2016年11月24日 (木)

【第453回】 「小論文について」 K. Y. (国語)

 個人的には一般入試受験だったのですが、第一志望の大学が小論文、英語、日本史の受験でずいぶん小論文の点数におんぶにだっこで恩恵を受けた覚えがあります。
 小論文の勉強といっても、これといってした覚えはありません。ただ、当時の読書量については誇るものがあった感があります。新聞はもちろん毎日読んでいましたし、普通の小説は小学校以来、月ベースで数十冊は読破していたと思います。
 書く練習といっても、当時の自己表現の術が文章だったので、雑記帳にあることないこと日記のようにして書いていたものでした。
 とどのつまり、小さい頃から毎日小論文対策の日々を送っていたような気がします。
 
 推薦入試やAO入試の盛んな今日この頃ですが、入試2ヶ月ほど前になって小論文を見て下さいと言ってくる生徒がたくさんいます。正直、数ヶ月小論対策の勉強をしたところで書く能力が向上するとは思いません。
 ただ、その時点で持っている文章力を100%発揮することは可能です。新聞のコラムをみっちり読んで、数百字とかで要約する練習を、毎日2時間程度行えばかなり小論文対策になると思います。
 いずれにしろ、一般入試を含めて、楽して大学に入るのではなく、一所懸命に生涯最高の受験勉強をして合格されることを祈っております。
 合格という結果はもちろん大事ですが、受験勉強というプロセスは今後の人生に生きてくると思います。

2016年11月17日 (木)

【第452回】 「言葉が世界を変える」川北 将人 (主事)

 最近、ステキな言葉と出会いました。その言葉によって気持ちが少しだけ軽くなりました。そしてその少しが毎日を大きく変えてくれました。少しの積み重ねは大きいなと感じるこの頃です。

 私が出会ったステキな言葉とは、次の2つです。

 「足りないものを探す人生から、満ち足りている部分に目を向けて感謝する人生へ」

by寺井俊高


 「幸せだから感謝するのではありません。感謝するから幸せなのです。」

byデヴィッド・スタインドルラスト

 この言葉に出会ってから、自分が満たされている面を見るよう心がけるようになりました。そして満たされていることを感じられたら感謝するようにしています。
 何かに、または誰かに感謝できている時、確かに幸せな気持ちになれます。感謝っていいですね。
 そして日々を幸せな気持ちで過ごすために、この言葉を1日に何度も口ずさむことを習慣にしました。

 また、さらに「嬉しい」「楽しい」といった言葉を笑顔をつくりながら心の中でつぶやくことも習慣にしました。
 人の脳は自分が遣った言葉に影響を受けるんですね。普通は楽しいことがあるから楽しいと言葉にしますね。でも先に「楽しい」と言ってしまうのです。特に何も楽しいことがなくてもです。すると脳は楽しいことを探し出します。つまり物事の楽しい面に目を向けるようになるのです。楽しさは満たされた部分であり、感謝へとつながります。
 また、笑顔をつくることも満たされた気持ちにつながります。これもまた先に笑顔をつくってしまうことで、脳が勘違いをして楽しさや嬉しい気持ちを呼び起こしてくれるのです。

 ステキな言葉との出会いによって、私は世界の見え方が変わりました。
 物事のどの面を見るかによって気持ちは変わります。そして日々遣う言葉はどの面を見るかに影響を与えます。ですので、日々遣う言葉というのはよく選んで遣いたいものですね。
 みなさんも自分が普段よく遣う言葉を思い返してみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれませんよ。

2016年11月10日 (木)

【第451回】 英語を話したい!というあなたへK. S. (英語)

 「英語が話せたら楽しそうですよね。」「金沢駅の近くで外国の人に道案内をしようとしたけど、上手に説明できませんでした。」「どうすれば話せるようになりますか?」このような声を聞くことがよくあります。文章を読んだり、文法の問題を解いたりするのは好きではないけれど、海外の人と英語で話してみたいと思っている人は多いはずです。
 今回はそのような人の為に、おすすめの勉強法を紹介します。お手軽、かつ、お小遣いの範囲内で取り組める方法の一つが『オンライン英会話』です。パソコン、またはスマートフォンから、スカイプを使って英会話を楽しめます。インターネットで検索すると、たくさんのサイトを見つけることができます。その中から自分に合ったコース(英検対策、日常会話など)や先生(日本人か外国人か)を選び、まずは1、2回お試しレッスンをしてみると良いです。私も夏休みに8回ほどフィリピンの先生の授業を受けました。聞き取れないときや、言い方が分からないときはチャット形式で打ち込んでくれるので、文字で表現を確認することもできます。
 もう一つは、『インターナショナルカフェ』です。これも場所などの詳細は自分で検索してみてください。飲み物を頼んでカウンター席に座ると、店員さん(主に、アルバイトをしている留学生)に簡単な英語を教えてもらえるシステムになっています。よく某Sコーヒー店にいる遊学生を見かけますが、たまには気分を変えて英語が飛び交うカフェにも行ってみてはどうでしょうか。
 「英語を話したい!」という気持ちがある人は、とにかく実際に使ってみることが大事です。ただし、学校で習っている文法や単語が会話の基礎になります。日々の授業で学んだことを英会話にも活かしてもらえたら嬉しいです。

2016年11月 3日 (木)

【第450回】 無  題K. K. (英語)

   ※「カープ日本一おめでとう」のテーマしか考えていなかったので無題にします

  8月14日未明の「SMAP 12月31日解散」の衝撃ニュースに胸を痛めつつ,8月19日から約1週間アメリカフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)に行って来ました。
  WDWは,Magic Kingdom Park, Epcot, Disney’s Hollywood Studios, Disney’s Animal Kingdom 等のテーマパークを中心とする巨大アミューズメントリゾートです。
  中でも Magic Kingdomには,シンデレラ城を始め,東京ディズニーリゾート(TDR)でもお馴染のアトラクションが多くあり,2020年春には東京ディズニーランド(TDL)にも美女と野獣エリアが誕生します。
  TDRとWDWを比べてみて,いくつか気付いたことがあります。

  •  驚くほど混んでいない! 土曜日の朝なのに,閑散としている。 午前中は待ち時間なしとか長くて1時間待ち。これは深夜12時とか午前1時(!!)までオープンしているためか? 午後からは混むのでFast Pass+がお勧めです。
  •  ダッフィーの人気が意外に低い! TDSのようにダッフィーを抱えた女の子をほとんど見ない
  •  入場の際のセキュリティチェックが厳しい! 金属探知機はもちろん,ファスナー類は全部オープン。お財布の中も。事件があってからでは遅いので,仕方がないか?
  •  「タワーオブテラー(The Twilight Zone Tower of Terror)」にシリキ・ウトゥンドゥの呪いの像が登場しない!

  ショーや食事の話はまた別の機会にして,今回はWDWのゲストのマナーについて書きます。
  そこでは強面のお兄さんも案外礼儀正しくて、ドアの前や通路では一歩譲ってくれたので、私はすっかりレディの気分になりました。
  また,“ Thank you.” も何度も言われた言葉で,“ Excuse me.” や“ Pardon me.” もよく耳にしました。私のお尻をフリスビーの的にした男の子もすぐに“Sorry.”。
  実は,最近金沢でがっかりする場面にあいました。女の子が私にぶつかってきたのですが一言も返ってこない。エレベーターの「開」のボタンを押してベビーカーを待っていても,さも当然の如くさっさと立ち去った若いママ。
  「ありがとう(Thank you)」,「ごめんなさい(Excuse me)」,「どうぞ (Please)」, この3つの言葉は魔法の言葉です。 外国人観光客でも,日本人でも,この言葉を言えば,自分もそして相手も,優しい気持ちになれると思います。

2016年10月27日 (木)

【第449回】 親子交流授業から ~3つの間~K. M. (家庭)

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 先月、2年生の金城大学幼児教育コースの「子どもの発達と保育」の授業で石川県内在住の親子と交流することができました。これは、石川県子育て支援財団が、数年前から取り組んでいる「親子交流授業」「赤ちゃん登校日」の一環です。
 生徒たちは普段授業で幼児の発達についての理論について学んでいます。そうした中生徒たちは、今回実際に乳児や幼児に触れ合うことができました。幼児たちの天真爛漫、天衣無縫、破顔一笑、純真無垢、時に奇想天外など・・・まさに多くの側面に、生徒たちが魅了され、生き生きと臨機応変に子どもたちに触れ合ったり、遊んだりする姿がとても印象に残りました。さらに、お母さん方とも積極的にコミュニケーションをとり、育児や日頃の生活について多くのことを教えていただくことができたようです。

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 近年、核家族化や地域の希薄化に伴い、いわゆる「地域で子育て」が困難になりつつある時代といわれている中、今回のような親子交流授業は、親子にとっては積極的に地域の児童や学生と触れ合うチャンスとなり、児童・生徒にとっては子育てを身近に感じるチャンスとなっているようです。このような取り組みが増えていくことで、多くの親御さんの子育ての手助けにもなっていくと思われます。総務省のデータによると、25歳から44歳の育児をしている女性の有業率を都道府県別に見てみると、石川県は全国で6位という数字になっています。今後さらに、様々な形での子育て支援が必要になってくるのではないでしょうか・・・・

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 ところで、幼児教育において幼児を取り巻く3つの「間」、『時間』、『空間』、『仲間』 (人的環境)をコーディネートし、豊かなものにしていくことがとても重要であるといわれます。今回の親子交流授業を通して、初めて出会う親子のために最善の時間、空間になるよう幼児教育コースの仲間たちが一丸となって取り組みました。参加した親子の皆さんにとって、そして幼児教育コースの生徒たちにとってもとても充実した時間になったのではないかと感じます。コーディネートに御協力いただいた石川県子育て支援財団の皆様、そして遊学館高校に足を運んでくださった親子の皆さんに心から感謝したいと思います。

 さて、遊学館高校の生徒の皆さんは、日々の高校生活において、またそれぞれの授業において、かけがえのない『3つの間』をコーディネートできていますか??今一度振り返ってみてください。それぞれの教科担当の先生と最高の時間を創っていますか?一回一回の授業を最高の『間』にしていけるよう力を合わせて見てください。自ずと、多くの学びや充実感が得られることでしょう!!!!!!!

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