【第831回】「100年後にも桜の花が咲きますように part.2」S. J. (地歴・公民)
遊学館高等学校の3階の教室から見える桜です。 |
2010年の教員ブログに< 100年後にも桜の花が咲きますように >という内容の
ブログを書きました。
要約すると「100年後には日本の太平洋側では桜が咲かないかもしれない。」
100年後といってもピンと来ないかもしれませんが、自分の孫の時代にはそうなってしまうかもしれないと考えると、そう遠くはない話に思えます。
原因は地球温暖化です。
気温が上昇すると冬が寒くならない。
そうすると桜が冬という季節を感じなくなるので咲かなくなるそうです。
桜は冬の寒さに耐えてこそ、春の暖かさを感じて花を咲かせるのです。
というブログでした。
先日、ニュースを見ていると、次のようなことを言っていました。
冬の気温が高いために、同じ桜の枝でも、早く咲いて早く散る花と、遅く咲いて遅く散る桜があり、満開にならずに、だらだらと咲いて散っていく地域も出てきている。
数十年後には九州から東北まで桜が一斉に咲く可能性も出てきた。
とのことでした。
日本では少子高齢化も政府の予想をはるかに超えたスピードで進んでいます。
温暖化もわれわれの予想を超えたスピードで進んでいるのかもしれません。
自分たちの孫の代、それ以降も美しい桜が見れますように
今、自分たちができることを考えていきたいと思います。