【第174回】建学のこころM. M. (国語)
遊学館の二代目、加藤二郎先生は、私の主人の父・庸男(旧姓、島田)の
四高・東京大を通じての同級生であり、友人でした。
浅野川に架かる梅の橋のすぐそばにあった森井家へも二郎先生は時々お見えになり、まだ子供だった主人は、先生のお名前が「にろう」と読むことを知っていました。
主人の父は、石川師範学校、石川県第一高等女学校の教師をしていましたが、
二郎先生が、金城遊学館の特色を出すために、リードバンド、バザー、愛犬部、自転車隊などを創設して、
全国に有名になったことを高く評価していたそうです。
私は縁があって、この学校の教員をさせて頂いていますが、良妻賢母を育てる精神が、ここに脈々と生きていることを、日々感じています。