【第770回】「学び方を学ぶ」D. D. (数学)
みなさん、「なぜ勉強するのか」と聞かれたらどのように答えますか。
• 受験に必要だから
• 将来必要になるから
• その学問自体に興味があるから
• 進級、もしくは卒業するためにやらないといけないから
他にもあると思いますが、多くの人がこのように答えるのではないかと思います。私も学生の頃は、受験に必要だから勉強しないといけないと思っていました。また、学校で勉強したことを将来使うかといわれたら、教員のような専門性を必要とする職業以外ではあまり使わないと思います。そう思うと尚更勉強する意味はどこにあるのか疑問になりますよね。しかし、私は勉強する本当の目的は「学び方を学ぶ」ことだと考えています。
「学び方を学ぶ」とは自分にあった勉強の仕方を身につけることであると考えています。将来社会に出て働くと、分からないことだらけであり、多くの課題にぶつかります。それらを乗り越えるには、さまざまな知識や技術を身につけるとともに、試行錯誤して行動していく必要があります。これは普段の勉強と同じではないでしょうか。例えば、定期考査で平均60点取るという目標があるとすれば、どの科目で何点取るか考え、時間割を見て勉強する計画を立て実行していく。もし、目標の点数を取れなければ、次回から改善をしていく。この流れこそが先ほど言ったことではないでしょうか。
みなさんは、義務教育ではないので、最低限の勉強をしなければ進級、卒業はできません。どうせ勉強をしなければならないのですから、何か1つでも自分のためになるような勉強をしてみてはどうでしょうか。