【第863回】「11回目の挑戦、失敗してきたから超えた壁」向江 大輔 (地歴・公民)
2024年11月25日、第55回明治神宮野球大会(大学生の部)において、創価大学硬式野球部が全国大会初の準優勝を果たした。
現在、遊学館高校野球部を卒業した選手も在籍する、私の出身大学である。
過去、私も創価大学硬式野球部に所属し中身の濃い大学4年間を過ごさせていただいた。私が在籍していた頃も含めチームの最高成績は全国ベスト4。そして、昨年まで全国大会ベスト4の壁は破れず、過去10度その壁を超えることができなかった。
しかし、今回後輩たちが、そして恩師がその『壁』を打ち破ってくれた。
自然に同期の仲間とのやり取りも弾み、決勝戦には応援に行く同期の仲間もいた。
決勝戦では、強豪青山学院大学に3-7と敗れはしたが、全国大会で初の準優勝を成し遂げてくれた。
大学生選手たちは悔しい気持ちもあると思うが、OBとしてはかなり【勇気】をもらった。
春のリーグ戦ではリーグ4位という屈辱も味わい、今まで多くの失敗や悔しさを経験し、その失敗を課題に変換し【本気】で日々、向き合い続けた成果だと想像する。
若いうちの失敗は財産だと思う。また、ダメだった時の厳しい現実を突きつけられる前に、自分自身と向き合わず、本気の努力をせず、もっとやっていれば自分はきっとできたんだ、という位置にずっと居座り続けるのではなく一歩前に進む【勇気】が必要ではないか。
【本気で取り組む勇気】【失敗を恐れず挑戦する勇気】を後輩たちが教えてくれた。