2026年4月 9日 (木)

【第934回】「ワクワクを見つけよう」道上 ちひろ (英語)

 新入生のみなさん、入学おめでとうございます。期待や不安、さまざまな気持ちで登校したと思います。
 入学式では、新入生代表として野球部の大崎暖真さんが誓いの言葉を述べました。仲間と切磋琢磨し、「日本一になる」という高い目標を掲げ、学業では特別進学コースに在籍し進路目標の実現に向け努力し文武両道を貫く覚悟を語ってくれました。
 新入生の中には、まだ目標などが見つからず不安を抱えたまま入学している生徒もいるでしょう。私もそのような生徒でした。
 でも、大丈夫です!遊学館では新しい学びがはじまります。「自分の好きを見つける」そしてそれを「様々な方法で深めてみる」簡単に言うとそのような学びです。難しく考える必要はありません。例えば「ゲームはなぜ多くの人を夢中にさせるのだろう」、「なぜペットは人の心を癒やすのだろう」などなど。この学びは、気の合う友人にめぐり逢うきっかけになるかもしれません。
 私が担任をした生徒には、「ネジ」をこよなく愛し、それを専門的に学ぶために進学した生徒、能登半島地震を通し、がれき処理で活躍するロボットの開発を目指し進学した生徒。それぞれの「好き」を極めようとする熱い気持ちはとてもステキです。
 しかし、必ずしも進路や職業につなげる必要はありません。その学びの中で感じた「好き」や「ワクワク感」はみなさんの人生をより彩り豊かなものにしてくれるはずです。

 最後に、みなさんにこの言葉をお伝えします。2500年前に中国の小さい国に生まれた孔子の言葉です。

子曰く、「之を知るものは、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」

意味:孔子先生がおっしゃった。「物事を知っているだけの人よりも、それを好きになった人のほうが優れています。さらに好きになった人よりも楽しんでいる人のほうが優れています。」


どんなことでも初めから知っている人はいません。夢中になって学んでいるうちに、だんだんと好きになって世界が広がっていきます。いつか楽しい気持ちで続けられたらいいですね。

「ドラえもんはじめての論語」安岡定子[著]

 さあ、それぞれの歩幅で、遊学館での一歩を踏み出してください!

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2026年4月 2日 (木)

【第933回】「冬のソロキャン」水本 勝也 (英語)

ここ数年、キャンプにハマっています。なかなか忙しく滅多に行けませんが、昨年の年末、地元の岡山県に帰省するついでに琵琶湖のほとりにあるキャンプ場で1泊キャンプをしてきました。12月下旬の琵琶湖は景色こそ良いもののかなり寒く、急いでテントを設営し焚き火を起こしました。 202604021

たまたま予約が取れて行った場所でしたが人気のキャンプ場だったようで、家族連れや友人同士のグループなどでとても賑わう中、1人優雅に暖かいスープを飲んで夕暮れまでのんびりと過ごしました。

夜は車で5分の距離にあるお風呂屋さんで体を温めることに。
その前にご飯を炊く準備をし、モバイルバッテリーで使える電気毛布を寝袋の中にセットしていざお風呂へ。湯船でしっかり温まって戻った頃にはご飯も炊けて、熱々の鍋でさらに温まって、焚き火を眺めながらちびちびとお酒も飲み、良い気分で寝袋に入った時でした。

電気毛布で温めておいたはずの寝袋の中が全く温かくない。
まさかと思い確認したら、モバイルバッテリーの電池切れ。。可能な限りの防寒対策をしてはいたものの気温は氷点下。向かいの家族は大きなテントにこたつを置いてお父さんは薄手のロンTで過ごしている中、ガタガタと震えながら寝るに寝られない夜を過ごしました。

朝はすぐにまた焚き火を起こして暖をとり、温かい朝食を食べてから撤収作業へ。
過酷なハプニングもありながら、“次はこうしよう”とか色々なアイディアを頭の中で巡らせてキャンプ場を後にしました。好きなことなら失敗も楽しいもんです。今年の年末もきっと琵琶湖でキャンプしてることでしょう。

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2026年3月26日 (木)

【第932回】「3月の卒業式」M. K. (情報)

 今、自分の机の上で文書を打ち込んでいるのは3学期の終業式を終えた後である。慌ただしい1年の締めくくりの行事が終わり、今は落ち着いて文書作成に取り組める時間だろう。ただこの3月は何と言っても「卒業」という言葉が当てはまるのでないかという気がする。
 3月1日(日)、遊学館高校では378人の生徒がこの学び舎を後にしました。毎年見ている光景とはいえ、気軽に声を掛けてくれた生徒や、部活動においては真夏の中で練習を共に行い、3年生の高校総体まで頑張っていた生徒達が「威風堂々」の音楽に乗って入場行進する姿を見ると、どこかに一抹の寂しさを感じます。そして卒業式が終わった後に、各教室やテニスコート、生徒玄関で記念撮影を行っている姿は3月1日ならではの遊学館高校の風景として今後も繰り返され、更に今以上に盛り上がっていくものと信じたい。卒業生達は様々な思いを馳せながらそれぞれの道へ旅立っていくのは、「次のステップに向かう別れ」であってもらいたい。
 遊学館高校のことばかり文書にしてきたが、3月1日の卒業式で忘れられないのは金沢美術工芸大学の卒業式だろう。「ど派手」というのか「奇抜」という表現が似合うのだろうかわからないが、毎年全国の民放各局やNHKが3月の卒業式の名物として取り上げている。それはマスコミだけでなく、今では観光客までも見に来るといった状況のようだ。私も高校3年生の卒業式前に見に行ったことがあるが、式が終わって出てくる卒業生の姿に圧倒されていた記憶があった。このことについては「百聞は一見に如かず」である。これは見ないと解らないことだけは確かである。
 先週は、石川県の各中学校の卒業式。今週は各小学校の卒業式が行われ、後は金沢大学の卒業式で石川県の卒業式は一通り終わりとなるだろう。ただ、3月に定年退職を迎える人たちにとっても、それは「卒業式」でないかと感じるのは私だけなのかと一言書かせてもらいたい。

2026年3月19日 (木)

【第931回】「Chasing Waterfalls」マーク ヒーギス (英語)

私の趣味の一つは旅行です。週末や祝日にドライブをして、この国のさまざまな素晴らしい場所を見に行くことを楽しんでいます。故郷であるモンタナ州では見ることができなかった景色を見るのが好きです。

私が特に楽しんでいることの一つは、日本に数多くある滝を訪れることです。日本、そして特に石川県には、素晴らしい自然のスポットがたくさんあります。自由な時間には、街を離れて、この国のあちこちに隠れている美しい場所を眺めることで「心のエネルギーを充電する」のが好きです。

最近、ニュースではスマートフォンの使いすぎについての記事がいくつか取り上げられています。使いすぎは集中力や注意力に悪影響を与えると言われています。

私も、夜や週末にスマートフォンを使いすぎてしまうことがあると認めます。だからこそ、スマートフォンの使用を制限するようにしています。その方法の一つが、自然の中にある美しい場所を探して心のエネルギーを充電することです。私はそれを
「Chasing Waterfalls滝を追いかける」と呼んでいます。

約3週間前、3年生は卒業式を迎えました。今、人生の次の第一歩を踏み出そうとしています。遊学館のすべての先生方と職員の皆さんは、卒業生の成功を心から願っています。

1・2年生の皆さん、もうすぐ春休みですね。ぜひ春休みを楽しみ、次の学年に向けてエネルギーを充電してください。ちなみに、心のエネルギーを充電するために、皆さんは何を追いかけるでしょうか?

白山白川郷ホワイトロードふくべの大滝
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栃木県、華厳の滝
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和歌山県、那智の滝
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石川県、綿ヶ滝
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2026年3月12日 (木)

【第930回】「努力が続く人の共通点」干場 光将 (保健体育)

皆さんには才能がありますか。
私はこれまで自分に才能があると感じたことはほとんどありません。たまたま体を動かすことが好きで、走ることが好きだったので陸上競技を始めましたが、実際には自分よりすごい人ばかりでした。大会に出れば速い選手がたくさんいて「自分には才能がないのではないか」と感じることもありました。

それでも競技を続けてこられたのは、少しでも記録を伸ばしたいという思いがあったからです。すぐに結果が出るわけではありませんでしたが、毎日の練習を積み重ねていく中で、少しずつ成長していく実感がありました。振り返ってみると、特別な才能があったというよりも、続けてきたことが力になっていたのだと思います。

学校や部活動で生徒たちを見ていると、努力が続く生徒には共通している部分があるように感じます。特別な才能があるというよりも、日々の小さなことを大切にし、コツコツと積み重ねている生徒です。そうした積み重ねが、ある時期に大きな成長として表れてくることがあります。

高校生活の3年間は、自分の得意なことや好きなことを見つけることができる大切な時間です。すぐに結果が出なくても、目の前のことに一生懸命取り組むことで、自分の可能性を広げていってほしいですね。

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