2026年8月 6日 (木)

【第951回】「一般社団法人全日本高等学校チームダンス選手権 第1回北陸大会」磯部 早紀 (数学)

 遊学館高校ストリートダンス部は、2018年に同好会として活動をスタートし、2020年に部活動へ昇格しました。そして今年7月20日に開催された第1回チームダンス選手権 北陸予選において、悲願であった全国大会出場を決めることができました。
 これまで私たちは中部地区大会に出場し、思うような結果を残せず、悔しい思いを何度も経験してきました。愛知県まで遠征しながら結果を出せなかったことや、時には得点さえいただけない大会もありました。それでも部員たちは諦めることなく練習を重ね、一歩ずつ成長を続けてきました。
 今年は初めて北陸予選が開催され、北陸三県から10校が集結しました。その記念すべき第1回大会で全国大会への切符をつかむことができたことを、大変光栄に思っています。
チームダンス選手権は、協賛企業に頼ることなく、全国で教鞭を執る先生方の熱意によって築き上げられてきた大会です。北九州市立高校の緒方先生をはじめ、大会運営に携わるすべての先生方の情熱とご尽力に、心より敬意と感謝を申し上げます。
 9月12日(日)の全国大会には、全国各地の強豪校が集い、高校ダンス部日本一を決定します。まずは全国大会出場校として恥ずかしくない演技を披露し、これまで支えてくださったすべての方々への感謝を胸に、遊学館高校らしい演技を精一杯披露するとともに、全国トップレベルの演技から多くを学び、今後のさらなる成長につなげてまいります。

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2026年7月30日 (木)

【第950回】「11年ぶり7回目夏の甲子園」飯田 小次郎 (地歴・公民)

 2026年7月26日(日)遊学館高校野球部が11年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。
甲子園という夢の舞台に立つためには、毎日の厳しい練習を積み重ねることが欠かせない。日々、自分の限界に挑戦しながら、技術だけでなく精神力も鍛えてきた。試合で思うような結果が出ないことや、けが、苦しい場面も数多くあったはずである。それでも仲間と励まし合い、「甲子園出場」「日本一」という目標を信じて3年生38名を中心に努力を続けたことが、この結果につながった。
 しかし、甲子園出場は選手たちの力だけで実現したものではない。日頃から選手を支え続けてくれた家族、応援してくださった学校関係者や地域の皆さん、そして卒業生の存在があったからこそ、この快挙を成し遂げることができた。どんなに苦しい時でも、周りの人の励ましや応援は大きな力となり、選手たちの背中を押してくれたに違いない。
 11年という年月は決して短くない。その間にも多くの先輩たちが甲子園を目指して努力を重ね、多くの悔し涙を流してきた。その努力や想いが後輩たちへと受け継がれたと思う。今年の選手たちは、その歴史と伝統を背負い、学校関係者や地域の方々の応援を力に変え、先輩たちの想いも胸に戦い抜いた。その積み重ねが実を結び、再び夏の甲子園への切符を掴み取ったのである。
 甲子園はゴールではなく、新たな挑戦の始まりでもある。これまで支えてくださったすべての方々への感謝を忘れず、遊学館高校の代表として、そして石川県の代表として、一戦一戦を全力で戦い抜いていく。

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2026年7月23日 (木)

【第949回】「夏休み」A. K. (理科)

 夏休みが始まりました。生徒の皆さんはどのように毎日を過ごしていますか?

 部活動に励んでいる人、普段やれないことに挑戦している人、今年こそ早めに課題を終わらせようとがんばっている人、いろいろだと思います。

 私が小学生のころの夏休みは、父方母方それぞれの実家に行って、たくさんのいとこ達と花火や盆踊りや夜中まで人生ゲームをしたり、宝塚を観に行ったり、楽しいことがいっぱいでした。

 ところが、中高生になると、遠方まで出かけることもだんだんと少なくなっていき、自宅と学校の往復のような夏休みを過ごしていました。

 そんな高校時代にはまったのが、甲子園に出場したこともある母校の野球観戦でした。私が育った新潟県は広いので、新潟市から柏崎市佐藤池野球場まで応援に行った日には電車とバスを乗り継いで1日がかりだったこともありました。担任の先生と球場で出会って、「よく来てくれたね」と言ってジュースをごちそうしてくださったのを今でも覚えています。

 高3の夏は受験勉強に明け暮れていたため球場には行きませんでしたが、まだネットもない時代に、学校での夏期講習の休み時間に先生が途中経過を教えてくれて、同級生の活躍に一喜一憂しました。

 ブログを書いていたら、また球場に応援に行きたくなってきました。数年ぶりに、日焼け止めをたっぷり塗って、熱中症対策もして、応援に行こうかな!

2026年7月16日 (木)

【第948回】「熱中症に気をつけよう!」A. K. (保健体育)

 毎日暑い日が続いていますが、皆さん元気に過ごしていますか。この時期に特に気をつけたいのが「熱中症」です。近年は気温が35℃を超える猛暑日も珍しくなく、熱中症によって救急搬送される人が年々増えています。屋外だけでなく、教室や自宅などの室内でも発症することがあり、年齢に関係なく誰にでも起こる可能性があります。
 実は、先週、私自身も熱中症のような症状を経験しました。 「少し疲れているだけかな」と思っていましたが、急に体がだるくなり、頭がぼんやりして軽いめまいも感じました。幸い、すぐに涼しい場所へ移動し、水分とスポーツドリンクを飲んで休んだことで回復しましたが、「自分は大丈夫」という考えは危険だと改めて感じました。
 振り返ってみると、その日は朝から忙しく、水分補給を後回しにしていました。のどが渇いていなかったので気にしていませんでしたが、知らないうちに体の水分は失われていたようです。熱中症は、のどが渇いてから水を飲むのでは遅い場合があります。「のどが渇く前に飲む」ことがとても大切です。
 熱中症を予防するためには、こまめな水分補給に加え、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけることも重要です。寝不足や朝食を抜いた状態では体力が低下し、暑さの影響を受けやすくなります。また、汗をたくさんかいたときは、水だけでなくスポーツドリンクなどで塩分も補給しましょう。通気性の良い服装や帽子を活用することも、暑さ対策として効果的です。
 これから夏休みに入り、部活動や大会、レジャーなどで外にいる時間が増える人も多いと思います。楽しい夏を過ごすためには、何よりも健康でいることが大切です。少しでも体調に異変を感じたら無理をせず、早めに休憩し、周りの大人や先生に知らせてください。また、自分だけでなく、友達の体調にも気を配り、「大丈夫?」と声をかけ合えると安心です。
 私自身も今回の経験を通して、熱中症は決して他人事ではないと実感しました。だからこそ、皆さんには同じ思いをしてほしくありません。こまめな水分補給、十分な休養、そして「無理をしない勇気」を忘れず、暑い夏を元気に乗り切りましょう。健康第一で、充実した夏を過ごしてください!

2026年7月 9日 (木)

【第947回】「君たちの「今」はタイムカプセル」渡辺 祐徳 (英語)

「スカートが短いぞ!」「化粧を落としなさい!」「授業に集中しなさい!」

先生たちから毎日のように言われる注意は,正直ウザいと思いますか?

女子のスカート丈を短くしているのを注意されたり,メイクのことで声をかけられたり。「はーい」とその場では直すふりをして,先生がいなくなったらすぐ元に戻す……という経験,心当たりのある人もいるでしょう。

正直に言うと,注意する側の教員も,その場ですぐに皆さんが100%納得して,生活態度をガラッと変える,つまり注意した効果がすぐに現れるとは思っていません。人にはそれぞれの発育のスピードや,その時々の周囲との関係,抱えているストレスがあるからです。すぐに言動を変えられないのは,ある意味で自然なことでもあります。
では,なぜ先生たちは,煙たがられると分かっていながら,毎日まいにち声をかけ続けるのでしょうか。

実はそれは,皆さんの未来に向けた「種まき」なのです。

かつて,授業中に寝ているのを注意すると「なんだと!」と突っかかってくる男子生徒がいました。多くの先生とトラブルを起こしながら,お世辞にも「模範的な生徒」とは言えないまま卒業していきました。
しかし数年後,少し大人になった彼がふらりと学校に遊びに来たのです。あの頃の反抗的な態度の理由を聞くと,彼は照れくさそうにこう言いました。
「あの時は,まだ自分が幼かったんですよね」
彼は卒業したあと,時間をかけてあの頃の自分を振り返り,反省できるようになっていました。投げられた言葉の意味を,未来の自分がちゃんと受け取っていたのです。

私はこれを,「教育のタイムカプセル」だと思っています。

今自分に向けられている言葉はすぐには理解できないかもしれないし,どう行動すればいいかも分からない。無意味に感情的になってしまうかもしれない。
でもその言葉が将来,タイムカプセルを開けるように,自分にとって生きたものになるということがあるのです。

私自身も,高校2年生のときにタイムカプセルを埋められた一人です。
当時,東京から赴任してきた男性の英語の先生がいました。隣のクラスから「分からんだと?分からんと言うな!」というドスの利いた大声が聞こえてきて,なんて理不尽で怖い先生なんだとビクビクしていました。
翌年,実際にその先生の授業を受けることになり,生徒が「分かりません」と答えるたびにあの大きな声が響きました。当時は「分からないから分からないと言っているのに」と軽い反発を覚えたものです。

しかし,自分が教師になってから,その言葉の本当の意味がよく分かるようになりました。
単語の意味は辞書を引けば分かります。教科書の訳も,調べればヒントはたくさん出てきます。先生は,その少しの努力すら惜しんで「分からない」の一言で思考を止めてしまう生徒に対して,歯がゆい思いをされていたのです。
「少しの努力を惜しまなければ前進できる,その一歩を踏み出せ」という,先生なりの熱いエールだったのだと,自分が教える立場になってよく分かるようになりました。

だから今,私は形を変えて,自分の生徒たちに同じ種をまいています。「辞書を引けば必ず分かることがある。勉強は調べればたくさんヒントが出てくる。その一歩を踏み出せ」と。

今,もし皆さんが先生や親の言うことにイライラして,反発したくなっていたとしても,そんな自分をダメだなんて思わないでください。
今すぐ完璧な良い子にならなくていい。大人の正論を今すぐ100%理解できなくていい。
ただ,皆さんが「うるさいな」と思いながら聞き流しているその言葉は,いつか未来の皆さんが開けるためのタイムカプセルとして,静かに心のなかに埋められています。

何年か経って,ふとした瞬間に「あぁ,あの時あの先生は,こういうことを言いたかったのかな」と思い出す日が来るでしょう。
みなさんがそれぞれのタイムカプセルをいくつも開けられる時が来たら,今度はその種をまいてあげられる人になってください。

その時は,私たち教員の「種まき」も大成功なのです!