【第367回】 今年に期待!山本 雅弘 (保健体育)
2月1日はプロ野球の解禁日です。
この日から各チームのスプリングキャンプが始まり、ユニホームを着ることが解禁され、チームとして組織的な練習を開始します。遊学館出身で3名のプロ野球選手もそれぞれの思いを持ってスプリングキャンプに参加しています。
私は6日から1期生の小嶋達也選手、3期生の鈴木将光選手、7期生の三木亮選手の激励を兼ねてキャンプの見学をしてきました。その様子を書きたいと思います。
阪神タイガースに入団した小嶋選手は9年目を迎えます。昨年の秋に肘の手術をしたため1軍のキャンプに参加していなくて会うことができませでした。彼はプロ1年目から開幕1軍で期待されながら結果を出すことができず悔しい思いをしているようです。球団の関係者に聞いてみても、「十分に1軍で活躍できる力があるはずなのに・・」「チームとしては彼の力が必要なのですが・・」と高い評価を得ています。3人のかわいい子供さんのためにも今年は頑張ってほしいと願っています。
広島カープに入団した鈴木将光選手は10年目を迎えます。1軍での実績がなく昨年は2軍でも出場機会があまり与えられずモヤモヤした気持ちでいたようです。昨年の秋、契約更新がないものだと思って引退を覚悟していたようです。しかし、球団のトップが替わり緒方新監督から「あと1年頑張れ」との言葉をもらい必死で練習に取り組んでいます。
今年の彼はキャンプ前から走りこみを中心に身体を絞り、ベストのコンデションでキャンプに入り練習をこなしていました。持ち前の走力を生かした外野守備が軽快で、1軍の選手の中でも特に目立っていました。課題の打撃も今年は好調で高い評価を得ているようです。
また、チーム内でも若手の選手が「将光さん」と笑顔で接してくる場面が数多く見られ、彼の優しい人間性もうかがわれた。彼と言葉を交わした中にも今年が集大成として頑張る決意が感じ取れました。
千葉ロッテに入団した三木亮選手は2年目を迎えます。彼も昨年の秋に膝のクリーニング手術をしたため2軍でキャンプをスタートしています。入団前からの古傷だったので彼自身すっきりした気持ちでいるようです。動きの方もベースランニングや内野ノックを受ける姿を見ても、3ヶ月前に膝の手術をした選手に見えないくらい軽快な動きをしていました。球団の関係者に聞いてみても、彼の評価は高く期待されている様子が強く感じました。彼はプロの世界では体も小さく目立たない存在ですが、誰にも負けない努力と頑張りで、三拍子そろった選手として今年は活躍してくれると思います。