【第735回】「不思議な力」植木 大 (保健体育)
男子卓球部は、6月の石川県総体(24大会連続優勝)、北信越総体(21大会連続優勝)と学校対抗戦を無事に戦い抜きました。北信越大会の開会式では、昨年の20大会連続優勝を特別表彰していただきました。いただいたトロフィーには感謝という文字が刻まれています。開催県、富山県委員長のK先生から事前に私の好きな言葉を聞かれまして「感謝」とお伝えしたところ、お気遣いいただきました。
とても素敵なトロフィーに感動しています。K先生、ありがとうございました。
思い返すと何度も負けを覚悟した試合を思い出します。あと1点で負けという試合も多々ありました。しかしながら、不思議な力が勝利へと導いてくれます。言葉では説明できませんが、とてつもない力がそこに存在します。私は神様などの存在は信じてはいませんが、人には不思議な力があり、運だとか気の流れなどをしばしば感じることがあります。
もちろん不思議な力だけで勝利しているとは言いません。そこには生徒たちの日頃の努力や色々なものに対しての準備があってのことだと思います。
しかし、勝負の世界にいると不思議な力に遭遇します。私はその力を手に入れたく、生徒たちには日頃の生活の過ごし方や練習に対する姿勢などを話します。卓球部がおこなっている小学生の見守り活動はその一つです。私自身も生徒と一緒に見守り活動やゴミ拾いを実施しています。ゴミ拾いで不思議な力が手に入るとは言いませんが、生徒や私にとって何らかのプラスがあることは間違いありません。今後も継続していこうと思います。
そして「感謝」です。「感謝」の気持ちが生徒たちの成長を高め、人間力をアップさせ、不思議な力を与えてくれるものと信じています。トロフィーに刻まれた「感謝」を眺めながら、私自身が「感謝」を忘れないように日本一を目指し努力していこうと誓いました。