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2008年3月12日 (水)

【第30回】襷M. Y. (保健体育)

 昨年4月、私はこの遊学館高校に赴任してきました。
それと同時に男子駅伝競走部が発足し現在、顧問をしています。

私は、以前広島の学校で教員をしていました。それが、縁あってこの遊学館高校に来ることとなり、それと同時に以前勤めていた学校の教え子たちも一緒に金沢へやって来ました。

 金沢に来たばかりの頃は戸惑うことばかりでした。
もちろん、私だけでなく生徒達も同じだったと思います。新しい環境、新しいクラスなど、慣れない環境で体調を崩したり、クラブの練習で怪我をしたり、精神的に落ち込んだりと大変な毎日で1学期のうちは、まともな練習さえできませんでした。

 しかし、遊学館高校のたくさんの先生方、生徒達の励まし、応援のおかげでいろんな苦難を乗り越え頑張ってこれたのだと思います。自分達だけでは走れない。たくさんの人に支えられてもらっているという事を感じた瞬間でした。

 みなさんは、駅伝といえばどういったイメージを持っていますか?
苦しい、きついといったイメージを持っている人がほとんどだと思います。しかし、駅伝は一人だけで走るのではありません。今まで走ってきた走者の思いをこめた襷(たすき)をかけて走ってくるのです。だからこそ、途中で諦めたり、試合を投げ出したりすることができないのです。

生徒にはいつも言っています。苦しくなったら襷を一度にぎりしめろ…と。だからこそ、最後まで諦めずに走りきれるんだと思います。

これからも生徒達とともに都大路出場を目指し頑張っていきたいと思います。

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