【第433回】 今年も熱い夏が...山本 雅弘 (保健体育)
夏の甲子園大会予選(第98回全国高等学校野球選手権石川大会)の組み合わせ抽選会が7月8日に津幡町文化会館シグナスであります。
昨年は決勝で金沢高校と対戦し、石川県高校野球史に残るハイレベルな戦いを1対0で制して甲子園大会(第97回高等学校野球選手権大会)に出場することができました。その甲子園大会では2回戦で熊本県代表の強豪九州学院に5対3で勝ち、3回戦は優勝校の神奈川県代表の東海大相模と戦いました。東海大相模とは同じメンバーで2回対戦していて引き分けと1点差の敗戦と力の差のない戦いでしたが、甲子園では11対2の大差で負けてしまいました。この大差は東海大相模のチーム力がアップしたのはもちろんですが、甲子園の大観衆のプレッシャーの中で普段どおりにプレーすることの難しさを強く感じました。
今年のチームは昨年の秋の大会で初戦負け、春の大会は準決勝で逆転負けと結果が出ていません。しかし、春の大会の負けた悔しさを忘れず日々の練習に打ち込んできた結果、投手を含む守備力が著しく成長しただけでなく攻撃力もアップして、これまで対戦して一度も勝ったことのない強豪校にも大量点で勝つチームに育ってきました。
遊学館野球部は16回目の夏の甲子園大会予選になります。これまで15回のうち決勝に11回進出し6回優勝しています。残された大会までのわずかな期間ですが、身体的にも精神的にもレベルアップをはかり、万全な準備をして大会を迎えたいと思っています。また、昨年の甲子園経験者が4名いることで大観衆のプレッシャーの中でも普段どおりにプレーできることも確信しています。
夏の甲子園大会予選の開会式が14日、遊学館の初戦は18日県立球場です。今年も大観衆の球場で応援団を先頭に吹奏楽やバトン部のすばらしいリードでの全校応援、その中で選手たちが最高のプレーで躍動し、2年連続甲子園出場を果たしてくれることを願っています。