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2018年4月26日 (木)

【第526回】 「青春ていいな」K. Y. (国語)

 映画で『ちはやふる 結び』を見てきました。高校で「競技かるた部」を作り、仲間を募って全国の舞台に挑んでいく「ちはや」という女子生徒が主人公のお話です。三部作構成の映画で前作の「上の句」「下の句」も鑑賞しました。
 一言で言うと、いと面白かったです。
 あたりまえですが、人生の中でいちばん多感な時期は十代の後半かと思います。なんでもない日常が色づいていて、それこそ泣いたり笑ったり怒ったり寂しがったり。
 部活動を中心の高校生活の一生懸命さに感動したり、友情や恋愛との葛藤も表現されており、「きずな」ということがテーマの作品なようであります。
 千年の昔の百人一首の世界と現代とがつながっているようにも感じられました。
 古典を学習していて文法中心で面白くないし、作品内容も興味をそそられないと常日頃雑感していますが、共感とつながりが感じられたら、私も古典を好きになることがあるかなと、この映画を見てふと思った次第です。
 あと、部活動ってほんとにいいものですね。なにをやっても正解のないのが高校生の頃であり、悩んだり迷ったり悔やんだり。ただ、それも同じ目標をもった仲間とともに過ごせることで、振り返れば良い思い出であり、人生の肥やしになるような気もします。
 まだ、部活動選びに迷っている1年生がいたら、どのクラブでもいいと思います。
 「きずな」を求めて飛び込んで見て下さい。