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2016年6月30日 (木)

【第432回】 ≪ 遊学講座 ≫Y. H. (英語)

今年で遊学講座は25年を迎えました。

 私にとって遊学講座はとても思い入れのある講座です。今まで学んできたバレエを今度は生徒に教える機会を与えてもらい、貴重な経験をさせてもらいました。 英語とバレエが教えられる環境にいたいと思っていた私にとって、遊学館高校でのこの講座の出会いはとても大切なものとなっております。

 遊学講座とは、自分が受講したいものを50余りの講座から選択でき、自ら積極的に学ぶことができる講座です。通常授業の勉強以外で自己の能力を伸ばすことができる有意義な機会だと思います。

 その遊学講座が今年から少しリニューアルをし、街なかキャンパスとして北国文化センターのプロの講師から習うことができる機会が設けられました。例えば、『英会話』『フラダンス』『アカペラ』『空手』『ダンス』などの講座があります。

 私は今、その講座の巡回を担当しています。最初は、「生徒たちの先生方に対する態度や言葉遣いなどは大丈夫だろうか」と心配ばかりしていましたが、そのようなことは心配無用でした。さすがプロの先生、生徒たちはその雰囲気にのみ込まれ、楽しそうに真剣な態度で受講しているではないですか。みんなの表情がイキイキとしていてとても感動しました。1つのことに、集中して一生懸命に行うことができる時間の大切さを改めに実感しました。

 人は目標がないとどうしても心が弾まず、無意味に怠けた時を過ごしてしまいます。 しかし、一旦目指すものが見つかれば、努力ができ大きな力が働くと思います。

 「遊学講座が生徒たちにとっても大切な出会いの一つになり、それがきっかけに何か目標を持ち、積極的に学べるものが見つかればいいな~」と思っています。

 それぞれの講座の作品が発表されるのを楽しみにしています。生徒たちのキラキラ輝いた充実した表情を見るのが楽しみですね。

2016年6月23日 (木)

【第431回】 性格山本  妃沙美 (数学)

自分の性格を一言で言うのであれば、皆さんはどのような言葉を選びますか。

私は、ありきたりな言葉ですが、
「負けず嫌い」
と答えると思います。

とにかく、負けるということが大嫌いです。しかし、今までずっと勝ち続けてきたわけでもありません。何度も負けを経験してきました。その経験の中で、今でも思い出し、自分を奮い立たせ、前を向かせてくれる経験があります。

それは、高校3年生の大学受験において、前期試験が不合格だったことです。この出来事は、私のそれまでの人生の中で、最大の負けでした。今まで努力してきたことが全て無駄だったと、自分を責め、そして、落ち込みました。しかし、そんなときでも自分の「負けず嫌い」という性格は、自分を動かしてくれるのです。後期試験に向けて、努力を始めたのです。今まで、勉強しかしていませんでしたが、後期試験には面接があり、その練習にそのとき初めてとりかかりました。担任の先生は、厳しい先生だったので、練習の度に泣かされました。結果は、合格。これ以上の喜びはないと思うくらい嬉しかったことを覚えています。

人は、生きていく中で様々な困難と向き合わなければなりません。他人と助け合いながら解決していく困難もあります。しかし、ときには1人で戦わなければならないときもあります。そんなとき、自分の性格が自分を動かしてくれ、結果を導いてくれるのではないでしょうか。私にとっては、「負けず嫌い」の性格がこうして、ここまで導いてくれたのではないかと思います。

皆さんも自分と向き合い、自分を動かしてくれる性格を見つけてみてください。きっと将来、皆さんと共に戦ってくれる、強い味方になってくれると思います。

2016年6月16日 (木)

【第430回】 人生の選択肢山本 剛司 (国語)

 「人生は選択の連続である」シェイクスピアが残した格言である。これにあやかって23歳の若造が、人生を語るに値しないかもしれない。だが、たった23年の人生でも多くの選択肢に悩まされてきたような気がする。
 遊学館に来てから早二年。生徒たちの姿を見て、私が当時高校時代に味わった究極の選択を思い出した。

 高校二年の夏。進路に向けて考え始めた時だった。当時の私は美術を専攻していて、将来もこの方面で仕事がしたいと考えていた。そのために、美術系の専門資格の取得や素描や絵画などの技術を磨くことに力を入れていた。
 研鑽していた矢先に、暗雲が立ち込める事態が発生する。来年度の時間割を決める際に進路の先生から「どうしても国公立に行きたいのなら美術は諦めなさい。」という衝撃の一言が放たれる。その理由は学校のカリキュラム上の問題から生じたもので仕方がないことと分かった。それでも、私は冷静だった。国公立は行けなくとも私立の美術系大学なら進学できるかもしれないと望みを繋ごうとしていた。しかし、現実はそう甘くなかった。両親に説得した際に猛反発を受けた。美術で生計を立てられる人は少なく、一人前になるまでに何年もかかる。そういう生活より、安定した生活が出来る仕事に就きなさい。その両親の言葉に納得してしまっている自分がいた。さらに、当時の家計は火の車で県外の私立大学に進学することは経済的に厳しいと察していた。だから余計に、どうしても美術の道に進みたいという思いを伝えられなかった自分を叱責した。そして、現実と向き合い苦渋の決断で美術の道から外れた人生を歩むことを決めた。

 選択は大いに人を悩ませる。私は悩まされたうちの一人であるからこそ気付いたことがある。それは、もう一方の道の先に、素晴らしいものが待っていたことだ。

 私はこの道で良かったと思えることがある。それは、遊学生との出会いである。教員になった今でも、自分はこの仕事に向いていないのだろうかと悩み、落ち込む時がある。そんな時は、昨年度の卒業生がくれた手紙や寄せ書きを見るようにしている。そこには、私が生徒と共に歩んできた一年間の証が刻まれている。激励の言葉や感謝の言葉が並べられ、その奥に成長した生徒に感動した出来事が鮮明に蘇る。この時に、生徒たちの力になれるように必死に頑張ってきてよかったと心の底から思える。

 この感動は、美術の道では味わえなかったかもしれないと思うと、この道もなかなか味わい深い。むしろ、この道が好きだ。だから、私は今日もこの道を行く。

2016年6月 9日 (木)

【第429回】 『道具を整える』Y. I. (家庭)

家庭基礎の授業で2年生がエプロン制作を行っています。
裁縫が得意な生徒は、楽しそうにチクチクと針を動かし、裁縫が苦手な生徒は、エプロン完成後に予定している調理実習を励みに一針一針がんばっています。

裁縫箱は、学校で用意したものを班ごとに共同で使用しています。
授業終了前に、針・待ち針・はさみ・糸などの数を点検し、最後に担当教員のチェックを受けます。
もし、針の本数が足りない…などの場合は、見つかるまで休み時間返上でさがすことになっています。
最初は、針が1本足りない!待ち針が1本多い!などの班もありましたが、最近は休み時間に針をさがさなければならない班もなく、裁縫箱を丁寧に扱えるようになりました。

たかが針1本、たかが裁縫箱ですが、授業中に生徒たちの「心が整っている」かどうかを見るポイントにもなります。
裁縫箱の中に道具がきちんと整理して入っている班は、授業中も落ち着き、集中して制作しています。

「心を整える」ためにも「道具を整える」ことを見直してみませんか!

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2016年6月 3日 (金)

【第428回】 遊学講座谷内田京子 (国語)

 私が遊学講座で「硬筆書写検定」を担当するようになり、3年目。年に3回行なわれる検定に向け、毎回、字を丁寧に書く練習と、部首や筆順など理論の勉強に取り組んでいる。
 最初の頃は、くせ字だったり、バランス良く書けなかった生徒が徐々に上手く書けるようになっていく。
 講座中、おしゃべりをする生徒はいない。毎回集中して取り組んでいるので、合格率も全国平均より高く、今年度は3級全員合格!!を目標に指導していきたい。
 「硬筆書写検定」を担当するまでは、「クッキング」「ヨガ」の巡回に行っていた。それぞれ外部講師の方が指導をしてくださっている。「クッキング」では、調理器具の使い方、味付けの基本、調理のコツなど、長年料理をしている私も、毎回「なるほど!」と思うことがあった。「ヨガ」では受講生と一緒に、基本のポーズや呼吸法を学んだ。私も毎週受講したい!と思うほど、リラックスした時間を過ごすことができた。
 遊学生のみなさん、本校の特色のひとつである遊学講座。楽しく、有意義に受講しましょう♪

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