【第846回】「縁」中川 都 (国語)
今年度、女子バレーボール部の副顧問になりました。運動音痴なので運動とは全く関わらずに過ごしてきたのですが、副顧問という新しい役割は、私に新鮮な気持ちをもたらしてくれました。
副顧問となって、大会に行くと、後輩の応援に来た卒業生に会うことがあります。また、応援に来ている部員の保護者の方から、「職場で一緒の〇〇さんが、『先生に教わった』と言ってましたよ。」と、かつての生徒の名前を聞き、懐かしく思い出されます。7月の大会では、他の学校の先生から、私が昔お世話になった先生のお話を聞くこともできました。このように、副顧問になったことで、何か新しい「縁」ができて、嬉しくなります。
7月29日に加藤晃学園長先生の「お別れの会」がありました。たくさんの方がおいでになりました。退職され、久しぶりにお会いする先生方もいらっしゃいました。元気なお姿を拝見でき、当時のことを思い出しました。これも、学園長先生がつなげてくださった「縁」だと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
人との「縁」は、そんな簡単にできるものではありません。遊学館の教員であったからこそできた「縁」がたくさんあります。これからも一つ一つの「縁」を大切にしていきたいと思います。