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2013年11月15日 (金)

【第306回】 高校3年間で頑張ったことA. H. (理科)

 学校には日々多くの方が来校されます。私は進路の就職担当ですので応対することが多く、そのときに運動部についての話題になることがよくあります。主に大会や生徒の挨拶についての話題ですが、それらを通して遊学館高校によい印象を持たれているようです。また、県外の企業に電話をした際にも遊学館を知ってくださっている方もおり、このようなことからも遊学館の生徒は頑張っていることに気づかされます。

 さて、遊学館高校の今年の就職状況ですが、今年は去年と比べても芳しくありません。特に部活動をしていない生徒が苦戦しています。理由はいくつも考えられますが、その一つが面接官に伝えたいことがない(少ない)からではないかと、提出書類や面接練習を通して感じます。    面接で聞かれることに「高校3年間で頑張ったことは何ですか。」という質問があります。この質問に「体育祭です。体育祭では…」と答えたとしましょう。このとき、聞き手には“体育祭以外の期間は何をやっているのだろう”という疑問が生まれませんか。もちろん、団長となってリーダーシップを発揮したり、責任感がついたりしたという多くの人が納得することや、仕事に結びつく能力が身についたことをアピールするのであれば大丈夫です。しかし、他には何も伝えることがないから体育祭について話すのであれば、それが面接官に見抜かれているために今の状況があるのではないかと思います。

 遊学館高校での勉強内容は他の学校と比べて難しいものではなく、宿題も多くはありません。だからこそ、勉強をさらに行いクラスで上位になる、部活動でレギュラーになり全国で活躍する、将来を考えて資格をとるなど、自分を向上させるための時間は十分にとることができるはずです。

 目標に向かって頑張っている人はそれが自信となり、表情や姿勢などに表れているように思います。ぜひ、胸を張って頑張ったといえるものができるよう挑戦をしてください。それのがんばったことが核となり、その人の魅力をより高めることになると思います。そんな人が増えたら遊学館はより素晴らしい学校になることができ、多くの企業や学校からぜひ遊学館の生徒が欲しいといわれるようになると思います。部活動はもちろん、それぞれの生徒が輝く遊学館になれるよう、皆でがんばりましょう。