいしくできるか心配だったけど、おいしくできました。

 ・家でも作ったことがあったので簡単でした。

 ・初めの頃より上手になった気がします。

 ・嫌いなナスを食べることができました。(パスタ)

 ・最後の実習が一番班で協力出来て手早くおいしくできました。

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2017年10月26日 (木)

【第501回】 絵本制作Y. I. (家庭)

 1年生の家庭基礎「保育」の授業で絵本制作を行いました。
 少子化・核家族化の中、なかなか乳幼児とふれあう機会のない高校生たちですが、絵本を制作するために、自然と幼児の遊びに関心を持ったり、発達段階を理解したり、幼児の生活や成長に役立つものを考えながら幼児とのかかわりを想像していました。
 何を題材にし、ストーリをどのような絵で表現するのか悩みながらも、楽しそうに制作している様子がどのクラスにも見られました。
 大好きだった絵本を思い出したり、久しぶりに絵本を読んでみたと報告を受けたり、幼稚園保育園の頃の記憶がよみがえり懐かしさに浸ったり、絵本制作中は童心にかえり柔らかい表情をしている生徒が多かったです。

 出来上がった絵本はクラス全員で交換して読み、全作者にコメント・アドバイスを書きました。さらにクラスで良かった絵本を選びました。
 完成した絵本を分類してみると、
  ・オリジナルの物語
  ・四季や動植物の成長など自然の変化
  ・食べ物や動物
  ・教訓を伝える物語
  ・子どもの好きなキャラクター
 また、ブラックユーモアで高校生は楽しめるけれど幼児には理解できないかも。と完成後に気づいたものもありました。
 クラスメイトの制作した絵本を読み、友達の意外な創造力や描写力に感心したり、自分の作品の改善点が分かり作り直したくなったり、多くの発見がありました。

 各クラスの優秀作品はこの後家庭室前に展示しますのでお楽しみに!

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2016年6月 9日 (木)

【第429回】 『道具を整える』Y. I. (家庭)

家庭基礎の授業で2年生がエプロン制作を行っています。
裁縫が得意な生徒は、楽しそうにチクチクと針を動かし、裁縫が苦手な生徒は、エプロン完成後に予定している調理実習を励みに一針一針がんばっています。

裁縫箱は、学校で用意したものを班ごとに共同で使用しています。
授業終了前に、針・待ち針・はさみ・糸などの数を点検し、最後に担当教員のチェックを受けます。
もし、針の本数が足りない…などの場合は、見つかるまで休み時間返上でさがすことになっています。
最初は、針が1本足りない!待ち針が1本多い!などの班もありましたが、最近は休み時間に針をさがさなければならない班もなく、裁縫箱を丁寧に扱えるようになりました。

たかが針1本、たかが裁縫箱ですが、授業中に生徒たちの「心が整っている」かどうかを見るポイントにもなります。
裁縫箱の中に道具がきちんと整理して入っている班は、授業中も落ち着き、集中して制作しています。

「心を整える」ためにも「道具を整える」ことを見直してみませんか!

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2015年2月 5日 (木)

【第364回】 保育実習を終えてY. I. (家庭)

「改めて保育士になりたいと思いました。」
「ますます保育士になる夢が大きくなりました。」
「はっきり保育士になりたい!と言えるようになりました。」
「やっぱり、子どもとかかわる仕事はいいなと思いました。」
 
遊学館高校には、将来幼稚園の先生や保育士を目指し、金城大学・短大へ進学を希望する生徒のための幼児教育 コースがあります。
その幼児教育クラスが、保育実習で幼稚園へ行った後の感想で す。
 
保育実習前は、幼稚園の先生・保育士になりたい!!だけど・・・と悩み迷っている生徒も少なくありませんでし た。
例えば、
「子どもは大好きだけど、小さい子とのコミュニケーションのとり方が分からない。」
「子どもは大好きだけど、小さい子とふれあう機会がなく、やっていけるか不安。」
「子どもは大好きだけど、小さい子に自分から積極的に話しかけられるか自信がない」
などです。
 
保育実習で園児と一緒に作業しながら、自分からかかわりを持てるように話しかけてみたり、注意しようと思った けど出来なかったり、
園児からたくさん話しかけられたり、ただただ子どもがかわいかったりと、経験してみないと分からないことがた くさんありました。
この体験を通して、悩み立ち止まっていた生徒たちも不安が解消し、将来の夢に対して自信がついたようです。
そして、幼稚園の先生が園児とどう接しているのかを見て、ますます憧れが大きくなり具体的な目標が出来たよう です。
 
短い時間の中での幼稚園訪問でしたが、園児達にたくさんの元気をもらい、高校生は将来の夢に一歩近づいた保育 実習になりました。
金城幼稚園の先生方、園児のみなさん、ありがとうございました。